アーダーン首相の6年間は疾風怒涛の期間で、このブログでもふれたがそのリーダーシップは世界から称賛された。
2018年6月22日のブログでは「若きニュージーランド首相(37歳)が子供を産み、6週間の産休をとるというグッドニュース」と書いた。その後同氏は国連総会に子連れで出席した。因みにニュージーランドの合計特殊出生率は2をこえている。
2020年8月14日のブログでは果敢なコロナ対策について「厳格な封鎖措置の後、6月にコロナウイルスからの解放を宣言したニュージーランド、102日目、11日に国内感染者が発生、オークランドの港湾保管倉庫で働いていた男性で、海外渡航歴がない」「アンダーン首相は木曜日にオークランドをロックダウン、オークランドの住民に、必須の個人的な運動以外は家にとどまることを要求し、人々が他地域へ出ることを防ぐために主要な高速道路にチェックポイントを設置した」
同氏の称賛された対応は2019年クライストチャーチの2つのモスクで銃乱射で51人が虐殺された事件だ。反イスラム教徒、反移民への憎悪を支持する白人至上主義銃撃犯によるもので、「この国は多様性、優しさ、思いやりという価値観を共有する人々のための家です。またそれを必要とする人々のための避難所です」と言明し、1 週間以内に銃の購入を一時的に制限、その数週間後にほとんどの半自動小銃を禁止する法律を可決した。
2019年にはホワイト島の火山噴火で数十人の死者を出し、その対応にも追われた。
2022年にオミクロン対応ワクチン接種について、厳格な予防接種義務と仕事、外食、散髪などの活動を禁じた。ところが反ワクチン接種運動がカナダや米国の影響を受け、アーダーン氏は、ワクチンの義務化を個人の権利の侵害と見なす人々の、国内外の標的となった。しかし国内での支持率は依然として高い。
いずれにせよ大変な6年間で、ガソリンが切れたというより、国家のリーダーは「タンクが満タンで、予想外の挑戦に備えて多少の予備がない限り、それを行うことはできませんし、すべきではありません」と述べ、予備がない状態なので退職する決断をしたと記者会見で述べた。
同記者会見ではパートナーとの伸ばしている結婚式や、子供との時間確保といった家庭生活にもふれた。
パートナーであるテレビ司会者のクラーク・ゲイフォード氏と、5歳になる娘のネーブちゃんに向けて発言した。「彼らは私たち家族の中で最も犠牲を払った」と彼女は言い、「ネーヴへ: お母さんは、あなたが今年学校に通い始めるのを楽しみにしています」そして「クラークに:ついに結婚しよう」
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