新年の盛りだくさんの予想ニュースの内、興味を引いたのが銀行とテレビが化石になるという話だ。銀行は最も安全な就職先だったが、今や構造不況業種で化石になるかもという。その代表がみずほ銀行、27年3月期末までに1万9000人の人員を削減すると宣言。グループ総従業員数7万9000人(臨時従業員約2万人を含む)の約4分の1に相当する大規模な人件費削減策を打ち出した。25年3月期末までに店舗を現在の500から400に減らす考えだ。他のメガバンクは三菱UFJFGで9500人、三井住友FGで4000人、3社合計で3万2500人もの人員が浮くことになる(週刊ダイヤモンド)。
最近自分自身も銀行の窓口に行くのは希で、現金を引き出す以外はほとんどネットで済ませる。駅前の土地代の高い処にある店舗は不要になったのだ。中国を見ると判るように決済もスマホで済ませることになると、現金が要らない生活になる。将来、フィンテックが発展すれば、銀行を通さない取引が増え、銀行の存在価値が低下し、昔ここに銀行というものがあったということに。もちろん銀行も指をくわえて見てるわけではないので、決済機関、として変身するだろう。
もう一つ化石になるかもしれない候補がテレビ放送、テレビ局自体先日の特番で、オンラインネット配信社との競合を問題視していた。最近の若者はテレビを見ないでスマホに釘付けと云われだし、この傾向は世界的で、世界保健機構も若者のゲーム障害を警告している。テレビを見ないでスマホを見るということは視聴率に経営が左右される民放テレビ各社に取って重大事態だ。しかもネットで映画、ドラマやスポーツ中継を流されたらもうテレビ離れは抑えきれない。
米国ではケーブルテレビ各社が10万種類、延べ4200万枚のDVDを保有し、レンタル向けに1,600万人の顧客を得ているオンラインネットのNetflixに敗色濃厚だ。テレビは中高年だけがお茶の間で見ているという風景になるかも、NHKの大河ドラマ「西郷どん」が始まったが、若者が見てくれるだろうか?NHKも危機感を持って、懸命に1日に何回も「西郷どん」のCMをうってる。
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