前回のブログでルーキー岩井千怜の国内初優勝で若手の躍進を書いた。本日は全米女子アマチュアで高校生の馬場咲希が優勝したというニュースが飛び込んできた。YouTubeで決勝のダイジェストを見たが、270ヤードの飛距離とショットメーカーを備えた凄い高校生が現れた。現地の解説では、日本の女子ゴルフの質の高さを報じていた。
決勝はマッチプレー36ホールの長い戦いとなり、相手のモネ・チャン(カナダ)を終始リードした。前半18ホール終了時点で2時間の休憩が入った。ショットもパットも冴え休憩後も好調を維持し、11&9の圧勝、27ホール目で決着がついた。10アップで迎えた後半戦の9番パー3はドーミーホール、チャンが5メートルのバーディパットを外したあと、馬場は上からの4メートルをきっちりとカップに沈めて決めた。5番でのチップインもあり、パットは3~5mが確実に入るという隙の無いゴルフだった。
チェンバースベイゴルフコース(米ワシントン州)は先の全英女子オープンのリンクスと同様、起伏が富んでいて、グリーンもうねってるので落としどころが難しいが馬場はキャディの指示通りのポイントに高い球で落とし、バーディ量産に繋がった。雇ったゴルフ場のキャディが優秀で、グリーンを熟知していたことも原動力と馬場は語っている。
11&9は長い歴史の中で、1946年以来となる歴代3位の圧勝だという。この勝利で来年ペブルビーチで開催される「全米女子オープン」や、「全英女子オープン」、「エビアン選手権」、「オーガスタ・ナショナル女子アマ」の出場権も得たので、今後の活躍が楽しみだ。
全米女子アマチュアの歴史をたどると日本勢では、1985年の服部道子以来の制覇となる。
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