先日,マキタの古いスライド丸鋸LS1011を取り出してタイヤストッパーを作ってみてのこの切れ味に気をよくしたのですが,このスライド丸鋸,縦型のクランプが欠品でした。この丸鋸に適当する縦クランプはもうカタログにない。LS1011すらマキタのHPに載ってないのであたりまえ。汎用のクランプを探しても1本で1000円超,送料入れると3000円くらいになってしまうので,自作を考えました。別になくても用は足りるのですが,あれば便利かなと思い・・・
材料
支柱
差し込む縦棒は15mmのようだ。ただM15の全ネジは無し。ネジ無しだと横バーの取り付けに苦労する。カインズで探したが,M14は規格上あるモノの置いてない。M12から飛んでM16となってしまう。あきらめてM12を買ってきた。128円の出費。合わせてM12のナットとワッシャー386円。
横バー
横バーは物置に20年くらい前のスキーキャリアーのバーがあったので,これを切り出す。オデッセイに積んでいたものだなぁ・・・なつかしい。ルーフレール用のものなので,他の車には取り付けられない。
これを130mm程度に切り出す。
内側にもコーティングがしてあった。
剥がれ出してるので,取り除く。
内法は26×16mm
押さえバー
M10の全ネジがまだあるので,130mm程度に切り出す。
ダイアル
端材を利用
経過
まず押さえボルトを横バーに内蔵させるため,適当な合板を切り出す。T=16はないので20mmをサンダーで16mmまで薄くする。
長さは適当 30mmくらい
ぴったりを確認
横バーに12mmと10っmのあなをあける。
このバーの厚みは約3mm。かなり手強い
まずは細いキリで上下の位置を合わせる。3mmのキリを1本駄目にしてしまった。
10mmのこのドリル,まったく切れない。仕方なしにタケノコドリルでなんとか・・・
12mmも同様にタケノコでなんとか・・・本当に鉄工は大変。
次いで,ナット固定用の木材(26×16×30mm)を突っ込み現物合わせで穴を開ける。木工ドリルはスムーズ。
切り出したダイアルやナット押さえ
ナットはエポキシを塗って打ち込む
溶接できれば良いのだが,,,,もちろん道具はない
組み立て
ここまで来ればあとは組み立てるだけ。
押さえ金具は金属カップのようなものがあれば良いが,手持ちはないので,20mmの合板で作る。ゆるめにして押え板が回らないようにする。全ネジに穴を開けて鉄線を突っ込むのでも良いかも
支柱の固定はちょうどM6mmの蝶ねじがあったので,少し短くして取り付ける。
完成と動作確認
15mmの穴に対して12mmだとこんなに間が開くが,強度的には問題ないでしょう。
押さえの調節かハンタン。まず支柱を蝶ねじで上下させ,大まかな位置決め。あとは上のダイアルで締め付ける。調整は支柱の上のネジでも出来る。
しっかり固定できてる。今日は試し切りはしない。盛大に切りくずが出るので・・・
収納。使わないとき,切断側においてもかまわないが,こうする使用しない場合も切れる。ただ角度によってはモータ本体に干渉する。
取り外すとなくし易い。
と,,,ちょこっと工作の割には大がかりな工作でした。
スライド丸鋸どんどん使いましょ。
ドリルの歯も研磨しなくては・・・