日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯最終日、首位と1打差の2位から出た五輪銀メダリストの稲見萌寧が8バーディー、ボギーなしの64で回り、2位に4打差を付け19アンダーで完勝した。最終組は首位から出た19歳の西郷真央、22歳の稲見萌寧、44歳の大山志保と新鋭、ベテランがバーディ合戦で凄い闘いになったが、後半に入ると稲見は9番から11番で3連続バーディーを奪い、後続を突き放した。通算19アンダーで今季8勝目を挙げた。大学後輩の西郷も15アンダーは立派な成績で、通常なら優勝スコアだ。先輩稲見に負けないショット力を見せたが、後半ラフに掴まり安定度で後塵を拝した。
稲見は3R,4Rで銀メダリストの実力を見せつけた。シーズン8勝は2003年に不動裕理が記録した10勝に次ぐ歴代2位だが、これを抜くことになるだろう。阻むとすれば、全英オープン参加海外組が1か月のブランクがあって渋野も古江も今大会は実力が発揮できなかったが、この二人に今回賞金争いで抜かれた小祝となるだろう。世界トップレベルに躍り出た日本女子ゴルフは益々面白くなってきた。
尚、ベテラン大山志保がピンに絡むショットと強気のパットで14アンダー3位と新鋭を脅かした。しかもドライバーの飛距離も稲見に負けじと飛ばし、年寄りを喜ばせた。注目選手は13アンダーで4位に入った植竹希望だ。記録を見ると稲見、高橋についでパーオン率では3位と安定しているので、今回のようにパットが好調だと名前の通り初優勝へ希望がある。
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