行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

コロナ感染者最悪3000人に迫る。政府は無策、ついに自衛隊出動

2020-12-11 17:15:39 | 災害

パンデミックのブレイクアウトは現在最悪となった。北海道や大阪は医療危機に陥り、ついに自衛隊看護士まで出動の事態、政府は無策どころかいまだGO TOキャンペーンを続けている。このキャンペーン1ヶ月前にでもストップしていたらこの事態にはならなかっただろう。京都など行楽地は観光客であふれる1ヶ月であった。我慢していた国民も税金で大割引になるのであれば利用しないと損とばかりにキャンペーンに乗った。

内閣府が8日発表した11月の景気ウオッチャー調査によると、街角景気の現状判断指数(DI、季節調整済み)は45.6と前月から8.9ポイント低下した。低下は4月以来7カ月ぶり。感染の再拡大で10~12月期の実質国内総生産(GDP)成長率は大幅な減速が避けられない見通しだ。即ち景気対策で打ち出したGO TOキャンペーンが裏目に出たのだ。

先決はコロナの押さえ込みだ。専門家のGO TOキャンペーンに対する懸念が的中している。欧州の例でも人との交流をなるべく抑え込むことが必要だ。今のままでは初詣は自粛せざるを得ない。ドイツのメルケル首相の悲壮感あふれる国民へのロックダウン訴えは政治家として責任ある行動だ。

東京の昨日の感染者も602人とついに600人をこえ累計感染者は45,529人、昭島も増え続け累計感染者は120人をこえた。市内の工事業経営者からは「職人に都内の現場に入ってと頼むときは戦場に送り込む心境」と語っていた。

 政府は本日、新型コロナウイルス感染症対策分科会を開き、感染が急増するステージ3相当の地域を感染者数の推移に応じて「拡大継続」「高止まり」「減少」に分け、拡大継続や高止まりの地域では政府の需要喚起策「Go To トラベル」「Go To イート」事業を一時停止するよう求める提言を了承した。との踏ん切りが付かないような報道だ。医師会の会長はGO TOキャンペーンを止めるように言っているが、菅首相はまだ考えてないと言ってる。早く決断をしなければ年始年末はさらに感染が拡大する。

 

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1年で大きな変化、日本の環境政策

2020-12-09 21:16:41 | 環境
 
日本の環境政策、ガラパゴス化しているのでは

ニューヨークの国連での気候変動会議では近所に居ながら安倍首相は出席せず、小泉大臣は英語の言葉遊びで注目を集めたが肝心の温暖化対策では鳴かず飛ばず、環境問題後進国に日本は分類されるど......
 

菅首相は11月22日開催された20カ国・地域(G20)オンライン首脳会議の2日目の討議に出席し、「成長戦略の柱に『経済と環境の好循環』を掲げ、グリーン社会の実現に最大限注力する」と強調。2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする政府目標の実現に向けた決意を表明した。1年経つとかくも変わるものか、心なしか小泉環境相も元気で張り切っている。欧州を初め諸外国も驚きながら歓迎をしている。EV車の導入も1930年代半ばと具体的なプロセスに入り調整している。

新しいものにはすぐ飛び付く小池都知事は8日、都内で新車販売される乗用車について、2030年までにガソリンエンジンだけの車をなくし、すべて電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)などの「非ガソリン車」(電動車)にする新たな目標を明らかにした。さらに「100%非ガソリン化することを目指して、世界の潮流を牽引していく」と述べ、政府を引っ張ってゆく姿勢だ。

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18番が全てだったゴルフ日本シリーズ

2020-12-07 22:22:27 | スポーツ

東京読売カントリークラブの最終ホールはこれまで数々のドラマを産んできたが今年もゴルフの難しさを教えてくれる静寂なドラマが待っていた。私も現役の頃、会社が法人会員だったので何回かプレーした。パー3、18番ホールの距離はプロは227ヤード、私達は160ヤードぐらいの距離だったと記憶している。とにかく凄い傾斜で絶対手前につけないとオオタタキ、これはプロもアマも同じだ。

昨日の日本シリーズ、最終組を回った岩田寛と谷原秀人は最終18番でボギーをたたき、前の組でグリーンエッジながら手前に付けパーで上がったチャン・キムに1打及ばずプレーオフ進出を逃した。二人とも最後のパットは距離が短かかったが手前でなく横からのパット、優勝がかかると名手でもしくじる。

17番(パー5)は下りの535ヤード、プロならここでは当然バーディを計算に入れている。ところが17番グリーンにのせても18番の高速傾斜グリーンが頭によぎり、ミスするプロが多い。単独首位から出た岩田は2オンに成功したが1mほどのバーディパットが外れ、抜け出す絶好機を逃した。谷原も獲りたかった17番でパーにとどまり、18番はティショットでグリーンを捉えたが、3パットで万事休す。
 
 この2人以上に悔やまれるのが大槻智春だろう。16番終了時点では大槻、谷原、岩田は-8,キムは-7、当然大槻は17番でバーディをとるべく2オン、ここで-9になれば18番でボギーでも可だからだ。ところがここで3パット、キムはバーディをとり、4人が-8で18番をむかえることになった。そしてドラマが演じられた。大槻はメジャータイトルを取ってなく、どうしても今回はというプレッシャーがあったのだろう。

黄金世代ルーキーの金谷拓実は子供の頃から18番ホールの模型を創ったほど入れ込んだ東京読売だが通算5アンダー5位に終わった。

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コロナ危機でもびくともしない京都の老舗 ニューヨークタイムスより

2020-12-05 17:43:25 | 企業

多くの飲食店がコロナウィルスアウトブレイクで倒産に追い込まれたり、チェーン店を縮小している中、日本のメディアでは報道されてないが、ニューヨークタイムズは京都の老舗焼団子屋を1000年営業し続けていると紹介している。

同紙の記事は概略以下の通り
京都で1020年も営業を続けている一和という神社の門前茶屋がある。長谷川さん家族はパンデミック救済を祈りに来る日本各地から来る人に焼き餅を提供している。長い歴史の中で、一和は利潤と成長でなく伝統と安定をモットーに戦争、疫病、自然災害、皇国の興亡を乗りきってきた。ダイナミックな経営ではないが、その強さはコロナウィルスで何万人もの破産を余儀なくされた米国企業に教訓を提供する。長谷川さんは「1000年間生き残るためには、利益だけを追いかけるわけにはいかない。より高い目的を持つ必要がある。一和の場合は神社の巡礼者に奉仕するという宗教的なもの」と語る。

日本は古い企業の超大国で、100周年記念経営研究所によると、100年以上の歴史を持つ企業は33000社あり、内200年以上が3100社、500年以上が140社、1000年以上が19社ある。彼らの一番のプライオリティーは代々受け継ぎ存続することにある。その殆どは家族経営の小企業だが、131年前トランプを発売した任天堂や1917年から続く「キッコーマン」など歴史ある有名企業もある。

以上、このところGAFAに圧倒されてるが、歴史ある日本企業の打たれ強さが評価され、1000年の重みを再認識した。Lineトラベルで調べてみると、今宮神社門前の一和には京都で起きた応仁の乱の際、庶民にあぶり餅を振る舞い飢餓から救ったという話や千利休があぶり餅を茶菓子として用いたという話など、歴史的な逸話も残されている。

京都の伝統を受け継ぐ企業は、京セラ、オムロン、島津製作所、村田製作所、など今でも輝いている企業が多い。ニューヨークタイムスはこちらは見落としたのかも。

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昭島市の環境破壊、駅前街路樹もバッサリ

2020-12-03 17:05:11 | 昭島

街路樹の伐採が、ついに駅前でも、こんなところに税金投入、悲しくなる。政府はゼロエミッションを唱えているが昭島駅前はエミッションフリーだ。
駅前のけやきは夕方になると、小鳥のねぐらになっていたが、小鳥達はどこへ行ったのだろうか?昭島市税を少しでも環境を大切にしている自治体へ回すべく、ふるさと納税制度を活用することにした。


江戸街道の銀杏並木は「でくの棒化」してるが民間企業モリタウンの銀杏並木は見事、黄金道路へ、ESGを守らないと企業は存続できない時代に入った。

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本日新型コロナ死者、全国で41人と過去最多、それでもGO TOトラベル?

2020-12-01 23:23:59 | 災害

国内の感染者が、空港の検疫などを含め15万1012人、とうとう15万人をこえ、死者は、夕方の時点では33人だったのが21時現在増えて41人になった。各地の医療従事者からは悲鳴に近い医療崩壊への危機が報告されている。

それでも菅義偉首相は本日、小池百合子知事と会談し、「Go To トラベル」について、高齢者や基礎疾患がある人に東京発着分の利用の自粛を促すと合意し、新型コロナウイルスの重症化リスクがある65歳以上や糖尿病などを抱える人が対象になるとの発表。

開いた口が塞がらない。専門家で構成する政府の新型コロナ対策分科会は、感染状況を判断する4段階の指標で2番目に深刻な「ステージ3」に相当する地域を「Go To」の対象から外すよう提言、分科会の尾身茂会長は東京23区をステージ3に相当すると例示したにも拘わらず、GO TOトラベルにストップをかけない。

今の状態で高齢者はGO TOトラベル自粛を促されなくとも旅に行く気にはなれない。仰々しく対策を発表といっても、何にも中身がない。毎日300人以上感染者が出てる東京に観光に来るのをストップさせないと大変な事態になることが判らないのだろうか?首相も知事も新型コロナウィルスの感染力を甘く見ている。大阪では感染療養者が無断で外出しているというニュース、無症状者からの感染が多いため感染経路が判らないのが最近の傾向だ。

昭島はついに感染者が今月100名をこえ、毎日増えている。市からの情報も感染者の数字だけで、いろいろな噂も流れだした。不安を鎮めるには情報公開なのだが、今のままだと不安を抱えながら市民一人一人が努力するしかない。

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