花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

レンコン団子

2007-02-19 | 週末ごはん・お酒
第一回東京マラソンが雨の中スタートを切った頃、同じく冷たい雨の中着物を着て初釜に出かけました。(通常初釜は新年のお茶事なので1月です)

節分もとっくに過ぎた遅い初釜でしたが、ようやく新年のご挨拶もでき、ホッと一息です。 とは言ってもこちらは先生にご挨拶にうかがう身でな~んにもするわけじゃないんですが。

ただ、なぜか着物を着てお茶の行事に出ると手足が筋肉痛になる私です。


帰りにいつもの呉服屋さんに立ち寄ると「川島織物」の方が見えていて、着物や帯の文様の意味や干支のお話など楽しいお話を聞かせていただきました。

たとえば、昨日の着物は母が誂えてくれた付下げだったんですが、地紋について、絞りで描かれた雲の文様、裏鏡に唐草牡丹の刺繍等、意味合いがそれぞれにあることを教えていただき、何気なく着ているものにいろいろな願いや思いが込められているのを知りました。 

絞りの文様は生物に不可欠な水を意味する。
裏鏡は魔よけとして、魔物が近づいてきたときにはこれを返して魔の力を跳ね返す、または醜い魔物が鏡に写った己の醜さにおののいて去っていくとか。 
唐草等蔦性のものはその生命力から長寿・子孫繁栄で牡丹は富貴の象徴の花である等・・ね。

もっとも買ってくれた本人(母)もそんなことは考えもせず、だったのでしょうけど。それでもやはり娘を思う気持ちが入って守られているような気がしてうれしいものです。


さて、明日は健診です。
今更注意事項を見たら3日前から飲酒しないようにと。。。
あれ!昨日お茶事で散々飲んじゃったわ!!
去年までの病院ではそんな注意なかったけど。


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写真はいつもの週末のごはんです。


冷蔵庫に蓮根が残っていたので、冷凍庫にあったこれも残り物の海老と合わせて蓮根団子(蓮根まんじゅう)を作りました。




こういう茶巾状やお団子状の柔らかい蒸しものを作るときに役に立つのが失敗作のぐい飲みたち。 ラップで包んでぐい飲みにポンっと入れて・・・




前回、といってもずぅーっと前に作った時には蓮根のアクが強かったのか紫色っぽく変色してしまいましたが、今回はきれいにできました♪

↓これが前回の失敗作




作り方は水気を適度に(←適度にって言われても困るわよね?)しぼった蓮根すりおろしと、海老は飾りように半身または切れ端を残し、包丁で粘りが出るまでたたいたもの、片栗粉少々、塩少々を加えて混ぜ合わせるだけです。

蒸し器で蒸してあとは薄口醤油、みりん、酒、出汁のあんかけを作ってかけてできあがり。 蓮根をすり下ろすのは面倒だけど、割合簡単でいて手が込んでいるように見えるお得な一品です。