台風6号の被害を受けた皆様にお見舞い申し上げます。
私は四国の香川のいわゆる西讃地方に住んでます。ニュースで南の高知や西の愛媛では大雨が降り、大風も吹き被害が出た模様です。比べて西讃地方はというと、8月7日に大雨が降り、10日に風速5メートルほどの風が吹いたくらいでした。幸い菜園の被害は微々たるものでしたが。
トマトは被害出ました。
トップ画像を見ると、左上の粒はクシャッと。その下2粒には粒に傷がついてます。
傷は風で出来たのではありません。どちらかといえば突然の大雨により一気に水分を吸ってしまい、トマトの皮が水分で膨張する中身の肥大におっつかず割れた模様です。
もうね。大雨前に粒が軟く色づきに入ってた粒はほとんど変な筋が入っちった。
これさ、収穫せずに放置するとカビる。
皮が破れかけてるので菌には弱い模様です。さっさと収穫してすぐに食べるしかないね〜。
現在は美味しく食べれたハズのトマトを前に凹んでる私ですが、ここでトマトの不思議を紹介します。
こちらは今年5月8日の様子。上の画像の中央の銀色マルチに3株植ってるのがトマトです。
トマトは多湿を嫌い、強い光を好む。生育気温は20−30度。植え付けたらスクスク育ちました。植え付け後大切なお世話に芽欠きがあります。茎から伸びる葉っぱが茎の間に新しい芽を出すのですが、それを取らないと大変なことになる。撮影してないかな?
わかりづらいなあ。上の画像の一番上の中央に小さな脇芽があります。こういうのがどんどん出てきて、気づいた時には既に脇芽に花が咲いて新しい実がついちゃってるのだ。けどトマトは2本仕立てが普通。多くても3本までにしないと、実が大きくならないんである。最初はポチポチと脇芽を見つけては捨ててたのですが、途中でもったいないなあ?と思っちったったんである。
ええ、また。じゃがいもの芽欠きに続いてまたなんである。
で、何をやったか?といえば、ポキポキした脇芽をビールのグラスに水を入れて突っ込んだ。とどうなるか?といえば、脇芽から根っこが出るのだ。
で。ある程度根っこが長くなると植える。
収穫後に撮影したので赤い実がないのですが。上の画像はグラスにつけた脇芽が新たなトマトになった。で、現在収穫してます。
こちらも元脇芽。手前から2本は大玉トマト。奥は中玉トマト。
ちなみに親木のトマトの現在。
わかりにくいけど、手前2本が大玉トマト。奥の3本目が中玉トマト。実は大玉はかろうじて2本仕立て出来ましたが、中玉トマトは気づいたらもう脇芽に実がついてしまいまして。変則の2本仕立てです。
実は、5月頃には親木も元気だから、脇芽がどんどん出てきまして。
ビールグラスだけでは足りなくなり、どこかの店の販促でもらった大きなコップも使いました。で、「うちは今年はトマト植えとらん。去年トマトのお尻が真っ黒になったから」という隣のオバちゃんに「それは石灰が足りとらんだけやから。トマトのお尻が黒くなったら、牡蠣殻石灰を多めに振りかけたら次に色づくやつは食べれるから。この苗を育ててみない?」とお裾分けしたり。近所のおばちゃんが「うちは育てる場所がない」というので、「トマトはコンテナでも育つ。この苗を植えて試してみて」とお裾分けして増えすぎた元脇芽の苗を減らしました。反省。やり過ぎた。
というように、簡単に苗は増やせるので、家庭菜園でトマトを作る場合、苗は少し買えばいいですよ。増やせばいいのだ!
ちなみに、トマトは最初が肝心です。最初に咲いた花はトマトーンを使ってでも実にしてあげましょう。それで苗のスイッチが入ります。私の場合、最初の花だけトマトーンを使いました。後はミツバチ任せです。