2020.1.3参拝。東院から西院へ移動。院に入る前に既に行列がある。西院の正門は仁王門で、その手前には昔は毎月20日にのみ通行できた二十日橋と呼ばれる石橋があるのですが、行列で橋が撮影できなかったよ。
ちなみに、誕生院という変わった名前は、この場所が弘法大師空海が宝亀5(774)年に誕生した佐伯家の邸宅跡にあたり、弘法大師が生まれた場所としての由来からです。
仁王門は行列の途中にあり、左右の仁王像をゆっくり鑑賞できなかったのが残念。
仁王門:西院(誕生院)の正門。門の正面左右には金剛力士像(仁王)が立ち、西側には大草履が奉安されています。現在の建物は明治22年 (1889)の再建ですが、金剛力士像は南北朝時代の応安3年(1370)の製作です。
仁王像が白いのは何でなんだろうか?塑像だったりして?知らんが。
仁王門を抜けると御影堂まで一直線の回廊になっていた。行列と天井しか見えない。
あ!「戒壇めぐり(500円)御影堂内からお大師さまをお詣りできます」とある。
戒壇めぐりとは、御影堂の地下を1周する約100メートルの真っ暗な回廊を歩く修行の場です。ちなみに戒壇めぐりの500円は宝物殿の参拝がセット料金になってます。
回廊で見つけたパネル。
厄年早見表
商売繁盛の招き猫は世界規模の人気のようで。説明板は5ヶ国語で書いてある。
回廊の終点に到着。
入り口は一つ。出口は2つ。妹達に「左側の出口から出よう」と促す。見れば左の出口のそばになで仏のおびんづる像があったのだ。
おびんづるさまは昔から自分の体の悪いところと、おびんづるさまの同じところを交互に撫でると、よくなると言われている。悪いところだらけの私はおびんづるさまを見つけたら大概なでさすってます。
さて、参拝終了。けど行列してる時にちょい気になる木が見えた。
このクロマツは、宿坊前に立ってました。周囲を囲ってあり、木のそばに立って巨木具合を対比する画像を撮影できないのが残念です。上の画像右奥に、クロマツを撮影してる人物が写り込んでるので、なんとなく察せれるといいなあ。
周囲を回って木の解説文がないか見たけどなかったよ。う〜ん?木の生育環境により見た目で樹齢は計れないんだけど、杉並区の熊野神社さんのクロマツや、大磯の東海道の江戸時代からの松林のクロマツと比べても同じくらい大きい。
御影堂のそばの御影池。池と言っても真四角に整地されてありよくわからないことになっていた。とりあえず1枚撮影し、ブログを書くにあたり調べたらば!!
御影池:佐伯家の方々がお住まいの頃は、その邸宅の庭にあった池でした。お大師さま入唐留学の折、自身を水面に映し、自像を描いて母君に差し上げられたと伝わり、この池を「御影池」といいます。
中央には弘法大師が御入定後に住まわれるという兜率天の教主である弥勒菩薩坐像を安置し、修行中のお大師さまとご両親の像がとり囲みます。
弘法大師空海がまだ佐伯真魚だった頃のエピソードですね。びっくり〜。調べたら、空海が唐に遣唐使として出発したのは29歳の時でした。
誕生院の売店でお守りが欲しいといとこがいうので、私も売店を覗いてみた。
む〜〜ン??ここのラインナップが昭和から変わってないんじゃないの?
12月に神田明神のインスタ映えするおしゃれなラインナップを見たばかりなのですよ。初詣で気分が上がり財布の紐が緩んでるのに、買うべきものがないとは!商売がヘタ過ぎる。善通寺さんもちょっとは今時のいけてる神社仏閣のラインナップを参考に改善して欲しい。
仁王門を出たところに古い切り株を見つけた。クロマツっぽい。枯れたのね。
ここで妹と従姉妹が「松子の番組で紹介されてたカタパンが欲しい」という。
「松子ってあの大きな人のこと??紹介されたの?」と聞けば「そう!松子が褒めてたから」と。へえ〜??
軽く行列で購入できた。何つーの?このお店は昔ながらに、並んでるお菓子から欲しいものを選んで欲しいグラムだけ販売するスタイルなんだ。
妹はえびせんとカタパンを注文したので、すかさず「石パンも欲しい!」と追加注文。
上の画像下が石パンで、上のせんべいっぽいのがカタパンです。
これは口に含んで舐めてふやかしてからでないと食べられない。保存食です。乾パンより堅い。善通寺の隣に陸上自衛隊の駐屯地があるので、軍隊のレーションを発想したけど、お遍路さんが長い道中に口にして舐めて楽しむものかな?と思い直した。たぶんどっちも外してないと思うわ。ちなみにせんべい状のカタパンは、口に入れるとしゃべれない。駐車場で口に入れた私は、しばらく無口になってしまった。
カタパンをゲットしてホッと一息。視線を落とせば善通寺のマンホール。これは菊かな?
帰り道、東院と西院を結ぶ細道に屋台がでていた。
面白そうなのを1枚。
その先、行きは毘沙門天華蔵院さんに足が止まったけど、反対側の塔頭の目立つ石像に足が止まる。
観智寺さんです。
では、最後にとっておいたお楽しみ〜(私だけ)
巨木です。まずは五柱神社さんの大楠からね。