基礎疾患持ちの私は、ひと月に一度血液検査と診察とお薬をいただきに内科にかよってます。
さて先日、内科を受診しましたらトップ画像が張り出してありました。
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性へ。
風疹抗体検査及び風疹予防接種のお願い。
風疹って何だろか?
WEBで検索したところ、風疹とは? 風疹ウイルスを原因とし、発熱や発疹、リンパ節の腫れを主症状とする感染症です。(風疹感染者の無症状者は15〜30%)
別名三日はしかの名前でも知られていますが、この俗称は、風疹がはしか(麻疹)に類似する症状をみせ、麻疹より短い期間で治癒することを意味しています。
合併症の伴わない風疹は、麻疹より軽い症状で経過します。(潜伏期間:14−21日)
感染経路:飛沫感染。(発症約1週間前〜発疹出現後1週間程度感染力がある)
しかし、妊婦さんが風疹に感染すると、赤ちゃんに「先天性風疹症候群」という重篤な合併症が生じることが知られています。先天性風疹症候群の予防のため、妊娠可能年齢の女性だけではなく成人男性の風疹ワクチン接種の促進を目指し、公的機関による啓発活動が行われています。
先天性風疹症候群とは?風疹に対して免疫のない妊婦さんが妊娠初期に風疹ウイルスに感染すると、赤ちゃんに障害が起きる。
先天性風疹症候群にかかると、心臓や白内障、難聴が三大症状。他に網膜症、糖尿病。発育遅滞、精神発達遅滞など多岐にわたり重篤な合併症を発症する危険があります。詳しくは厚生労働省健康局の資料を参照。
対象者は昭和37年から昭和54年生まれの男性。
換算してみる。
昭和54年は1979年生まれで41歳。昭和37年は1962年生まれで58歳。
あなたの旦那さんやお父さんが対象者かもしれない。
なんで??年齢が限定した男性の風疹予防接種は必要なの??
実はこの年齢の風疹発症者が増えてるのだ。ってか流行中なのです。調べたら2018年の累計患者数は2917人。前に流行(2012〜2013)は1万6730人が風疹を発症し、45例の先天性風疹症候群が確認されているようです。周りに妊婦さんがいると危険だよ?まさに娘や嫁が妊娠中だと悲劇になる。ちなみに風疹のワクチンは妊婦には注射できません。
で、そもそもなぜに41歳から58歳の男性が風疹を発症してるかというと?
実はこの年齢の男性(57歳以上の女性も)は、ワクチンの定期予防接種制度の手ぬかりで、一度も風疹ワクチンの予防注射を受けてないんですってよ!だから風疹の免疫が獲得できてないんだって。マジか〜。
風疹の症状は三日ばしかという別名があるので、風疹を発症した本人は自覚すらないかもしれん。けどもその間に妊婦を接しているかもしれんのです。知らない間に自分をウイルス運搬しばら撒いてるのですよ。なんて恐ろしい。
で、行政もこれはいけない!と無料クーポンを配ってる。クーポンの有効期間は約3年。で、令和元年度のクーポン券は有効期間が1年延長になりました。がトップ画像の張り紙のキモです。ってか、有効期間云々いうより、このクーポンが来るということは「あなたは風疹の予防接種を受けてない」と同義語。風疹を発症して周りにウイルスをばら撒く未来を回避するために、早い事風疹の抗体検査・予防接種を受けることをオススメします。
あ、ちなみに、クーポンの有効期間延長は相模原市のみかもしれんので、自分の市町村に問い合わせしてね。
今はウイルスには世界中が敏感になってるからね。気をつけれることはやれることはやらないと!
余談ですが、コロナに感染することを恐れ、赤ちゃんの時に接種せねばならん定期接種の接種がここ数ヶ月急激に減ってるという報道をみました。
いいですかお母さん、予防接種は伝染のおそれがある病気の発生および蔓延を予防するために受けるものなのです。予防接種をして赤ちゃんに抗体をつけてあげるのです。予防接種には定期予防接種という期間が設定されていて、生後2ヶ月からというものもあるのですよ。決してコロナが恐ろしいからといって、パスしていいというものではありません。予防接種は対象の病気が違うため、何度も赤ちゃんに接種させねばならんので、ぶっちゃけ面倒なこともわかりますが、子供の将来のためには必要なんですよ。お母さんが我が子の健康に責任持てるのが自宅で育ててる間だけ。集団生活が始まる幼稚園や小学校に上がると、同年代の子供と接する機会が激増します。一度園内で伝染病が発生したとして、赤ちゃんの時に予防接種を受けてない子供は抗体を持ってないと掛かると重症化しちゃいます。子供が伝染病に感染すると保育園にも幼稚園にも小学校へもいかせられません。となると、伝染病を発症させた子供は治るまで基本家庭で生活させねばなりません。病気の小さい子供を一人で家においておけません。面倒を見るのはお母さんあなたです。大変です。
もっと言おうか?
コロナを恐れて予防接種を受けさせないのと、コロナ以外の伝染病の感染リスクを高めるのとどっちが怖い?
赤ちゃんの伝染予防の定期接種の予防注射を受けるタイミングを計ってるんだ!という方もいるでしょう。でも定期予防接種には接種期間があるようなので気をつけてくださいね。
ちなみに対象となる伝染病は、ジフテリア・百日ぜき・急性灰白髄炎(ポリオ)・破傷風・麻しん・風しん・日本脳炎・結核(BCG)・Hib感染症・小児の肺炎球菌感染症・ヒトパピローマウイルス感染症・痘そう・水痘・B型肝炎(ここまでA類疾病)とたくさんあります。
あ。そうだ。全然関係ないんだけどね。この時受診した私の血液検査結果はボロボロです。ずっとステイホームして巣篭もり生活が続いてるから運動不足になってます。しかも4月末に左足指を骨折した私はちょっとした体操も無理なんだよね。来月の検査結果も更に悪化したらお薬が増えるかもしれん。それは嫌〜〜!!!
あとね。内科は病院でクラスターが発生してるから、患者さんが敬遠しがちなようで空いてました。もうびっくり!私は現行の制度ではお薬が最大30日分しか出してもらえんので、嫌でもひと月に一度通わねばならんのですよ。
幸い、処方箋持参で薬局にいかずとも済むようになるらしい。
これに通院してる病院が対応するかどうかはまた別なんですが。薬局でコロナウイルス感染する危険は回避出来るかも?
ちなみに、薬局にはこんな注意書きも張り出してありました。
おまけ:スーパーに客が少ない時間帯
スーパーの立地場所によるかもしれませんが、うちの近所はこんな感じらしい。
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