電子負荷による放充電特性の測定については,以前いろいろ作ったことがあります。でも今はあまり取り出してて使ってない。いろいろ セッティングが面倒です。ネットを徘徊していたら,このままでは18650専用ではありますが,1枚のボードで測定できるものが売ってました。いろいろありますがこんなもの。取りあえず電池2本の安い方を注文。
取説は付いてません。基板裏のコードを読み取りアクセスする方式。
これを読み取る
機械翻訳で,
① 動作中のバッテリーコンパートメント (ハードウェア制御は、充電容量の測定なしで最大 0.5A の充電をサポート)
② 1.77インチの表示画面
③ 動作中のバッテリーコンパートメントの充電インジケーターライト (充電中は点灯、完全に充電されると消灯)
④ Type-C 5V 電源インターフェース
⑤ 「ON/OFF/メニュー」ボタン
⑥ 「調整」ボタン
⑦ スタート/ストップボタン
⑧Type-C 外部放電インターフェース
⑨ テスト① 18650 バッテリーコンパートメントの充放電(約 1A までの充放電をソフトウェア制御)
⑩ 10W 8Ω J放電セメント抵抗
注: ⑧と⑨を同時にテストすることはできません
①は充電オンリーで,充電中は赤いLEDが点灯,充電完了ではブルーに変化。
電源は①のバッテリーか④のUSB-C。⑧のUSB-Cは用途がよく分からない。⑨の電池からの出力か?でも出力してない感じ。よく分からない。
⑤がON/OFFと短く押下してメニュー切り替え。MODE/放電停止(STOP)/LOOPの選択。⑥は調整とありますが,MODEでAUTO/CHG(充電)/DSG(放電)の設定。STOPは放電停止電圧設定。LOOPは再充電回数。設定は上方向のみ。最も上にいくと戻る。⑦のStart/Stopは,LCD右上のSTAのところに表示。
一応放電電圧は2.6Vにしてやってみます。左側の電池ソケット①も電源として使えそうですが,充電モードではちょっと不足しそうなので,通常はUSB-Cを電源とすべきでしょうね。①は充電するときのみ使用かな。
放電はセメント抵抗は約80℃とかなり熱くなります。4ソケットでファン付きのモノもあるようですが,どこからか取り外したヒトシンクを乗せときました。これだとじんわりと暖かくなる程度。これで間に合いそうです。↓こんな感じ
で,放電。
放電が終了するとステータス(STA)の表示はENDになり停止。この電池は1492mAhと出ました。まあそんなもんでしょう。2.5V終了にすればもう少し上がるかも・・・内部抵抗が85mΩ,放電時間が3時間ちょっと表示。放電電流は1A。なお,①のソケットは0.5Aとのこと。
①のソケットの充電の様子。
充電完了時。LCDの表示は関係ない。
この基板を使って放電して電池の容量を測って,パルス充電を繰り返すとリチウムイオン電池はどうなるか。
うまく分かれば良いけれど・・・まあ,お遊びのつもりで,,,
余分ことですが,古いニッケル水素電池の充電器に差し込むとエラーが出て充電不能です。
この絵でいうと,右1本が充電に可能。左2本が充電不可能となります。このままではいくら放っておいても,充電は始まりません。だめなやつもあります。
あきらめて捨てても良いのですが,お試しに実験用電源から 10V1A程度で30秒位を数回無理矢理充電してみました。電圧がだんだん下がってきて2.5Vくらいになるかな・・それを改めて充電器に差し込みますと,充電が始まることがあります。寿命の来た電池はこんなふうにやってます。(充電完了の写真はどこかになくして仕舞いました)。理屈は分かりません。オカルトなんですが,陰極にできた抵抗のある膜が少し薄れるのかも?これ4Aとか大電流でやると電池が熱くなってかえって電池を壊します。
成功した画像はそのうち載せます。どうしてなんでしょうね・・・