最高気温22度。
あたたかな南風が、四万十の空を、山を、川を渡ってゆきます。
大きく深呼吸をした僕は、山の甘い空気を胸いっぱいに吸いこんだ。
「うーん、気持ちE!」。絶好のヒルネ日和です。
春の山肌を、針葉樹や常緑樹の青葉、カシやシイの赤紫葉(照葉樹の芽吹きたての葉)、
エノキやアカメガシワの萌黄葉(落葉樹の若葉)がいろどってます。
これから夏に向かって、山はじこじこと(少しづつ)濃い緑になってゆきます。
春から初夏へめぐる季節はうつりゆく緑の日々。
それは淡い色の水彩の風景画に、
日ごと絵筆をかさね、少しずつ深みをくわえていくかのようです。