渋野や河本、笹生といった主力選手が米国メジャーで闘っているので、日本のトーナメントはどうなるのかと思ったが、難コースで若手選手がすごい活躍を見せ、今年最高のゲームとなった。主催者ヤマハ社長の挨拶で、イーブンパーで予選を通過した稲美が最後まで諦めず12アンダー新記録で優勝と感激してた。歴代の優勝スコアの最高が11アンダーだから、更に感激しなければならないのは2位19歳の山下美夢有の活躍だろう。9打差を逆転されたとは言え、最終ラウンド16番までは12アンダーで首位を走っていた。17番でのボギーで追いつかれ、18番での同じような下りのパットを稲美は入れ、山下は外し、ほんの一瞬で敗れた。
稲美萌寧は21歳、黄金世代とプラチナ世代に挟まれたはざま世代?まだルーキーなので、ルーキー賞も獲得した。今年5試合で2勝と小祝さくらを賞金レースで追い上げる。19歳の山下、笹生、西郷など若手が伸してきた背景は良き指導者(コーチ)に恵まれ、コロナ下での体力作りが寄与している。
米国オーガスタ・ナショナルでの女子アマチュア選手権ではさらに3学年下の梶谷翼(17)が日本人初優勝を遂げたというニュースも入ってきた。かつて、日本ではダントツのジャンボ尾崎も米国では言語の壁と食事が合わず苦戦を強いられたというが、今の日本の高校生は違う。頼もしいかぎりだ。
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