あられの日記

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狂言「六地蔵」

2005年12月12日 09時00分33秒 | 展覧会&観光施設&能楽
12月9日(金曜日)於:渋谷観世能楽堂
          午後2時50分開場。午後3時30分開演。
「藤波能の会」今年、最後の納会なので、観客も多い。また最後の会は全席自由席なのである。それを見越し、早めに能楽堂に着いたんだけど、既に道に溢れる程に人がいた。おじさまおばさまの早め行動には脱帽だ。幸い小春日和で寒くなかったのが幸い。屋外で30分待ち。
おばさまおじさまのパワーにおされ、正面席はとれませんでした(涙)。
番組は能「通小町」「猩々」。これらはそれなりに楽しめた!でも今回のヒットは狂言でした。

狂言「六地蔵」(ろくじぞう)
『田舎者が御堂を作り、そこに安置する六体の地蔵を作ってもらうために都に行くと、すっぱ(詐欺師)が声をかけてきて、自分こそが仏師であると偽り、翌日までに六地蔵を作る約束をして田舎者と別れます。すっぱは手下を3人連れて来て、手下を地蔵に扮して3体づつ田舎者に見せます。田舎者は出来の素晴しさに喜び、すっぱの計画は成功するかと思われました。が、もう3体はどこにあるのか?と問われてしまい…』
普通、狂言は登場人物は2~3人です。ですが今回は5人。途中、すっぱの手下の3人に、地蔵に扮する為舞台上で着替えたり、お面をつけたり、小物(数珠や錫杖など)をもたせたり。はっきりいって楽しい。なんか全員集合のドリフのネタそのままです。狂言としては長い30分程。
ちなみに、すっぱは【野村萬斎】さんが演じられました。
私があんまり舞台や公演に行かないせいもありますが、これで今までに一番見た芸能人は、野村萬斎さんになりました。
そういや、【芸能】という言葉は、元は能からきてるんですよね。
コメント
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