あられの日記

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北インドの旅2日目フマユーン廟

2016年04月04日 04時57分32秒 | インド旅行記
バスは世界遺産クトゥブ・ミナールを9時に出発しました。車窓に次第に車が多くなる。「黄色のナンバープレートをつけた車はタクシーです」この辺りの車はどれも高そうだ。
「インドはガソリン代が高い。1リットル140円位します。でもムンバイはもっと高い。1リットル160-180円位する」
う~む。渋滞解消の為、燃料のガソリンの値段を高く設定してるって事か?あんまりうまく行ってなさそうだが。一般車にまじり多くすれ違うのは黄色いバス。みれば大勢の子供が乗っている。白いバスには有名な僧侶とインドの大統領が貼ってある。なんだろか?「子供は勉強しなさい」って事か?

あれ?でも今日って日曜日じゃん!何で学校へ行ってるんだろうか??
9時半、フマユーン廟到着です。入口を入って全員足が停まった!これは~~っ

大量の民族衣装の女性達!!
何かしら~??でもラッキーですっ!普通は旅人は民族衣装を着た女性を見たいと思っても無理だからね。
聞けば「インド空軍の奥さん達の遠足」だそうです。撮影画像には入ってませんが、周りに空軍の制服を着た男性が女性達を誘導していました。奥さん達は互いを撮影してました。ちっ!私は今朝の内は難民ジャケットと自分で勝手に名付けてる汚いジャケットを着てるんだよな。脱ぐにはまだ寒い。でも脱げばたぶん一緒に写真が撮れる。迷ってるうちに移動時間になっちゃった!無念~。
この時撮影した画像は、既出の>インド女性の服はカラフル(2016年3月16日)の記事こちらの記事で別建てで紹介しました。カラフルな色の洪水です。華やかな画面の記事なので未見ならぜひともごらん下さい。
添乗員「観光は私もご一緒しますが、基本は自由観光になります。10時半にこの場所に戻って来て下さい」
ラッキー今回の旅の旅行会社は、年配向けツアーを得意とする会社です。脳梗塞発症後、本格的な旅をした去年のベトナムで自分でも驚く程あれこれやらかした私は、「リハビリしないと!」と思い、ゆったりツアーの旅行会社のツアーを選びました。年配向けという事は、旅の参加者の体力に差がある人がそこそこいる可能性があるということ。実際今回の旅の間、ツアー参加者の皆さんの話をあれこれ聞いたのですが、皆さん大きな病気をした直後だったり、持病で私のようにたくさんの薬を飲んで体調を整えている人もいました。だから、それそれのペースで回れる観光地の自由観光はありがたいのです。さあ!まずはともかく進もうか?

一つ目の西門をくぐる。六角の星とふたつの大理石のドームが特徴的な高さ5.8メートルの門。

左右にアショカの木が植えられた参道を抜ける。

見えて来ました!フマユーン廟です!
あれ?でもこれ、完全逆光じゃんっ!!

うわ~~~ないわぁ~~
いや。なんとかなる!まだ肩を落とすのは早いな!だって自由観光なんだもんっ!
ともかく、フマユーン廟にもっと近づこう!

正面まで歩いていったら階段があった。上に上がれるらしい。

上がったら、建物の中にお墓があった。

振り向いたら2階の周りにもお墓があった。イスラムのお墓はその人の大きさってかそのまま埋葬するから、一基に一人納まってるのです。
やがて、華やかな女性の声が聞こえてきた。縁に行き下を見下ろすと…。

先ほどのエアフォースの奥さん達がやってきた。うわ~~~写真撮りて~~。


2016年4月5日に左のデジカメ画像を追加しました。
2016年4月5日に左のデジカメ画像を追加しました。
でも時間かかりそうだな~。なら先にやる事があるわ。

フマユーン廟をぐるりと反対側へ周ります。予想通り、反対側にも下へ行ける階段があった!急ごう!!
早歩きで(気分だけは全速で走ってるんですけどね)見栄えするポジションを探します。
そして撮影したのが今日のトップ画像です。やはり逆光で撮影した画像とは感動が違うでしょ?
ってな訳で、建物の全景も撮影するぜっ!ダンナ~、何暢気に見とれてんだよっ!時間がないんじゃ!!

後々ここでダンナを見捨てて自分ペースで撮影しておけば、イサ・カーン廟も見れたのに~~と悔やむ。そうなのね。この時の予想は正しく、集合時間まで見る時間が全く足りませんでした~。無念じゃ…。
2016年4月5日に左のイサ・カーン廟のデジカメ画像を追加しました。
ここは集合場所の広場から塀を挟んだ東に位置してまして、メンバー全員が集まるまでの少しの時間に塀まで走って望遠撮影しました。ああ、あと100メートル~~。ダンナ~、これから私が急ぐと言ったら感動フリーズは止めてね~。
ま。いいか。
ともかく欲しい画像は抑えられたので、もう一度フマユーン廟に戻って来た。

あら?廟はエアフォースの奥さん達で一杯ですわ。
ま。な。これは堂々とインド女性達を撮影出来るって事だよな~。と。歴史的あれこれの撮影から切り替えたんですが…。
 
携帯電話で撮影したのはピンぼけ画像のみ!!くう~~~~っ!!泣ける…。

これは奥に窓があったから比較的明るくて分かるかも?中央にあるのはフマユーンのお墓です。フマユーンはムガル帝国2代皇帝。
奥に開いた大きな窓は、メッカのある西側です。

皇帝の墓のある中央とはべつに、周囲には空間があってそれぞれの部屋にもお墓があります。王妃やその子孫が眠っています。

そして案の定時間が足らずイサ・カーン廟は見れなかった…。ダンナ~…。頼むよ~。時間配分というものをだね…。彼は夢中になると他人の声が耳に入らない人なのだ。
● 世界遺産 フマユーン廟
広大な庭園に立つ、赤砂岩と大理石のコントラストが見事な建築物。
ムガル帝国第二代皇帝プマユーンの霊廟で、ペルシア出身のフマユーンの妃ハージ・ベーガムが…建築を指示し、1565年に9年の歳月を経て完成。
ペルシャとインドの建築様式が融合したムガム建築というスタイルがここに発祥した。
総大理石のドームは二重構造になっており、外側のドーム下12メートルのところに内部を覆うドームがある。これが中央墓室のほどよい高さの天井となっている。
建物は90メートル四方の基壇に立ち、4つの正方形の墓室が中央墓室を対角に作られていて、完全な点対称になっている。この建物が後のタ-ジマハルの原型ともいわれている。
2016年4月5日、上のデジカメ画像を1枚追加しました。
2016年4月19日に以下の5枚のフマユーン廟のデジカメ画像を追加しました。










さて、バスは10時半過ぎに出発した。
時間調整を兼ねているのか、サウスデリーから一旦北上する。第一次世界大戦の戦死者を弔うため、1929年に建てられたインド門を車窓から眺める。


2016.4.19に左のデジカメ画像を追加しました。
反対側には議事堂もあったのだが、撮影に失敗した。

辺りは高級住宅街。大臣や金持ちの邸宅が立ち並ぶ。「ここがTATAモータースの社長の家です」うん。車窓からは木々に遮られて何も見えないね。

人々が大勢集まってる建物が見えた。病院だ。
「インドでは病院は無料。薬も無料です。救急車も無料です」そりゃああ患者が詰めかける訳で。

病院の側には薬局が並んでいて、患者目当てのオートリキシャも集まっている。
いいな。それ。年に10万円を超えそうな位病院と薬と検査にお金をつぎ込んでいる私はとてもうらやましい。
「でもベッドが足りない。通路にも患者が寝ている。先生も足りない。ベッドで寝ている患者が死んだら片付ける」
し~ん。
「だから金持ちは有料の私立病院へいく。先生も海外勤務経験者です」
し~ん。便利だか不便なんだか。確か、教育制度の学校も似たような事言ってましたね。
インドの学校制度(2016年2月29日)の記事 こちらにガイドさんが語ってくれたインドの学校制度のお話があります。

こちらは別の日のデリーの病院前に並んでいる救急車です。
さて、時刻は11時15分。昼食のレストランに到着しました。

バスは客を下ろしたら、一旦レストランを離れます。レストランに駐車場がないからね。

昼食はカレーです。画像には写ってませんが、一人一つ、タンドリーチキンも配られました。まずは飲み物のオーダーを添乗員が取って回ります。
「ビール350ミリリットルが300ルピ。グラスワインが600ルピ。スィートラッシーが250ルピ。フレッシュフルーツジュースが200ルピ。ペプシ、ファンタが200ルピです」(日本円への変換はインドルピを2倍して下さい)
おおう。ビール缶一つが600円だと?もしかして、インドって物価が高いのか??価格にビビってしまう。
後々判明するのですが、ツアーの食事は基本宿泊ホテルのレストランか、観光地近くほホテルのレストランが多い。観光地近くのレストランで~というのもありましたが、外国人向けの味付けメニューのある店ですから料理の価格も高めの設定なのでしょうか?まさかの350ミリリットルビール缶300ルピは旅のレストランの中では安かったのですよ!!

大きなレストランではないので、客は昼食の途中で中座して、トイレを済ませます。ツアーでは時間のやりくりが肝心なのです。
と!?
突然店内が真っ暗に!
まさかの昼食の途中で停電が発生しました!
トイレから悲鳴がテーブルまで聞こえてきた。後でトイレにいた人に聞いたら、店のおじさんがすぐに強力ライトを持って来てことなきを得たようです。
そして、停電はなかなか戻らなかった!食事の最後のデザートのアイスクリームが出ても、最後の紅茶が出ても電気はつかない。頼りない外の光の下食事をしたので、この時撮影した食事メニューの画像は撮れなかった!
さて。食事を終え店の外に出たのは12時20分でした。すると、店の前の様子が入る時と一変してました。
道が渋滞していたのです。どうも停電が起きているのはレストランだけでなく、辺りが全て停電してるようです。つまりだね。信号が止まってしまったのだ!でもさ、ここまでの渋滞はおかしいんじゃないの?とガイドさんに聞けば「インド人は警察が見てないと交通ルールを守らない」んだってさ。
そして迎えのバスも渋滞に巻き込まれ来ない。客は待ってるしかないんだね。
あ。暇つぶし発見!

レストランの隣に屋台が出てました。
何屋さんなのか?

これはパン屋さんかな?客の注文に応じて目の前で焼いています。ほうほうほう。結構すぐに焼けるものだね。

屋台の隣には小さな祠もありました。

祈る場所(2016年3月25日)の記事 こちらに上の画像の解説があります。
ようやくバスが来た。出発は12時35分です。う~む。このムダな時間をフマユーン廟で使いたかったぜ。
お腹もいっぱいになったところでロングドライブ開始です。今いるニューデリーから西へ。ラジャスターン州の州都ジャイプールまで266キロ先へ一気に走ります。
インドの高速道路は日本と違いあまりスピードが出せません。到着は夕暮れ頃と思われます
たった266キロですが、移動時間は日本の高速道路と同じではない!んだって。
一般道から高速道へ入った所で、前の座席のおじさんと会話がはずむ。「今までどんなところに行ったの?」と聞いたら「見たいか?」と言われ「もちろん」と答えたら、出て来る出て来る。素晴らしい写真が。ほとんどがアルペン写真です。「これはどこですか?」と尋ねたら「世界の山脈旅でね。これはマッキンリーかな?」それって、植村直己の~~??「行けるんです?え?登ったんです??」と混乱しつつ尋ねたら「ヘリだよ」と答えが!「ヘリ!!」「金を払えば解決出来るなら払えばいいだろ?」とあっけらかん!とした答えが。どうやらアルペン大好きなようで、アルペンツアー専門旅行会社のパンフレットまで見せてくれた。「ここのK保くんがね。私でもいけるツアーはこれ!と送ってくれるんだよね」と。
聞けば、おじさんは究極の南極点ですらヘリの手配で立った事があるらしい。そんなおじさんがなんでインド初心者向けの老人ツアーに参加してるのか?と聞いたらば「いや~、病気やっちゃってさ~。先週まで2クール分の薬を飲まされてたんだよ。でも去年行ったインドのビザがまだ使えるから安いツアーでリハビリしてるんだ」ときたもんだ。
もうね。金持ちの発想だよね。庶民は開いた口が塞がらんわ。
「去年インドってどこへ行ったんですか?」と尋ねたら、「見たい?」と。「え?見れるの??」「このビデオに録画が入ってるんだよ」といそいそと巻き戻し…。見せてくれたのはヘリコプターの中から撮影中の画像でした。山の名前は忘れたけど軍用ヘリをチャーターして、上から雪をかぶる山々を眺める。&ヘリを氷河が残る場所に下ろす。旅人が山の絶景を楽しむ&ヘリが迎えに来て再び上空から山を楽しむという一連の動画を見せていただきました。もうNHKも真っ青の素晴らしい動画です。「綺麗だろ?ここ前も行ったことあるんだけど、同じパイロットだったよ。このツアーは知る人ゾ知るでね。人気でヘリが予約がなかなかとれないんだ」さよか~。お金の使い方って人それぞれなのですね。
おじさんとの話に夢中になっていると、車窓が一変していました。ごちゃごちゃとした建物が多かったニューデリーから、緑の畑の風景になってます。



畑は所々に黄色にはなが咲いている。菜の花かしら?畑の中ににょきっと出てるのはレンガ工場の煙突なんだって。
さてと。1回目のトイレ休憩です。時刻は15時。
 
 
 
いわゆる土産物屋を併設したドライブインです。ザッと見るに、インドの土産物はカラフルです。青い象の人形とかいいかもしれん。買わなかったけど。
車窓ウォッチングは楽しい。高速道路なのに、動物が普通にいる所もおかしい。

恐ろしい事に気付いてしまった!インドの高速道路に街灯がない!高速道路に信号がないのでほとんど完全に止まる事はないけれど、高速道路に両側には普通に民家や店が並んでいる。高速道路に横断歩道もないのですがね。怖い事に時折道路を横断する勇者がいるのですよ。勇者は人間だけど、動物もいるのですよ。
あ?バスのスピードが落ちた!

前方に神様の牛とされるこぶ牛がいました。「牛に車が衝突して牛が死ぬとすごいお金が必要。人間曳くより高い!」
し~ん…。
神様の牛なのですが…。(2016年2月24日)の記事  インドでは街中を牛が闊歩しています。こちらはそんな記事です。
やがてバスの車内を直撃していた日差しも和らいできました。車内は2月だというのに冷房がつけられています。インドでは国内産業保護の為、外国製の車には高い関税がかけられます。なのでインド製のバスの冷房は、ON-OFFしか出来ません。温度調節出来ないのだね。旅人は冷房の入った車内でジャケットを着込んでやり過ごします。ちなみに、バスは後ろよりがより冷房が強い。それが嫌なら前方に座るしなかんですが、今回の旅人は19名+添乗員+ガイドさんなので、一人2座席確保は出来ましたがあまり空き席がありません。前方に移動したくとも無理!しかもバスのカーテンがないので日差しも遮れない。
なぜ病院でレイプ事件が起きるのか?(2016年2月23日)の記事 こちらの記事になぜバスにカーテンがないか?理由が書いてあります。
緑の畑の中に時折スプリングクラーを使って水やりしてる畑があります。お手軽でいいよね。
畑はスプリングクラーで水槍をする(2016年3月28日)の記事 デリーからジャイプールの高速道路の車窓の画像があります。

平かだった車窓に山が見えた。山の上に寺院がある。

「ジャイナ教の寺です。この辺りには野生の猿もいます。車窓から見えるからしれません」

猿は見つからなかったが牛はいた。
山が次第に道路に近づいて来る。と?何故か道行く人も増えた気がする。


2016年4月5日に左のデジカメ画像を追加しました。
ジャイプールの街に入ってすぐに渋滞しまして、なぜかしら~と前方を見たら、花婿が花嫁の家に入るパレード(楽隊つき)親族つきをやってました。インドでは2月は結婚式シーズンです。画像奥に白い服の男性が花婿さん。白い馬に乗ってます。

ようやくジャイプールに到着したようだ。
ホテル到着18時。予定通りのようです。
何はともあれセキュリティーチェック。パスポートを提出し、荷物を預けて機械に通して検査する。あとはボディーチエックも空港においてあるような枠の機械を抜けてチェックする。
宿泊の部屋はこんな感じ。

ヨーロッパのホテルに比べると部屋が広い。
 
 


バスタブの他にシャワー室がついているのは嬉しいんだけど、ジャイプールの水はあまりよくない。少し舐めたらしょっぱかったような?あとヌルっとしてる気も。シャンプーが泡立たない。そして、大変な事実が発覚した!
日焼け止めクリームの使用期限が切れていた!しかも服を脱いだらクリームを塗った腕がうろこみたい。
ピンチです!こんな日差しの強い土地で、日焼け止めがないとは~~~。これは…。明日から化粧で切り抜けるしかないか…。さすが2月に日焼けして近所の商店街は歩けないし。
と。まさかの!!メイクの日々が訪れました…。え~と??顔の塗り方覚えてるのか??
午後7時半、ホテルのビュッフェでバイキングです。
添乗員「生野菜のサラダやカットフルーツも並んでいますが、インドの料理にお腹が慣れるまでは控えた方が無難です」と言われとって来たのはこれ。

生野菜云々というよりは油ぎとぎとの料理でお腹壊しそう~。ちなみにインディカ米で作った焼き飯みたいなのは美味しかったです。

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