アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

夏嵐がやってきた

2019-08-15 | 四万十川 夏

夏嵐がやってきた

 「そうかい」オオカミは言いました。

「それならおれは腹を立て、ぷーぷー息を吹きつけて、おまえの家を吹き飛ばす」。

そしてオオカミは腹を立て、ぷーぷー息を吹きつけて、子ブタの家を吹きとばし、子ブタを食べてしまいました。

 

 明け方。荒れ狂う空、吹き狂う風雨、踊り狂う庭の草木。

そして、時折吠えるいちだんと強い風が、家を心をガタガタと揺さぶってゆく。

空が全力で地上に息を吹きつけるかのような烈風に、僕はあの懐かしい三匹の子ブタの物語を思い出したのでした。

でもまぁ、家は吹き飛ばされても、食べられないだけマシか(体形は子ブタですが・・・)。

台風さん、あんまり腹をたてないでおくれ。ブヒ。

 

 8時。もうすぐ台風10号が、四万十のすぐ西側を通過してゆきます。

台風の目が近づいたせいか、それまでの強い風と雨がふっと止み、あたりは静かに。

とたんに、セミが鳴きはじめました。

やれやれ。夏の嵐よ、さっさと通りすぎておくれ。家をぶっ壊さずに。

 

 台風が巨大化してゆく(と言われてますね)これからの時代。

我がボロ家も(もちろん一匹目の子ブタのような藁の家ではないけれど)、

三匹目の子ブタの家のように、

もっと頑丈なつくりにしないと、本当に家ごと飛ばされちゃうかもなぁ、と思うのでした。

 

 四万十川の水位は、平水+7メーター(沈下橋沈下)。水位は、ぐんぐん上がってマス。

家地川ダム、津賀ダム併せてのダム放流量は、2920㌧。放流量は、増加中。わおっ。

川は、10メータ級の増水となりそう。車を高いところに逃がさないと。

*画像は、過去に撮影したものです。

うーむ・・・と荒れる空ばかり見てたってしょうがない。

メシでもつくるか。

 14:50分。四万十川の平水は、平水+9、5メーター。

台風去れども、なかなか雨が上らないなぁ・・・。明日は晴れるかな。