行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

小沢一郎幹事長のテレビ特番を見て

2010-01-04 23:52:25 | Weblog
本日の東京テレビで民主党小沢幹事長が出演して村上龍の司会のもと陳情や国会の脱官僚支配まで注目された課題の改革について答えた。

「小沢支配」については民主党の議員からマスコミが作り上げたと聞いていたが、この番組で見た小沢はリーダーシップのある実力政治家で政権党の幹事長だと感じ、それ以上のものではなかった。

例えば、陳情をまとめて民主党の要望として内閣に出したとき、マスコミは小沢が独断でまとめたようなことを報道したが、これまでの自民党時代は族議員が窓口で官僚に陳情したりしていた制度を今度の改革では窓口を民主党の地方組織にして、官僚への陳情を禁止した。民主党の幹事長としてそのだされ陳情をまとめたのだから当然の仕事をしたわけだ。

その過程でかなり強力なリーダーシップを発揮したが故にこれまでの小沢像と重なり、野党にとっては格好の褒め殺し的評価の対象になり、さらにそれらを踏まえマスコミがおもしろおかしく書いたことが雪だるま式におおきくなり、だんだんモンスターになったのが実態なのだろう。

自民党時代でも、野坂さんとか後藤田さんといった幹事長や官房長官という女房役でありながら時の総理に匹敵する実力者がいた。鳩山さんが指導力不足と言われる総理だけに小沢幹事長のパワーが目立つことになっていると思う。

政党や労働組合の組織で幹事長(書記長、事務局長)という職務は権力を一手に把握するが故に頭の委員長や代表との力関係はなった人の力関係に依存することが多い。国によってはトップがはっきりと幹事長(書記長、事務局長)のケースがあるので私は事前に調べてからアポを取った。
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