行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

テレビが化石になるわけ

2018-01-09 22:37:35 | 散歩

インターネットの普及と通信速度の進歩でオンラインストリームによるコンテンツの配信がどこでもいつでも見られる時代となった。同じテレビ番組でもオンディマンドで見られるが、通勤途中でも旅行中でも機内や車内でPCやiPadで見る自由さはテレビに釘付けから解放される。前回のブログで米国ではNetflixがコンテンツの量ではテレビ放送を凌駕してることを紹介したが、問題はその質にある。当初は、映画やテレビドラマに甘んじていたが、ここへ来て自作のドラマがヒットし、質においてもテレビを凌駕する勢いなのだ。

Netflixやグーグル、Amazonは顧客と絶えず接触し、膨大な顧客情報を持っている。その情報をAIで分析し、顧客の好みを掴み、それに基づいてコンテンツを制作するのでヒットしない作品は先ず無い。テレビ局や映画は有名監督や俳優、プロデューサーの思いで製作するケースが多く、金をかける割りにヒットしないことも多々有る。視聴者の多くは若者だから自分の好みの作品を当然選択する。NHKの「西郷どん」の視聴率が15%でスタートし、NHKはがっかりしているが、(15%でも由とする)そういう時代になったことを理解しなければならない。

米国起きてることは日本でも必ず起こる。日本ではまだ、Amazonの配信など序の口だが、それでも自分が見てる番組から自分の好みを推測し、メールで映画やドラマを薦めてくる。テレビ局にとってそれは不可能だ。最近、Amazonは自作のドラマ「Face」を配信し始めた。話題のサイバーテロもので剛力彩芽、村上弘明などが出演しているが、荒っぽい筋書きで、もう一つだがこれからが楽しみだ。

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