2010年12月6日、このブログで「シルビアの肺がんは受動喫煙?」を書いたが、未だに閲覧週間ベスト10に入るページで、肺がんについての関心の高さが判る。私としては多くの友を肺がんで亡くしたこともあって喫煙者を見ると思い出す。この10年、日本でも公共の場での禁煙が徹底しだしたが、ニュージーランドでは厳しい禁煙法が成立した。
その新しい法律は、2009年1月1日以降に生まれた人へのタバコの販売の禁止が含まれており、最高NZ $ 150,000(約1275万円)の罰金が科せられる。
この法律はまた、喫煙たばこ製品に許可されるニコチンの量を減らし、たばこを販売できる小売業者の数を90%削減し、小売業者の数は2023年末までに6,000から600に削減される。
保健副大臣のアイシャ・ヴェラル博士は「この法律は、煙のない未来に向けた進歩を加速し、何千人もの人々がより長く、より健康的な生活を送ることができ、医療制度は、さまざまな種類の癌、心臓発作、脳卒中、など、喫煙によって引き起こされる病気を治療する必要がないことから50億ドル改善される」と述べている。
ニュージーランドは、経済協力開発機構(OECD)加盟38カ国の中で最も低い成人の喫煙率をすでに誇っており、その一環として禁煙法をさらに強化して、2025年までに国を「禁煙」にするための政策の一環だ。
2010年にたばこの販売を禁止したブータンだけが、より厳しい禁煙法を持つことになる。
世界保健機構のデータ
WHOが発表した2022年版の世界保健統計(World Health Statistics)によると、ニュージーランドの喫煙率は13.7%、日本は20.1%、世界全体の平均値は22.3%、アメリカが23.0%、韓国が20.8%、中国が25.6%など
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