アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

初秋の川をカナディアンで

2020-09-21 | アークツアー 晩夏~初秋

 最高気温26度。

 初秋の川を、カナディアン(カヌー)で下りました。一組だけでのんびりと。

最高気温26度。水位は、平水+50㎝。川面の水温は、25度。

 

 安定性がよいカナディアンは、足元が広く、開放的なのが魅力です。沢山の荷物が積めるのもグッド。

シングルブレードパドルを使い、

前部漕者と後部漕者が、右側を漕いだり、左側を漕いだりしながら艇を進めてゆきます(大雑把ですが)。

舵をとるのは、後部漕者。その後部漕者が、

片側ばかりを漕ぎ(いちいちパドルを持ち替えずに済む)、艇の向きを修正しながら進める、

Jストロークと呼ばれるパドルさばきを覚えると、より楽だし、より楽しめます。

 スタート地点のトロ場で、

基本的な漕ぎ方とJストロークを少し練習した後、さぁ、出発!!

 曇り空の川は、ベタ凪で、カヌーの下をゆっくり流れる水は、少しくすんでいます。

それは、前回の増水の名残り。

ながれゆく岸辺には、サルスベリがまだ咲き、満開のヒガンバナの赤があざやかです。

「サルスベリ夏から秋をつなぐ花」高橋三七

 

 カヌーは、鏡のような水面に映った山や空を、バウで咲いて下っていきます。

水面のところどころに、ペットボトルがゆらゆらと揺れている。

それは、川底に仕掛けたカニカゴ(ツガニ)のウキです。

このあたりでは、「イタドリの花が咲くとツガニが下る」と言います。

イタドリの花は、まだ咲いてませんが、もうカニも下りはじめているのカニ。

 

 岩間沈下橋の川原に上陸。

暑くも寒くもないカイテキな空気の中、のんびりと景色を愛でながらコーヒータイム。

4連休のピークの日だけど、まだ工事通行止めの橋には、観光客の姿がなく静かです。

 終始、やわらかな笑顔を見せてくれたYさん夫妻。

舵とりにもなれてきた旦那さんは、艇をコントロールするオモシロサに目覚めたようです。

ツアー終了後には、カナディアンが欲しくなった、との感想も。良かった、良かった。

 

 ギアを(自在とまではいわないけど)ある程度使えるようになると、

気持ちと動作に余裕ができ、俯瞰して景色や状況を見られるようになり、自然と時をより深く感じられます。

(センス・オブ・ワンダーの有無にもよりますが・・・)

それは、大人数のカヌーツアーでは、なかなか体験できないコトです。

*Yさん、ツアー画像CDは、23日に発送いたします。お楽しみに。



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2 コメント

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先日はありがとうございました! (Y夫妻)
2020-09-23 22:15:13
佐野様
先日はありがとうございました!川の流れや山で鳴く鳥のさえずりの中、透き通った川に浮かびながら、四万十川を存分に堪能できた贅沢なツアーでした!佐野さんには漕ぎ方を親切に教えて頂き、初心者ながら漕いだ感を味わうことができました。写真楽しみにしてます。
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ありがとうございました (あーくさの)
2020-09-24 07:52:50
Yさん。先日はツアーのご利用ありがとうございました。連休ピーク時の川は、いつもより人の姿が少し多かったですが、ひとたび川を下りはじめれば、一組だけで静かな川を自然をのんびりと味わえましたね。また、カナディアンの面白さも感じていただけたようで良かったです。ぜひまた、お二人で四万十川に遊びに来てください。
*画像CDは、23日に発送いたしました。
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