ニューヨークタイムス等外国からの報道では、スウェーデン政府は28日、新型コロナウイルス対策として、店舗閉鎖などの強制措置をとる権限を政府に与える法案を提案した。事実上のロックダウン(都市封鎖)措置を進める多くの欧州諸国とは一線を画し、強制的な規制の回避を基本政策としてきたが、最近の感染再拡大を受けて規制の強化を迫られた形だ。
スエーデンは感染拡大でも、抗体を持つ人が増えれば自然に収まるとして、マスクの着用や飲食店の自粛など求めなかった。スキー場もオープンした。しかし、感染者数は396048人、死者数8279人、死者10万人当たり81人とロックダウン等規制した隣国のフォンランドの死者数546人、10万人当たり10人と比較すれば被害は大きく、10万人当たり死者数ではドイツの37人よりはるかに多い。ストックホルムの地域保健局長のビョルン・エリクソンは火曜日の記者会見で「私たちは集中治療室の能力の100%をはるかに超えています。利用可能なスペースの数のほぼ2倍に近づいています」と述べた。
「今年の最初の10か月間に、約3,000人の看護師が辞めました」とスウェーデン保健専門家協会の会長であるSinevaRibeiroは述べ、「残った人々は非常に、非常に一生懸命働いている」と
ステファン・ロベーン首相は、国の専門家が第二波の可能性を過小評価していたと言い、コロナウイルス政策の策定を任務とする専門家グループであるスウェーデン公衆衛生局と責任者アンダース・テグネル博士を初めて批判した。
グスタフ国王もあまりの死者の多さに感染対策は失敗だったと認めた。
壮大なスエーデンの実験は悲惨な結果となった。変異する新型コロナは油断できない。スエーデンの次に規制が緩いとされている日本も早急に特措法の改正が必要だろう。
昭島は25日に17人というこれまでにない2桁の感染者が出て驚いたが、市役所は何のコメントも出さない。本日196人の累計感染者となり、年内には200人になるかも、最近の感染者で自宅療養26人と多いのも気になる。
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