琵琶湖でのOB会の帰路、京都も奈良も凄い観光客で込み合い、コロナのこともあり、静かで田の中に彼岸花咲く明日香を訪れた。ここへ来るとはるか昔、古代日本にどっぷりと浸れる。
明日香は歴代天皇(大君と呼ばれた)の宮があったところで、藤原京ができるまで天皇毎に宮があった。中国の例を習い、碁盤の目のような広大な条里宮は藤原京からだ。
ここへ来ると、推古天皇の摂政としての聖徳太子がやはり主人公で、まず生まれた厩のそばにある橘寺をお参りした。
聖徳太子の愛馬像
推古天皇が建立した日本最古の大仏がある飛鳥寺にある16歳の太子像
明日香にはいくつ古墳があるかわからないが、発見されたとき日本中が大騒ぎした高松塚古墳と最近ではキトラ古墳の周囲に描かれた図絵が注目されている。キトラ古墳はさすがに現代技術を駆使した映像展示で図絵の解説がなされている。双方で共通しているのは中国の東西南北を守る四神(青龍、朱雀、白虎、玄武)が同じ作者が書いたごとく似ている。翌日訪れた薬師寺の薬師如来坐像の台座にもこの四神が彫られていた。
高松塚古墳、キトラ古墳も小さめだが、同じ形をしている。
蘇我馬子の墓とされている石舞台は誰でも入れるので人気スポット、右の下が入り口
今回初めて知ったことだが、天武天皇と皇后でのちの持統天皇夫婦が一緒に入っている小山のような天武・持統天皇陵、天武天皇は石棺に葬られ、持統天皇は初めて火葬され、石棺はない。
古代日本は興味が尽きない。
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