こどもの国は横浜市青葉区にあります。1965年に開園。天皇皇后両陛下がご成婚した時に、国民から寄せられた寄付を「こどもの為に使って欲しい」という陛下のご意向で出来た公園で、約100ヘクタールの雑木林をそのまま生かした遊び場です。私は桜の季節と紅葉の2度訪問しました。既にブログ記事を投稿してます。が、一つ抜けてたのが園内にある世界的彫刻家イサム・ノグチの作品の紹介でした。
1回目に訪問した時も園内にイサム・ノグチの作品があるのを知ってはいたのですが、桜を追いかけてたら忘れてしまいまして、帰宅後すんごく後悔したのですよ。なので、2016年11月に再訪した時に、連れに「ど〜しても見たい場所がある!」と宣言してイサム・ノグチの作品のある場所へ行きました。何で前回見なかったのかというと、イサム・ノグチの作品のあるエリアは現在子ども達には不人気エリアなんですわ。おそらくイサム・ノグチの作品が設置された当時は今とは違って人気エリアだったと思うんだけどね。
110メートルローラーすべり台&プール/スケート場のあるエリアの更に奥にイサム・ノグチの作品があります。
ワクワクと進んでようやくエントランスが見えて来た!
目立つ緑のドアはかつてはドアの奥にトイレが設置されていたとか。
現在は入れませんが倉庫になってる模様。石組みを見るのが好きな私。これ、谷積みだよね〜。と、うっかり石垣を見てうっとりしてたんだけども、これ、既にイサム・ノグチの作品に一部だよね?
イサム・ノグチといえば石です。私の田舎は香川県でして、イサム・ノグチが庵治石に惚れて住んでた事があり、香川の子はどこかしらで彼の作品を目にしてるんだけども、イサム・ノグチの作品ってでっかいのが多いんだよね〜。都内で彼の作品が見たいと思ったらば、草月会館がおススメ。でかいよ〜。あ。隣は高橋是清さんの住居跡でして、現在は公園になってるから草月会館に訪れる場合はまとめて立ち寄るのもいいわ。
とらやと草月会館(2011年4月5日)の記事
あ。それた。
イサム・ノグチの作品は歩くとどんどん視界が変わって行くので面白いです。
少し気になったのはこれさ〜、野外に設置してあるイサム・ノグチの作品の訳よ。いくら素材が石だとはいえ、お掃除は大事なんじゃないかな?苔ついてますけど?出すとこに出してオークションにかけたら、すんごい値段になる作品じゃないかな〜?デッキブラシでゴシゴシしたい…。
作品はこれだけじゃないよ?
丸山
イサム・ノグチが作った遊べる彫刻。コンクリート制の亀の甲のような山の直径は約6.9メートル、高さは2、1メートル。穴は直径80センチで中でつながっており、滑り台のようなトンネルになっている。
こどもの国開園の翌年1966年(昭和41年)に、子どもたちが自由に想像力をいかして遊べる場所として、イサム・ノグチの設計で児童遊園がこのあたり一帯に建設された。丸山もその際に設置され、これを囲むようにして児童館が建設さてた。児童館は建築家大谷幸夫の設計で、日差しや雨を避け、円錐形の一部を切り取ったような形の薄い鉄板を組み合わせた屋根は、花びらのように美しく見えたが、1985年に撤去された。(子どもの国の説明板より)
反対側から撮影するとこんな感じ。
実は、90度ごと四方から作品に入れます。そうだな〜。砂山のトンネルです。子どもなら砂山のトンネルをくぐれると思う。これ、優れもので、四方から入れる。つまりトンネルが2本砂山に開いてるんだけど、中でトンネルはぶつからない。立体交差になってる!気付いた時変な声が出そうになった!あ〜、このエリアに子どもが一人もいないのが嬉しいような。悲しいような。イサム・ノグチさんは作品の設置に凄くこだわって、何度も足を運んだとか?自分の作品で子ども等に遊んで欲しいだろうな〜。
で。砂山の隣にあるのが現在ではすっかりショボい温室です。
小っさい!展示物が地味!うちの近所の相模原公園の温室より小さい!出来た当時は人気だったかも〜?
さて?これでイサム・ノグチの作品はおしまいか?と思ったら奥にもあった!それがトップ画像です。
素材は何を使ってるんだろうか?
お子様が遊ぶサイズです。大人は〜、これに入れない〜昇れない〜。
オクテトラ
イサム・ノグチが作った遊べる彫刻の代表的作品。6角形の面4つと三角形の面4つを組み合わせたコンクリートの8面体で、登ったり穴の中に入ったりして遊べるようになっている。
ギリシャ語のオクタ=8とテトラ=4を合成して命名した。全国各地の公園などに置かれているが、本人が手がけた作品は、こどもの国のほかは香川・札幌など数カ所にしかない。
こどもの国開園の翌年1966年(昭和41年)に、子どもたちが自由に想像力をいかして遊べる児童遊園が、そのあたり一帯に建設された。イサム?ノグチと建築家大谷幸夫による設計だったが、当時のもので残っているのは、このオクテトラの他に、児童センター近くにあるアーチ型エントランスと遊べる彫刻の丸山だけだ。(子どもの国の説明板より)
さて?イサム・ノグチの作品がある辺りには11月の初旬はこんな花が咲いてます。
たぶんサザンカです。だいぶん木が大きくて見応えありました。
更に奥は椿の森になってます。
11月に咲く椿というのも珍しいけれども。実はここの椿コレクションは見応えありますよ。
『椿の森
昭和46年4月造成
面積:約3ヘクタール
椿の成木:500品種5000本 花期10月−5月 花の盛り3月下旬ー4月上旬
サザンカの成木:100品種100本 花期10月−12月 花の盛り11月中
中国産の成木:30品種50本
ほかに実生とさし木苗:500本
冬は早朝の最低気温がマイナス8度前後まで低下するため、花の痛みが酷い。
この椿の森は「花椿」マークでしられる(株)資生堂より創業100年の記念事業のひとつとして当園に寄贈されたものです。』画像に写る説明板を書き出しました。
春先に子どもの国を訪れたならば、ぜひとも足を運んで欲しいスポットです。
イサム・ノグチ
1904−1988。米国生まれの日系米国人で彫刻家・画家・造園家などとして活躍した。終戦直儀にニューヨーク近代美術館の「14人のアメリカ人展」に選ばれて世界的に有名になり、石を使った東洋的表現が高い評価を得た。1987年(昭和62年)にレーガン米大統領から国人芸術勲章を授与された。香川県にもアトリエをもち、日本でも作品を制作した。
こどもの国開園後の1965年8月に来日すると、4ケ間毎日のようにこどもの国に来て構想を練り、自然を生かした遊び場である自動遊園を設計した。子ども達が大きな夢をもち、自由に遊べるようにと苦心したという。工事が進められていた翌66年4月にも来日し、作業に対してセンチ単位で指示を出した。当時のラフデザイン図では、紅葉の形をした砂場や芝生の小山、滑り台などが樹木に囲まれて配置されていた。(こどもの国に設置してある説明文より)
桜の季節のこどもの国の記事
こどもの国桜の中央広場(2013年4月2日)の記事
こどもの国と戦争(2013年4月6日)の記事
1回目に訪問した時も園内にイサム・ノグチの作品があるのを知ってはいたのですが、桜を追いかけてたら忘れてしまいまして、帰宅後すんごく後悔したのですよ。なので、2016年11月に再訪した時に、連れに「ど〜しても見たい場所がある!」と宣言してイサム・ノグチの作品のある場所へ行きました。何で前回見なかったのかというと、イサム・ノグチの作品のあるエリアは現在子ども達には不人気エリアなんですわ。おそらくイサム・ノグチの作品が設置された当時は今とは違って人気エリアだったと思うんだけどね。
110メートルローラーすべり台&プール/スケート場のあるエリアの更に奥にイサム・ノグチの作品があります。
ワクワクと進んでようやくエントランスが見えて来た!
目立つ緑のドアはかつてはドアの奥にトイレが設置されていたとか。
現在は入れませんが倉庫になってる模様。石組みを見るのが好きな私。これ、谷積みだよね〜。と、うっかり石垣を見てうっとりしてたんだけども、これ、既にイサム・ノグチの作品に一部だよね?
イサム・ノグチといえば石です。私の田舎は香川県でして、イサム・ノグチが庵治石に惚れて住んでた事があり、香川の子はどこかしらで彼の作品を目にしてるんだけども、イサム・ノグチの作品ってでっかいのが多いんだよね〜。都内で彼の作品が見たいと思ったらば、草月会館がおススメ。でかいよ〜。あ。隣は高橋是清さんの住居跡でして、現在は公園になってるから草月会館に訪れる場合はまとめて立ち寄るのもいいわ。
とらやと草月会館(2011年4月5日)の記事
あ。それた。
イサム・ノグチの作品は歩くとどんどん視界が変わって行くので面白いです。
少し気になったのはこれさ〜、野外に設置してあるイサム・ノグチの作品の訳よ。いくら素材が石だとはいえ、お掃除は大事なんじゃないかな?苔ついてますけど?出すとこに出してオークションにかけたら、すんごい値段になる作品じゃないかな〜?デッキブラシでゴシゴシしたい…。
作品はこれだけじゃないよ?
丸山
イサム・ノグチが作った遊べる彫刻。コンクリート制の亀の甲のような山の直径は約6.9メートル、高さは2、1メートル。穴は直径80センチで中でつながっており、滑り台のようなトンネルになっている。
こどもの国開園の翌年1966年(昭和41年)に、子どもたちが自由に想像力をいかして遊べる場所として、イサム・ノグチの設計で児童遊園がこのあたり一帯に建設された。丸山もその際に設置され、これを囲むようにして児童館が建設さてた。児童館は建築家大谷幸夫の設計で、日差しや雨を避け、円錐形の一部を切り取ったような形の薄い鉄板を組み合わせた屋根は、花びらのように美しく見えたが、1985年に撤去された。(子どもの国の説明板より)
反対側から撮影するとこんな感じ。
実は、90度ごと四方から作品に入れます。そうだな〜。砂山のトンネルです。子どもなら砂山のトンネルをくぐれると思う。これ、優れもので、四方から入れる。つまりトンネルが2本砂山に開いてるんだけど、中でトンネルはぶつからない。立体交差になってる!気付いた時変な声が出そうになった!あ〜、このエリアに子どもが一人もいないのが嬉しいような。悲しいような。イサム・ノグチさんは作品の設置に凄くこだわって、何度も足を運んだとか?自分の作品で子ども等に遊んで欲しいだろうな〜。
で。砂山の隣にあるのが現在ではすっかりショボい温室です。
小っさい!展示物が地味!うちの近所の相模原公園の温室より小さい!出来た当時は人気だったかも〜?
さて?これでイサム・ノグチの作品はおしまいか?と思ったら奥にもあった!それがトップ画像です。
素材は何を使ってるんだろうか?
お子様が遊ぶサイズです。大人は〜、これに入れない〜昇れない〜。
オクテトラ
イサム・ノグチが作った遊べる彫刻の代表的作品。6角形の面4つと三角形の面4つを組み合わせたコンクリートの8面体で、登ったり穴の中に入ったりして遊べるようになっている。
ギリシャ語のオクタ=8とテトラ=4を合成して命名した。全国各地の公園などに置かれているが、本人が手がけた作品は、こどもの国のほかは香川・札幌など数カ所にしかない。
こどもの国開園の翌年1966年(昭和41年)に、子どもたちが自由に想像力をいかして遊べる児童遊園が、そのあたり一帯に建設された。イサム?ノグチと建築家大谷幸夫による設計だったが、当時のもので残っているのは、このオクテトラの他に、児童センター近くにあるアーチ型エントランスと遊べる彫刻の丸山だけだ。(子どもの国の説明板より)
さて?イサム・ノグチの作品がある辺りには11月の初旬はこんな花が咲いてます。
たぶんサザンカです。だいぶん木が大きくて見応えありました。
更に奥は椿の森になってます。
11月に咲く椿というのも珍しいけれども。実はここの椿コレクションは見応えありますよ。
『椿の森
昭和46年4月造成
面積:約3ヘクタール
椿の成木:500品種5000本 花期10月−5月 花の盛り3月下旬ー4月上旬
サザンカの成木:100品種100本 花期10月−12月 花の盛り11月中
中国産の成木:30品種50本
ほかに実生とさし木苗:500本
冬は早朝の最低気温がマイナス8度前後まで低下するため、花の痛みが酷い。
この椿の森は「花椿」マークでしられる(株)資生堂より創業100年の記念事業のひとつとして当園に寄贈されたものです。』画像に写る説明板を書き出しました。
春先に子どもの国を訪れたならば、ぜひとも足を運んで欲しいスポットです。
イサム・ノグチ
1904−1988。米国生まれの日系米国人で彫刻家・画家・造園家などとして活躍した。終戦直儀にニューヨーク近代美術館の「14人のアメリカ人展」に選ばれて世界的に有名になり、石を使った東洋的表現が高い評価を得た。1987年(昭和62年)にレーガン米大統領から国人芸術勲章を授与された。香川県にもアトリエをもち、日本でも作品を制作した。
こどもの国開園後の1965年8月に来日すると、4ケ間毎日のようにこどもの国に来て構想を練り、自然を生かした遊び場である自動遊園を設計した。子ども達が大きな夢をもち、自由に遊べるようにと苦心したという。工事が進められていた翌66年4月にも来日し、作業に対してセンチ単位で指示を出した。当時のラフデザイン図では、紅葉の形をした砂場や芝生の小山、滑り台などが樹木に囲まれて配置されていた。(こどもの国に設置してある説明文より)
桜の季節のこどもの国の記事
こどもの国桜の中央広場(2013年4月2日)の記事
こどもの国と戦争(2013年4月6日)の記事
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