行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

現代の足長おじさん 伊達直人

2011-01-12 22:50:29 | Weblog

タイガーマスク伊達直人が増え続け、中には伊達政宗といったネーミングも登場し、ランドセル寄付運動は全国に広がりを見せている。日本ではこうした慈善運動は赤い羽根が全国規模で行われている以外は欧米に比べると規模は小さい。ある調査では米国では19兆円にも達すると云われている。これを機会に日本でもこうした慈善活動を根付かせたいものだ。

組合運動の私の経験では政治カンパは難しいが災害に対するカンパは喜んで協力してくれた。また慈善寄付の付いた商品をさばくのに苦労はしなかった。こうした少額の寄付行為は誰でも経験していることだが、まとまった金額を寄付するとなる日本人特有の奥ゆかしさなのか売名行為と取られるのがいやなのか今回のタイガーマスクのように匿名寄付が多い。

欧米と違い、慈善寄付の税制面での扱いが冷たいことも気軽に寄付をする障害になっていることも事実だ。これは政府の方でも改善をするといっているので今回の大きなうねりの中で、阪神淡路大震災でヴォランティア運動が定着したように、慈善寄付運動元年としたいものだ。

そして、是非海外にも目を向けてほしい。かつてODA世界一だった日本も毎年の減額で今や5位になっているが、NGOなど民間団体が途上国支援などの活動が活発になって日本の名誉とステイタスを守っている。私も国際労働財団在職中はネパールにおける児童労働対策で非正規学校の運営をした経験をし、寄付を募りに労働組合にお願いに行ったが、個人寄付までは募らなかった。今日もある会議でバングラディシュが話題になり、工場で働く子供がいると聞いた。要は行く学校がないのが大きな問題だ。

今、日本のNGOは広く寄付を募っているがなかなか思ったように集まらない。伊達直人さんどうか途上国の子供にも目を向けて下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

懲りない米国の銃社会

2011-01-10 18:48:23 | Weblog

またもや銃撃による悲劇が米国アリゾナ州ツーソンのスーパーマーケットで起きた。民主党下院議員ギフォーズ氏の対話集会で共和党支持者の男が銃を乱射下との報道だ。この地域は共和党の強い地域できわどい選挙戦が有ったとのことだ。子供を含む6人が死亡、12人が負傷したもようだ。

遠くはケネディ大統領の暗殺から各地の大学や高校での銃乱射事件が起きてきた米国だが銃規制ができないところに悲劇が繰り返される。銃のメーカーが世論を巧みに操っていることは事実だが、その背景には西部劇で見られる自分自身は自分で守るという時代錯誤の精神が存在している。留守番をしていた年寄りがそっと入ってきた孫を泥棒と間違えて撃ったという事件もあった。

ハワイのアラモアナショッピングセンターなどへ行くと、ゴルフのクラブ売り場のようにたくさんのライフル銃が並べられているのを見て、驚いたことがある。簡単なチェックで誰でも銃は簡単に手に入る。自由な社会の暗部を見た感じだった。

こうした事情があるのでなるべく仕事以外では米国に行かないことにしている。米国に行くときは防弾チョッキ用の布で作ったバックを持参するとか、空港など乱射が起きたらすぐ伏せるとか用心!用心!

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中高年用タブレット端末の条件

2011-01-08 22:42:43 | Weblog

今年のラスベガスのCES(コンシュマーエレクトロニクスショー)のめだまはタブレット端末との報道で、旋風だとか普及元年といったセンセーションぶりだ。PCに抵抗を感じる中高年にとって使いやすいタブが出て来ることは大歓迎だ。昨年はスマホと言われるスマートフォンが携帯の主役に躍り出たが、早くもタブが競合しようとしている。

私は携帯とipod touchを併用しているのでタブが使いよければこれ一つにまとめようと考えている。現在手にとってみられるのはipadとギャラクシータブぐらいなのでタブとは何かが完全につかめないが、今回のCESの報道で各メーカーの狙いがだんだんと明確になってきた。しかもパナソニック、モトローラ、ASUS、シャープも新製品を投入するととのことで楽しみである。

問題の使いやすさであるが、具体的な中身はスマホやipod touchと大きな違いはないと思うが、webがPCなみに見られること、電話が携帯並みに使えることが必要で、この点ipadは今年の新製品から改良することになろう。ハード自体の条件が中高年にとって重要で、片手で持って使うのであるから、重さは400g未満という軽さが絶対条件となる。そうなると液晶画面の大きさは7インチぐらいとなる。ちょっと重い新書ぐらいの感じだ。

現在出ている製品ではギャラクシータブが画面サイズ7インチ、382gでハード的にはこのあたりが良いのでこれを見本に中高年用タブを勝手に考えてみたい。先ず大きさが19cm×12cmだがもう一回り小さくして18cm×11cmにすれば、軽くなるし、使い勝手もかなり違う。ギャラクシータブはマイク付きイヤフォンで通話ができ、画像やビデオ機能も充分で旅行の思い出や孫の写真などが取り込める。フラッシュやYoutubeにも対応し、無線ラン対応、GPS機能等必須の機能があり、ここは合格だ。

カメラの機能だが、ギャラクシータブは320万画素とやや貧弱、500万画素はほしい。またメモリーが16GBと小さいが外部メモリーが利用できるようになっているので補える。贅沢言えばきりがないが中高年用タブを考えると以上のようになる。問題の価格は3万円以下、月額通信料はシルバー割引で3000円以下、それでも米国より高いのではないだろうか、関係者の奮起を願う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

連合新年交歓会

2011-01-06 12:26:01 | Weblog

例年のごとく連合の新年交歓会が開催された。私は連合の関連財団の相談役ということで毎年出ているが、今年は昨年のような政権交代の高揚感は全くなく、会う人皆民主党への嘆き節だった。私を含めて永年労働運動をやり、労働者のための政権誕生に携わって来たOBにとって与党となった民主党の迷走ぶりに落胆をしている。

菅総理が来賓トップで挨拶をしたが、今年の年末には何とか評価して貰えるようにしたいと語っていたが、皆年末まで持つのかね~と言った反応だ。民主党からはたくさんの幹部や大臣が来ていたので一言言ってやろうと思っていたら、そそくさと帰ってしまい会話もできなかった。これでは交歓会にはならない。よほど居心地が悪かったのだろう。

仙石官房長官の辞任が今後の焦点だが、後の官房長官を誰にするのかが菅政権の命運を担う。古賀連合会長は冒頭の挨拶の中で、誰のための政治か、何のための政治か与野党とも考えてくれと言っていた。会場には公明党の山口代表や自民党の大島国対委員長、森英介元法相も来て聞いていたので、古賀連合会長の言を良くかみしめてほしい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

珍妙な経営者の推奨銘柄

2011-01-04 16:15:53 | Weblog

毎年恒例の景気予測と推奨銘柄が日経に掲載された。来年11年度の成長率は1.3%と予測しているから10年度予想3.1%に比べると景気が良くなることはないようだ。簡単に言えば10年度のエコポイントによるてこ入れがなくなりその分落ち込むことになる。問題のデフレ脱却はまだのようだ。

経営者がそうした情勢を踏まえて、推奨銘柄の美人コンテストを毎年やっているがランキングを見て疑問に思うことが多い。こんな記事を見て株を買うことは止めた方が良い。
今回のランキング10位銘柄は以下の通りだが10年の年初と年末の株価をそれぞれ見ると驚いたことに1年間で下がっている銘柄が半分もある。11年の環境は10年の環境より悪いのだから10年で株価が下がっている銘柄が良くなる根拠は何なんだろう。

昨年のランクでトップの信越化学、同じく3位の三菱商事と8位の東芝は株価が下がり見事に期待はずれ、それでも懲りずに推奨銘柄に上げられている。今年は常連のトヨタやソニー、キャノンが10位以内から外れている。
マスメディアの報道に結構経営者は幻惑されているとしか思えない。

ランク   10年年初株価 年末株価 昨年のランク
1コマツ     1942   2457     2
2三菱商事   2325   2198     3
3信越化学   5300   4400     1
4住友商事     959   1149     -
5東芝        512     442     8
6三菱UFJ     458     439     -
7ファナック   8690   12470     -
8日産       813     773      -
9ホンダ     3140   3215      5
9伊藤忠      691      822     10

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昭島の正月の変遷

2011-01-03 11:51:10 | Weblog
お参りより買い物、食事会へというのが流れなのだろうか。1日慣例の初詣に氏神様の諏訪神社に先ずお参り、宮沢の地名のごとくこんこんと湧く泉で先ずお清め、わき水の暖かさにほっと一息し、お参り、この近所にわさび田があるというのも納得できる清らかさだ。午前0時の初詣には振る舞い酒が饗され、賑やかだったと聞いたが朝の参拝客はまばらだった。

30分ほど旧街道を歩いて、拝島大師へ、2日のだるま市が有名なので元日は空いている方なのだがそれにしても今年は人出が少ない。並ばずに参拝ができ、破魔矢を買い、屋台村はお昼時だけに賑わっていたが土産の大判焼きを買うまで30分もかからず退散。年々参拝客が少なくなっている感じだ。

2日は我が一族の新年会を昭島駅前のレストランでやったが、こちらのショッピング街モリタウンはすごい人出、駐車場も朝から満杯状態、どうも参拝よりも買い物?食事に出て来るようだ。我が新年会も以前は終わったら大師詣でだったがその習慣はいつの間にかなくなった。95歳の母を筆頭に5ヶ月のひ孫まで集まったが、働き盛りの30代の若者3人が正月出勤のため欠席、商売柄とは言えこんなこと昔はなかった。

私が初めて昭島に来て通った小学校の分校跡にスーパー銭湯ができ、ここも正月は大盛況だ。近々温泉になるというのでここで手軽に湯治正月も来年は可能になり、正月の過ごし方がまた変わるのかもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする