行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

奇跡のJAL516便、悲劇の海上保安機

2024-01-03 14:43:50 | 災害
今年の正月は大震災に続きテレビでは2日、悲惨な羽田空港の航空機事故を中継し、連日のショックだ。
日本航空(JAL)516便と海上保安庁の航空機が衝突した事故、着陸と同時に火の玉が上がり、煙を噴きながら着陸するJAL機、しかし奇跡が起きた。あの火だるまの状態から乗客367人と乗員12人が全員脱出できたのだ。
英メディアは「奇跡」「信じられない」などと相次いで伝え、英スカイニューズ・テレビは2日、「数百人が奇跡の脱出」と速報。複数の元パイロットの談話として、「私たちは奇跡を目撃した。乗員が乗客全員を脱出させたのは、奇跡としか言いようがない」「もっとひどい状況もあり得た」などと報じた。英BBC放送は「乗員がどれだけ避難訓練に時間を割いてきたかを思い知らされた。信じられないほどの仕事をした」と解説する航空専門家の談話を紹介。冷静に避難を終えた乗員・乗客の行動を称賛した。

事故を伝える日本のメディアは乗客が撮影した機内の様子を伝えた。乗員が必死に指示し、乗客は頭を低くし伏せてるが、白い煙が充満し出している。死ぬかと思ったという乗客の談話、パニック状態の中良く脱出できたとおもう。手荷物を持たないでという乗員の指示が守られ、迅速に行動できたのだろう。

しかし、海上保安庁の航空機、固定翼機MA722型機は1日の震災地石川県に救助物資を運ぶ救援機で、一瞬の火の玉で5人の働き盛りの乗員が犠牲となった。なんとも残念な悲劇だ。残された家族は震災地へ正月出勤の夫や父の無事を祈っていただろうに後悔しきれないだろう。


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