明けまして おめでとう ございます。
今年もいい感じの記事を書きたいです。
さて新年1本目の記事は、9月から継続観察していたガガイモです。
2020年12月21日に観察に行ってきました。それがトップ画像です。もう念願の「鏡のように光るガガイモ」をようやく見ることが出来ました。
思えばガガイモという植物を知ったのは9月でした。思い出とともに画像を探してみよう。
実は最初アレチウリをガガイモと間違えて撮影。後日パークセンターの方に正しいガガイモが咲いてる場所を教えていただき撮影したのが上の2枚。2020年9月21日撮影。
それから継続観察。というのも、ガガイモには伝説があったのです。
ガガイモ(蘿藦、鏡芋):はキョウチクトウ科のつる性多年草。
古名をカガミまたはカガミグサという。夏の季語。いすれの名も語源には諸説あり。イモというのは根ではなくて実の形によるともいう。割れた実の内側が鏡のように光るのでカガミイモ(鏡芋・輝美芋)の名がつき、これが訛ってガガイモとなったとしている。
日本神話では、スクナビコナの神が天之羅藦船に乗ってきたといい、これはガガイモの実を2つに割った小さな船のこと」とある。
スクナビコナは大国主命が国造りをした時にアメノカガミノフネに乗って現れる国造りの神様です。
そんな神様が乗った船を見たいっ!
鏡のように光る内側が見たいっ!で継続観察しました。
2020年10月6日。ガガイモの果実は大型の紡錘形の袋果で、長さは8−10センチ、表面にイボがある。
2020年10月20日。袋果が色づき始めた。
2020年11月17日。色づきが進む。
2020年12月7日。袋果が割れました。中から白い毛の生えた種子が見える。
白い毛は結構長い。
「かつては種子の毛を綿の代用や朱肉に用いた。種子は漢方で蘿藦子(らまし)と呼んで強壮薬に用いることもある。」
成る程毛がこんなに長いとそれもありです。
この時点でも「割れた実の内側が十分鏡のように光って」はいたのですが。ふと思ったんだ。白い毛のある実が飛んだ後も光るのだろうか?と。改めて確認に訪れたのが12月21日だったという訳。
トップ画像は会心の画像です。もうね。この画像をwikiに投稿しようと思って調べちゃったよ〜。と思ったら、既に素敵な画像が掲載されてたわ。
上の画像左のガガイモの実は、既に白く長い毛のついた種を飛ばした後の姿です。トップ画像と同じ、2020年12月21日に撮影しました(以下掲載画像は全て同日撮影)
視線を下げるとこんな感じ。近くに飛んだ後の種があった。種は大きめ。飛んでも種がそこそこ重いので遠くまでは飛ばなそう。
こちらの袋果は、種が今まさに飛び立とうとしてるところ。
すっかり種が飛び立った後の袋果。うん、白く輝いてない。スクナヒコナ様が乗ってた船はおそらく上の画像の状態のガガイモの実だと思います。
で、カガミグサの名前の由来となったのは、トップ画像の状態を見た昔の人がそう名付けたのだと思う。白く長い種の日が当たったところがそう見えたんだろうなあ。
ピンボケ画像ですが、まさに袋果に残る種の白い毛に太陽が当たってるところです。
追跡観察しよう!と思い叶わなかった山野草は多かったのですが、一番見たいと思ったガガイモだけは観察出来ました。もう大満足。こんな記事を今年は何本書けるかなあ?継続は力なりですかね。
さて、実は時系列的には谷戸山公園の東入り口駐輪場に自転車を預け、西入り口の長屋門まで散策。その後ガガイモのある田んぼの休耕田にやってきたのだ。本来はそっちを先に投稿すべきだと思いましたが、お正月だからいい感じの記事にしたかったのです。明日は時系列で紹介します。