スノーボードなるもの私がスキーに夢中になっていた頃はなかった。それが今や冬のオリンピックの華になりつつある。特にハーフパイプは高く飛びくるくる回る。スローモーションで再生しないと判らない、人間業とは思えないダイナミズムは、宇宙飛行士を地上で見ているようだ。
今回の平野歩夢のショウは日本国中をにぎわせ、コロナでの鬱憤を晴らすかのようだ。このスノボーをここまで発展させたのがショーン・ホワイトだ。これまで3回のオリンピックで金メダルを取り続け、長い間若い選手の厚い壁となり、米国の期待を一身に受け、今回最後の闘いと望んだ。ハーフパイプのレジェンドはついに4位に終わったが、全ての選手、観客から大きな拍手が起きた。
3回のオリンピックでともに競い、2018年平昌五輪では最後のランで逆転した強きレジェンドを見てきた平野歩夢がついに超えた。ホワイトは平野をハグして祝福し、“It’s your turn,”これからは君の番だとこれからのハーフパイプ競技を託した。
これまで、冬のオリンピックの華だったフィギュアスケートでは日本のレジェンド羽生結弦が4回転半ジャンプ(=クワッドアクセル)に挑戦したがならず4位になり、米国のネイサン・チェン選手が金メダルを獲得した。奇しくもこの順位がハーフパイプ競技では入れ替わった。
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