行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

公共冷蔵庫というアイデア

2025-01-14 17:04:47 | 生活

21世紀の日本で子供が飢えるなど想定外のことが起きている。子供食堂という対策は日本中で広がりを見せているが、最近は公共冷蔵庫という見慣れない言葉が報道されている。NPO法人や商工会議所などが大きな冷蔵庫を設置し、貧困で満足に子供に食べさせられない家庭に対し、スマホの鍵でいつでも冷蔵庫の食品を利用できる仕組みだ。地域の食品スーパーが賞味期限の迫っている食品を供給したり、農家からの野菜の寄付などで冷蔵庫は満たされている。

EU等が発祥の公共冷蔵庫、聞いたとき私はラオスの古都ルアンパバーンでの托鉢体験を思い出した。ラオスでは助け合い精神が旺盛で、托鉢は食事を僧侶にシェアすることだが、僧侶も自分達の分以上のものは托鉢時、街頭に残し、それを貧しい人が戴くという仕組みで、托鉢に喜捨することはそれによって功徳を積むという仏教の精神だ。公共冷蔵庫のアイデアは仏教徒にはふさわしい。日本で大いに普及させたいが、一般の家庭も公共冷蔵庫に食料品を寄贈できる仕組みが必要だ。。


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