あられの日記

カテゴリーは場所優先。鶴岡八幡宮は寺院・仏閣ではなく「鎌倉」に。一部検索し易さ優先で、花カテゴリーに入れてる場合も。

その8)謎の建物

2010年09月08日 04時57分07秒 | 旅順・大連旅行記
と、言う訳で海側はず~っと軍の施設が並んでいて、海辺に行くのは諦めました!
方針を変えて旅順市内を西へ。
と、見えて来た謎の建物…。
どうも現在使用してる雰囲気はありません。
道路沿いには白大理石の柵が続いてます。
う~む…。鉄柵の間から奥を見ると…。

どうも、最近まで病院だったっぽい…。でも確認は出来ない…。
つーか、本当に中はどうなってるのか…。
柵に沿って移動。中が見える場所はないか??

う~む、廃墟です。

窓、割れてます…。
ここらで地図を開いて確認したい所ですが、旅順に地図は存在しません。
名著「地球の歩き方」にも載ってません。なにしろ去年の秋まで外国人の立ち入り禁止でしたから。
もちろん現地にはちゃんと地図も売っててそっちは翌日の午後、白玉山塔って所で購入したのですが、情報が古い上に軍事施設は書かれてないので使えない地図なのですよ。地図に書いてあるのは道だけ…。公開出来ない軍事施設ばかりなので、仕方ないのでしょうが…。最も、日本から「旅順の最新事情」だっけ?とかいう本を図書館から借りて来たんですがね。その本はまだ開けてないスーツケースの中。
仕方なく謎のままにかつては立派な建物だったと思われる謎の建物を後にしました。
が、この建物の正体を巡り翌日結構大変なことになったんですけどね。それはまた後日の日記にて。

画像は「白山路」です。この通りちょっと変ってるでしょ?
実は、かつてこの道の突き当りには日本が作った関東神社がありました。だからこの道は神社の参道なのです。
中央は天皇陛下が行幸した時の事を考えて天皇陛下が進む道。脇の道は大臣などが進む道として整えられたんですって。しかし、天皇陛下が訪れることはなかったそうです。
それは後日ガイドさんの説明で知ったことでして、街歩きしてる時はここだけ贅沢に作った道だなあと思っただけでしたが…。
ついでにもう一つ。ガイドさんの説明で、画像の左ギリギリに写っている建物。かつてアヘンを作っていた(ん?吸っていただったっけ??)場所だそうで。
清朝時代にアヘンが中国に入って来ました。清ではそれを福寿香と言って珍重しました。
今のようにアヘンの弊害を知らない時代です。アヘンは客のもてなしとして流行しました。山西省の平遥を訪れた時、中国最初の銀行日昇昌でも客のもてなしにアヘンを振る舞った部屋がありました。
画像ではわかりにくいですが、奥に行くに従って緩い坂道で上ってます。書き忘れてましたが、旅順は坂の街です。海へ向ってなだらかな坂。ちょっと神戸に雰囲気が似てます。港ですしね。
この地図は翌日白玉山の売店で購入した地図です。旧関東神宮の所在はこのへんだったのでは?

さて、参道を少し外れるとそこは少し昔の中国風情たっぷりの街並が広がってました。
こんな感じで。
民家にも懐かしの煙突があります。

旅順の街は現代的なマンションが立ち並んでいる東側と、軍事施設が多くてノスタルジックな街並が残る西側とでは軽く30年程時間の開きがある感じです。
う~む…。
なんか、私が始めて中国を訪問した80年代の気分が味わえる感じで街歩きも楽しい~!!
18時にロビー集合でした。2時間位街歩きしたたかな?
今日の夕飯はホテル2階のレストラン。
メニューは伝統的な東北料理を基本にアレンジされたもの。キノコと海の食材が多めだったかな~。夕食が終ったのが20時30分。でもまだ結構明るい。さすがまだ7月5日!一年で一番昼間が長い時期です。

さて部屋に戻りテレビをつける。実はサッカーワールドカップのさなかなんだな~。情報を集めようとあちこちチャンネルをザッピング。と。中国の熱波具合を伝えるニュースをやってまして…。
ベタに車のボンネットに生卵って…。へえ~?やっぱり目玉焼き出来るんだ??で、これどこなの??えっ!!北京っ!!北京の車で目玉焼き出来るのっ??それって今何度なの~~???と混乱のニュースを見てると、ダンナがおもむろに部屋の冷房を強めた。
や~め~て~~。冷房と戦いたくないの~~っ!!
男と女では体感気温に数度の開きがあるって話聞いたことありませんか?暑がりのダンナは何かっちゃー冷房の設定温度を下げたがるんですよ。うちのマンションでも私が30度に設定してあると、すぐに23度に変更してます。や~め~て~。私、風邪引いても薬飲めない人なんだよ~。またアレルギー科へ行って薬出してもらうの嫌だぁあああ。
そんなこんなな攻防を繰り広げつつ、今夜のうちに絶対しとかなきゃいけない「携帯電話」の充電。
ほら、なにしろ私のフェイバリットコンパクトカメラ様は半分壊れてるので、いつ撮影不可能になるかわからない。となると、頼みの綱は携帯電話のカメラ機能。
充電用のコンセントは日本から持ってきました。中国の電圧は220Vで周波数は50Hzです。
日本と電圧は違うのですが、私の携帯電話のアダプタは国内/海外共用のやつで(aubyKDDIの共通ACアダプタ02商品コード0203PQA)、100-240Vの間なら問題なし。となっていたのです。

不安はプラグの形でしたが、こちらも問題なく普通に充電出来ました。
コメント (1)
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