この大会は軽井沢72の中で距離も長く、人気のある北コースで毎年開催される。私も何回かプレーしたが池が結構アクセントとなっている。手前に池のある18番最終ホール、最終組が2打差でのぞみ、各第1打をフェアウェイキープ、第2打で吉本、堀がバーディ、岩井がボギーだとプレーオフになる。飛距離の短い吉本、堀の順に打ったが、手前の池が効いているのか、二人ともピン手前に乗せられずバーディはかなり難しくなった。飛距離の勝る岩井は二人のショットを見てから打てる。最も緊張する最後のショットだが、岩井は安心してグリーンにのせ、3パットでも優勝となった。
振り返ると、首位スタート時、岩井千怜(20)と吉本ひかる(23)が10アンダーで、ルーキーと黄金世代の初優勝をかけた闘いとなったが、そこへ全英オープン帰りの堀琴音、勝みなみなどが追撃し、前半は熾烈な激戦となった。
後半に入り、初優勝をともに意識しながら緊張感が漂った。その中で岩井は後半3バーディをとり、通算13アンダー、吉本は後半バーディがとれず、初優勝をルーキーに先行された。
岩井の飛距離は250と吉本の230を終始上回り、かつパット数も27.67で吉本の28.33より少なく、3~4mのバーディパットが入り、数値の上でも優勝が肯ける。
2打差の2位には勝みなみ、植竹希望、吉田優利、岡山絵里、堀琴音、吉本ひかるの6人が通算12アンダーで並ぶという激戦だった。
岩井千怜というルーキーがまたしても飛び出してきて、女子プロゴルフは後半戦ますます面白くなってきた。
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