昨年の夏、コロナ暴落を超えた投信として「企業価値成長小型株ファンド」を紹介した。確かにこの1年で騰落率37.8%と運用成績はすばらしいが、運用会社から次の通達があり、追加購入できなくなった。
「企業価値成長小型株ファンド(愛称:眼力)」は、皆さまからご愛顧賜り、2021 年 8 月 31 日現在の純資産残高が 500 億円を超える規模となりました。当ファンドについては、2021 年 3 月 31 日に弊社ホームページにてお知らせいたしております通り、純資産残高が運用上限の 500 億円に達しましたので、2021 年 9 月 1 日をお買付け申込受付の最終日 とし、以降のお買付け申込受付を一時停止します。
たった500億で運用が難しくなったということだが、日本株式市場の小ささを再認識した次第だ。
当時同じく紹介した「東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン」はこの1年16.38%の成績で、727億の運用資産残だが、こちらは買える。
今回は日米に偏りがちのポートフォリオを是正するスイス株投信「スイスグローバルリーダーファンド」を紹介する。スイス企業といえばネッスルやロッシュに代表されるが、スイスは金融業と精密機械工業が世界トップレベルだ。かつてVTRを製作するのに必要な精密工作機械が日本では出来ないので各家電メーカーが機械を買うためにスイス詣でをしたくらいだ。
そうした世界トップレベルのスイス企業を組み入れた投信で、年4回の配当、1年間の騰落率は27%、トータルリターンは30%と年金生活者には有り難いお宝投信だ。信託報酬が1.848%とやや高めだがトータルリターンの高さから許容範囲だ。
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