古い記事「ペダルを踏んでおけば指を離しても同じ?」にコメントいただいたのですが、
←早めに準備するのも大事だからねぇ
--- らいさんより
こんにちは。
古い記事にすみません。
ペダル踏んだら指は離していいか、検索していたら辿り着きました。色々調べているのですが結局わかりません。
失礼かとは思いましたがコメントさせていただこうかと思いました。
非常に考えてしまってるんですが、先生が踏んでいても鍵盤を押さえていると音色が変わると説明されます。
正直私は違いがわからず、鍵盤を離しても押さえても同じにしか聞こえません。
先生の音色くらいわかるでしょ、という言い方に分かりませんとは言えないのですが、前後の音を抜きにしても鍵盤を離す離さないで音は変わるのでしょうか?そしてその音色の変化はピアノを弾いている人ならばわかるものでしょうか?
正しい音の長さを保持するという意識で打鍵そのものが変わり、音色も変わるという事ならば十分に理解できるのですが。
---------------
さて、私に聞かれてもわかりませんが、以下個人的な意見です。
まず、
(1) 「ペダルを全部踏み込んだ状態で」
(2) 「打鍵にまったく差がなく」
指を押したまま保持しているのと、指を離してしまうのと、物理的に何が違うかといったら違いは「ほぼ」ない…これを聞き分けられる人がいるとは思えません。
「ほぼ」といったのは、指を保持している場合は
・ハンマーがまだ弦のそばにある
・指が鍵盤に触れている
という違いがあるといえばあるからですが、しかしそれは万一違いがあるとしても「響かない側」に傾くならまだしもわかりますが、話の流れでいえば打鍵した音を「まだ伸ばしているよ」ということがしたいわけですから、関係ないといってもよいでしょう。
前提の(1) 「ペダルを全部踏み込んだ状態で」についてですが、
よくいわれるように初心者のペダルはオンオフ(ベタ踏みするか、完全に離すか)になりがちなところ、上級者はぎりぎり効くか効かないかのところでコントロールするわけですよね。仮にスレスレ…たまには少し振動の妨げになる程度までダンパーが接近するような状況なのだとしたら、「指を保持」することによってその音だけ他と違ってハッキリダンパーが弦から離れている状況になるわけですから、違いが生まれても不思議ではありません。

(ペダルがスレスレしか踏んでないなら、指が保持している鍵盤のみダンパーが高く上がっていることになる)
そしてもう一つの前提(2) 「打鍵にまったく差がなく」についてですが、
この音を持続させるという意思をしっかり持って打鍵したときと、
さっさと離脱して別の音に行くぞと思って打鍵したときと、
打鍵がまったくいっしょになるでしょうか? というとまぁキモチ変わってしまっているかもしれないですね。
総合すると、もしも指を離すと違う結果になるということが起こりうるのであれば
(1) 繊細微妙なペダリング使いをしていること
(2) いろいろな打鍵を使い分けていること
が条件として必要な気がします。それってずいぶんな上級者ということになりませんか? この域を目指して練習するというのは良さそうなことで、つまり、ピアノの先生というものは得てして「ペダルを踏んでいるからといって指を離すな」といいがちなのでは?
必ずしも、現在それによって結果が変わるわけではなくとも、ですね。
指を保持するか離すか、いずれの場合にしても、その音が意識の上できちんと長く伸ばせていることは表現上必要ですから、現在の表現を豊かにするうえでも、今後の上達を目指す上でも、この注意事項を守ろうとするのは良さそうです。
しかし実際問題、この、音響結果に影響を及ぼすかどうか微妙な心得「ペダルを踏んでも指は離すな」よりも、次の音をしかるべく打鍵するほうが重大課題ですから、「さっと離して次の準備をしなさい」というのもそれはそれで正しい(その時点での技量の範囲内で最良)という気はします。
にほんブログ村 ピアノ ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記 ←こちらも参加しています

「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社
←またろうがイラストを描いた本(^^)

「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社

--- らいさんより
こんにちは。
古い記事にすみません。
ペダル踏んだら指は離していいか、検索していたら辿り着きました。色々調べているのですが結局わかりません。
失礼かとは思いましたがコメントさせていただこうかと思いました。
非常に考えてしまってるんですが、先生が踏んでいても鍵盤を押さえていると音色が変わると説明されます。
正直私は違いがわからず、鍵盤を離しても押さえても同じにしか聞こえません。
先生の音色くらいわかるでしょ、という言い方に分かりませんとは言えないのですが、前後の音を抜きにしても鍵盤を離す離さないで音は変わるのでしょうか?そしてその音色の変化はピアノを弾いている人ならばわかるものでしょうか?
正しい音の長さを保持するという意識で打鍵そのものが変わり、音色も変わるという事ならば十分に理解できるのですが。
---------------
さて、私に聞かれてもわかりませんが、以下個人的な意見です。
まず、
(1) 「ペダルを全部踏み込んだ状態で」
(2) 「打鍵にまったく差がなく」
指を押したまま保持しているのと、指を離してしまうのと、物理的に何が違うかといったら違いは「ほぼ」ない…これを聞き分けられる人がいるとは思えません。
「ほぼ」といったのは、指を保持している場合は
・ハンマーがまだ弦のそばにある
・指が鍵盤に触れている
という違いがあるといえばあるからですが、しかしそれは万一違いがあるとしても「響かない側」に傾くならまだしもわかりますが、話の流れでいえば打鍵した音を「まだ伸ばしているよ」ということがしたいわけですから、関係ないといってもよいでしょう。
前提の(1) 「ペダルを全部踏み込んだ状態で」についてですが、
よくいわれるように初心者のペダルはオンオフ(ベタ踏みするか、完全に離すか)になりがちなところ、上級者はぎりぎり効くか効かないかのところでコントロールするわけですよね。仮にスレスレ…たまには少し振動の妨げになる程度までダンパーが接近するような状況なのだとしたら、「指を保持」することによってその音だけ他と違ってハッキリダンパーが弦から離れている状況になるわけですから、違いが生まれても不思議ではありません。

(ペダルがスレスレしか踏んでないなら、指が保持している鍵盤のみダンパーが高く上がっていることになる)
そしてもう一つの前提(2) 「打鍵にまったく差がなく」についてですが、
この音を持続させるという意思をしっかり持って打鍵したときと、
さっさと離脱して別の音に行くぞと思って打鍵したときと、
打鍵がまったくいっしょになるでしょうか? というとまぁキモチ変わってしまっているかもしれないですね。
総合すると、もしも指を離すと違う結果になるということが起こりうるのであれば
(1) 繊細微妙なペダリング使いをしていること
(2) いろいろな打鍵を使い分けていること
が条件として必要な気がします。それってずいぶんな上級者ということになりませんか? この域を目指して練習するというのは良さそうなことで、つまり、ピアノの先生というものは得てして「ペダルを踏んでいるからといって指を離すな」といいがちなのでは?
必ずしも、現在それによって結果が変わるわけではなくとも、ですね。
指を保持するか離すか、いずれの場合にしても、その音が意識の上できちんと長く伸ばせていることは表現上必要ですから、現在の表現を豊かにするうえでも、今後の上達を目指す上でも、この注意事項を守ろうとするのは良さそうです。
しかし実際問題、この、音響結果に影響を及ぼすかどうか微妙な心得「ペダルを踏んでも指は離すな」よりも、次の音をしかるべく打鍵するほうが重大課題ですから、「さっと離して次の準備をしなさい」というのもそれはそれで正しい(その時点での技量の範囲内で最良)という気はします。
にほんブログ村 ピアノ ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記 ←こちらも参加しています

「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社

「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます