おはようございます。四万十は、快晴。
今朝の川は、北寄りのひやい風が、びゅうびゅうと強く吹いてます。
止めた自転車が吹き倒されてしまうほどの。
もうすぐ冬か・・・。
空と川は、一風?ごとにじこじこと青が深くなってゆきます。
今日の最低気温は、8、8度(今季最低)。
秋の川辺に。
*クサギの実は、古くから「常山の実」と言われて、青色の染料材料に使用されていました。
実は深い青ですが、布を染めると淡い青色になり、赤紫色のガクは灰色へと染め上がります。
最高気温21、1度。午後も晴れ。
陽のあたる風裏の川原で、ごろり横になって、淹れたコーヒーを飲みながら本(詩)を読む。
聞えてくるのは、木々のざわめき、瀬音、鳥の歌。
「川が大きな河に流れこむ場所や 河が海と合流する広い河口。
水と水とが出会うところ。
そんな場所は僕の中でいわば 聖域のように際立っている。
でも海をまさに目前にした河の素晴らしさったらないな。
僕はそういう河を、他の男たちが馬やら魅惑的な肉体の女を愛すように愛している。
僕はこの冷たくて速い水の流れにひきつけられるのだ」
詩集「水と水とが出会うところ」レイモンド・カーヴァー
秋の午後の川は、陽が山に入るのがはやい。日陰になった川原は、ひやい。家にもどろう。
帰路、道脇の草むらの日だまりに、一匹の野良ネコが、じっとまるくなって目をとじていた。
なんともシアワセそうなネコの表情に、思わずたちどまって見とれてしまう。
おだやかな秋の陽ざしに、ほんのつかの間、憂き世をわすれる旅の途上です。ネコも人も。
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