覚悟の上で購入したものですので,仕方ないと言えば仕方ないのですが・・・。2個で4786円。互換バッテリーの中でも安い方。去年の6月購入。
インパクトレンチにとり付けてタイヤ交換を使用と充電をはじめたところ,20秒くらい充電するとエラーが出るように。
外見はこのようにありきたりのもの。
充電の様子を見るとはじめ30%くらいから始まって45%くらいまで充電するとエラー。それにしては充電時間が短い。一回外して再度充電をはじめると,今度は40%くらいから始まって50%近くまでいってエラー。これを繰り返してだいたい70%の表示されるまで我慢強く繰り返してみた。70%が信用できるわけではありません。
どうも70%までいった画像は撮り忘れたみたい。
まだ一応18V以上の電池残量はあるので,このまま使えなくもない。動かなくなるまで使って廃棄かな・・
と言うことでバラしてみました。
トルクスネジ4カ所を外して・・これがBMSの基板。makita純正などから見ると基板の大きさは半分くらいです。
温度ヒューズと思われるものはここに紙テープで貼付されてる。
電池残量表示は1つも基板にタクトスイッチも付いてる。
電池は18650は2個並列の5セット。3.6V×5で18Vか。
各部の電圧を確認。
ここの場所の2本(か1本)が電圧が低い。この影響でエラーが出てるか?あるいはBMSの故障か?
ところが通常のBMSなら,3.6V/7.2V/10.8V/14.4V/18Vとセンサー用の端子があるはずなのだがどこを探しても,BMSの各段階のセンサー端子が見つからない。
ここがコントロールのICのようだが,ここにつながるような配線は皆無。確認できたのは,GNDと18V出力部のみ。
赤の配線の奥にプラスチックケースとつながっている配線があるが,電池を外してみるとどこにもつながってない。
線を辿ってみると,残量表示基板への配線と温度ヒューズへの配線を除くと残りは1本。これが18V出力の反対側のマイナス極につながってるだけ。
ことによると,最後の2本並列の電池でエラー制御しているようにしか思えない。ちょうど電圧が3.4Vと低かった場所。
中華の安いバッテリーでもBMSは各電圧をちゃんとモニターしているはずなのに,この互換電池はそれすらしていないようです。ちょっと怖いですね・・・・・
買ってはいけない電池の代表みたいなものでした。
さて,10本の電池のうちおそらく8本は正常動作しているようなので,いよいよだったらばバラしてセルを使いましょう。それまでは,電池がなくなるまで(過放電に注意しながら)化かし化かし使ってみたいと思います。その後バラしてセルを活用する。
互換電池もピンからキリまで。これはネットから拾ったWaitleyの互換電池だそうですが,このくらいの基板のものが安心できそうです。ただし,セルの性能は分からない。中身を開けて買うわけにはいきませんが,安いからといって飛びつかない方がよろしいようで・・・(私はお馬鹿さんでした・・orz)
なお,私が買った電池はカタログから落ちていますので,リンクは張りません。
たぶん1年補償とあったと思うので,代替を要求してみますが・・・どうなることやら