アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

晩夏~秋のアークツアー

2024-10-20 | ・最新のお知らせ・イベントなど

晩夏~秋のアークツアー

ほぼプライベートツアーで、プライスレスな旅の思い出を!

高く澄んだ空、まだ強い日差し、透明度よい水、さわやかな風。

晩夏から秋の四万十川は、リバーピクニックが気持よい季節です。

カヌーに、お弁当、コーヒーを積んで、晩夏から秋の川をの~んびりと下りませんか。

「本当の旅の発見は、新しい風景を見ることではなく、新しい目を持つことにある」マルセル・プルースト


*アークツアーは、 ガイドの自然解説もたっぷり聞けるエコツアーです。

*ほぼプライベートツアーです。*1名でも参加できます。カヌーはじめての方、大歓迎!です。

*2024年のツアーは、キャンセル料が廃止となりました。


1日コース カヌー・リバーピクニック

 川原で講習→とろ場で練習→少人数でのんびり川遊び&カヌーツーリング

メインコース Aコース(江川崎スタート)カヌー漕行 11~12キロ (15キロ下ることも:水量による)

*途中の川原でのんびりお昼(暑ければ、支流でバシャバシャ川遊びも)

集合 AM8:40  解散 PM 15:00~16:00  *集合&解散時間 調整可

集合&解散場所 Aコース 江川崎カヌー館(トイレ 更衣室 シャワー室有)   

        Bコース 口屋内沈下橋(トイレ有)

ツアー料金   大人1名:11000円  9才以下:8000円 *税込み

料金に含まれるもの

・カヌー用具一式 (艇 ライフジャケット パドル スプレースカート ヘルメット)

・保険・ガイド料・消費税・お茶&おやつ *ツアー画像CD(郵送)

料金に含まれないもの

・昼食 *ツアー集合後、カヌースタート地点の道の駅で買えます。

*昼食は荷室付カヤックorカヌーに積むか、こちらで預かります。


 半日コース カヌー・リバーピクニック

川原で講習→とろ場で練習→のんびりカヌーツーリング 

集合 8:30~14:00 解散 11:30~17:00 *約3時間のツアー*1日1コース

集合を9時にした場合、解散は12時 *希望した時間に集合できるツアー

メインコースは、Bコース(口屋内沈下橋スタート)暑ければ川遊びも

Bコース:口屋内沈下橋スタート:漕行4キロ~6キロ

*Cコース(網代スタート)Aコース(江川崎スタート)Bコース(勝間スタート)に変更可

集合&解散場所  B(メインコース)口屋内沈下橋 

ツアー料金    大人1名 6500円 (9才以下4500円)*税込み

料金に含まれるもの ・カヌー用具一式・保険・ガイド料・冷凍ジュース&おやつ

          ・ツアー画像CD(郵送)・消費税


その他ツアー

・オリジナルツアー(各ツアーを組み合わせたツアーなど)・黒尊川MTBツアー・黒尊山塊トレッキング

・ナイトカヌーツアー・焚火キャンプツアーなど  お気軽にお問い合わせください。


問い合わせ先 

TEL 0880-38-2626(アーク) 090-2221-5963(アーク佐野携帯)

メール canoe-5@yacht.ocn.ne.jp    申し込みフォーム   問い合わせフォーム



秋の極楽カヌーだワン

2024-10-18 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「秋の極楽カヌーだワン」 2021年10月25日のツアーレポート再掲です。

 最高気温23、7度。

 今日は、秋の四万十川でリバーピクニックをしてきたワン(10月25日)。 

朝、カヌー乗り場で、ガイドのアークさのが言いました。

「秋晴れの川は、風が無く、陽が暖かく、流れが良く、川下りには、最高のコンデションになりそうです。

先日のプチ増水がまだ少し残る水は、透明度がイマイチで、そこはザンネンですが・・・」と。

 

 あ、そうそう、僕の名前は「つむぎ」。パグ2才♂。おっす。

僕は、今回が初めての四万十川、初めての川下りです。何事も初体験はドキドキしますね。

僕を乗せてゆくご主人は、カヌーイスト(ファルトボート所有)。四万十川を下るのは3回目。

(お連れさんもカヌーの経験者だけど、四万十川は初めて)

そんなわけで、僕はただ身をまかせていればOK牧場。のんびりと秋の川を楽しめたらよいなぁ。

 今日の川は、平水時より水位が少し高く、流れがちょっと速いとのコト。

僕を乗せたカヌー(カヤック)は、スイスイスイスイと川をくだってゆく。

乗りはじめは、緊張して全身で力み、景色をみる余裕もなかった僕も、

トロ場を下り瀬を抜ける度に、ぐらつくカヌーにも少しずつ慣れてきて、

未知な川景色に目を見張るようになったし、陽、風、水の神秘さも感じられるようにもなったよ。

「センス・オブ・わんダー」が大事だワン。自然の中で遊ぶときには。

 雲ひとつない抜けるような青空の下、南国の川の岸辺を彩るのは、

白(サザンカ)、黄(セイタカアワダチソウ)の花、白銀(オギ、ススキ)の穂。

照葉樹や針葉樹が大勢を占める緑の山肌のところどころに、橙や薄黄の涸れ色も見える。秋だねぇ。

*温暖な四万十の低い山には常緑樹が多く(7割がスギ、ヒノキ)、

四万十川沿いの山は、一部の落葉樹が地味に山肌をいろどる程度。

派手な紅葉(いわゆる錦秋)は、標高が高い所にゆくと見えるそうだ(黒尊渓谷など)。

 

 水辺には、サギやトンビに混じって、冬の水鳥たちも姿を見せている。

時折、水面をパシャパシャと魚が跳ねる。アユかな?

円をかくように跳ねるアユは、横になって腹から落ちるので、音でもわかるという。

アユはもう禁漁、今はツガニ漁の季節なのだそうだ(10月31日まで)。

 

 キレイな支流の川原に上陸し、人間たちはのんびりランチタイム。

リードをはずしてもらった僕は、自由に歩きまわれるのが、にゃんともうれしいワン。

 再び水上へ。

まだ少し夏の暑さが残る強い陽ざしのなか、瀬で浴びる水しぶきが、気持イイ。川面の水温18度。

長いトロ場では、あまりの心地良さに、フネの中でうつらうつらフネを漕ぎそうに。

うーん、ゴクラク、ゴクラク。こいつは、秋のサイコーなリバーピクニックだね。

 

 風が優しい(時が多い)秋の川は、焚き火キャンプや

月や星を見るのにもよいフィールドだ、というではないか。今度は、川原でキャンプしたいなぁ。

沈下橋の川原に上陸し、コーヒータイム。映える景色だ。わおーん。

 さぁ、ラストピッチ。

秋の午後の川は、夏に比べ水面が陰るのもはやく、日陰は一気に冷えてくるので、

陽が短い季節の川下りは、水面に陽があたる9時頃~15時頃までが良いとのコト。

「秋の日は釣瓶落とし」なのだ。

 

 僕らは、午後のはやい時間にゴール地点に到着。本日の漕行11キロ。

さぁ帰ろうと車に乗り込めば、国道は、いきなり目の前で工事に伴う時間通行制限・・・(何と今日から)。

迂回路はナッシング。30分も足止めをくらう・・・。とほほだワン。

PS:四万十川流域に、ペット可の宿泊施設がもう少し増えると、イイのになぁ。

*ツアー画像CDは、10月27日に発送しました。お楽しみに~

 「冬の四万十川はまっこと静かよ。紅葉に染まった山も色を落として、

川の水も落ち着いた色になる。動くもんといったら、

薪で風呂を焚く家の煙と越冬に来よった渡り鳥ぐらいのもんじゃろ」野村春松


夏と秋がゆきあう川をゆるゆると下る

2024-10-05 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「夏と秋がゆきあう川をゆるゆると下る」2018年秋のツアーレポート再掲です

 最高気温31、3度。

 ヒガンバナ、ギボウシ、イタドリの花が、

岸辺をいろどる初秋の川を、3名のシティボーイ(死語?)と下りました。

1日半、漕行22キロ(オリジナルツアー)。

最高気温31、3度。川面の水温25度。ほぼ平水。水の透明度は、良。

 

 初日の午後の空は、晴れ。スッキリブルーの空を、うろこ雲がのんびりと流れてゆきます。

陽ざしは、まだ強く暑く、夏のよう(予報がはずれてラッキー)。

聞こえるのは、ザァザァ(瀬音)ポチャポチャ(パドル音)、ジュワジュワ(蝉の声)、チリチリ(虫の音)。

 

 カヤッキングがひさしぶりなゲストは、漕ぎはじめは、動きも表情もぎこちありませんでした。

でも、とろ場をながれ、瀬をこなすたびに、スイスイと軽やかに艇をあやつるように。ニコニコと笑顔で。

  今年の川は、魚影(アユ)が濃いようです。

釣り師のすがたも多い(いつもは見ることがない瀬にも)。

ザワザワと右岸が鳴り、さけぶような鳴き声が聞こえました。

ん?眼をあげると、木々に囲まれた岩の上で、サルたちが物めずらしそうにこちらを見ていました。

 2日目の空は、どんよりと曇って空気がすずしい、秋だ!

凪ぎの秋。川は、夏は南から、冬は北から風がわたる、でも、秋は風がとまるコトもおおい。

グレーの空の下、僕らはつるりとした鏡のような水面をのんびりと下ってゆきます。

 

 古い沈下橋がかかる川原に上陸し、休憩&ランチタイム。

沈下橋におりる細道には、クリのイガ(四万十栗)、

シイの実(炒って食べる)、シマサルナシの実(ベビーキウイ)が落ちています。

ほのかに籾殻焼き香る川原で、石積みをしながら

パンとシチューを食べました(ナウなヤングは、ロックバランシングと言うらしい・・・)。。

 

 グーンと川幅が広く、ズーンとトロ場が長い下流を、よいピッチで下りゴールの沈下橋へ。

ツアーのしめは、エイヤ!と沈下橋からの飛びこみです。今年最後かな?

夏と秋、2つの季節を楽しませてくれた川で、シティボーイは、ネイチャーボーイになったのでした。


ゆきあいの川をカナディアンで

2024-09-29 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「ゆきあいの川をカナディアンで」2021年初秋にツアーレポート再掲です。

 最高気温29、0度。

 「台風16号の強風域に入りそうだったので、今日の川は強風が心配でしたが、

風はほとんど吹かず。初秋のステキな川景色の中、透明度のよい川を下れてよかったですね」。

「ええ、本当に・・・。憧れの四万十川カヌーが天気と水に恵まれて最高でした」。

ツアー解散場所で、ゲストのTさん夫妻は、童のようなまぶしい笑顔でこたえてくれました。

 

 9月30日(木)。

カナディアンカヌーで、初秋の四万十川を下りました。

抜けるような青空の下、今シーズンいちばん透明度が高い川を。

⦅何日も前から、その進路にやきもきした台風16号の影響(特に風)を受けるコトもなく⦆

 

 ゲストのTさん夫妻は、北海道の川をホームに漕いでいるカヌーのベテランです。

ガイドは、コース取りを教える程度で、漕ぎ方については何も教えるコトがない。

 

 レクチャー&練習の時間がいらないので、

今日の川は、水量が少なく流れがとてもゆるいけど、15キロのロングコースをとりました。

操船に気をとられすぎないので、川の自然を案内する時間が多くとれるのも、またよろし。

 スタート地点のトロ場で軽くならした後、初っ端の波高い瀬へ。

水量が少なく、瀬の入り口がとても狭いけど、モンダイなく突入。

照りつける陽ざしの下、ザブザブと被る水が心地イイ。思わず叫びました。うっひょー!!

最高気温29度。川面の水温25度。

 瀬をぬけると、そこは長いトロ場だった。

(高低差小さい四万十川は、大きく蛇行しながら流れる。江川崎から下流は、トロ場も多い。

・トロ場とトロ場を小さな瀬がつないでゆっくり流れる。

・川の中にコンクリートの残骸や堰堤などの危険な人口物が少ない。従ってカヌー初心者も比較的安全に下れる川)。

 のけぞってカヤックから見あげる空は、(昨日の雨に洗われて)スッキリブルー。

まだ夏の暑さが残る陽ざしの中、山肌や川岸の緑には、少し涸れ色も見えます。

道路沿いには、サルスベリの花がまだ咲いているけど、コスモス、セイタカアワダチソウの花も。

ほのかに籾殻きの匂いが混じる空気のなか、小さく聞こえてくるのは、虫の音、セミの声。

 

 そんな、夏と秋がゆきあう川は、風がなく、水面はまるで水鏡のよう。

(10日程前に大きな増水に洗われた)今日の川は、

透明度も高く —いつもは薄濁りの— 深い川底まで良く見えます。

 

 ゆらり、大きな鯉がカヌーの下をゆっくりと泳いでゆく。

中小の魚もたくさん見え、川の中にはいろいろな魚がいる、ということがわかってオモシロイ。

「いいねぇ。キレイだねぇ~」。僕らは、何度も声を上げました。

 

 岩間の沈下橋の川原に上陸。よい景色を眺めながらランチタイム。

それまでのきつい陽ざしを、曇が遮ってくれて、やれ、ありがたや。

心地のよい空気の川原で飲むコーヒーが美味し。

 コース後半は、トロ場が多いけど、(向かい)風がないので、なんちゃーない(たいしたことない)。

アユの禁漁が目前の川(10月半ば)には、瀬張り漁をする人の姿や、友釣りをする人の姿が見えます。

水面でプカプカと揺れているのは、 ツガニ漁の仕掛けの目印の浮き。

そんな初秋の水上を、四方山ハナシに花を咲かせながら、のんびりと漕いで、口屋内の沈下橋へ。

本日の漕行15キロ。

*Tさん、ツアー画像CDは、10月1日に発送しました。お楽しみに~


レターフロムS4 1泊2日カヌーキャンプツアー・秋

2024-09-28 | レターフロムS

「レターフロムS4 1泊2日カヌーキャンプツアー・秋」再掲です。

 おだやかな秋晴れの日、3名のゲストと、川下りキャンプにでかけました。*オリジナルツアー

コースは、江川崎~約20キロ(ゲストの皆、27-28キロと言ったけど20キロ位だった、訂正します)。

最初に、出発地点のとろ場で、カンタンにカヌー(カナディアン)の漕ぎ方の講習&練習。

その後、2艇のカヌーに キャンプ道具などの荷物を積みこみ、さぁ出発!

 

 ここしばらく晴天が続いている四万十川は、水量が少ない。

春から夏にかけての平均的な水位よりも、1メーター程水位が下がり、川原も広くなっている。

やせた川は、浅瀬が多く、カヌーはところどころで船底をこすってしまうけど、

秋の川は水も澄んで、水深3ー4メータの川底がはっきり見えるのがステキだ。

 

 高く澄んだ空の下、秋の川岸を彩るのは、ヒガンバナの赤、

セイタカアワダチソウの黄、コスモスの赤い花、オギの白銀。

遠くから、コンバインの軽快なエンジン音が聞こえ、風には、籾殻を焼く匂いが混じっている。

日差しはまだ強く、長袖のジャケットを着て漕いでると汗ばむくらい。

気温は、24~25度くらいだろうか。水温は、川の表面で23、5度。

流れがゆるいところでは、時々川に足をつけながら、のんびりと下ってゆく。

 

  

 

 今回のゲストのうち2人は、動植物の調査のプロ。3人とも野外生活には慣れている。

「あ、ヤマセミが飛んでった!まだ、カジカ蛙がいるよ!」

目線の低いカヌーから、それぞれの視点で、四万十川の自然を楽しんでいる。

出発地から約7キロ地点の川原、そこでキャンプ。

山に日が入り、気温がグンと下がってきた。テントを張り火を起こした。

 

 ゲストがそれぞれの黄昏時を楽しんでる間に、僕は夕食の仕度をする。

今夜のメニューは ・カツオのペッパーステーキ・大根おろしをたっぷり使った鍋・焼きりんご

おだやかな夕刻の川原は、雨、風の心配がなく、虫もほとんどおらず、カイテキ。

焚き火をかこんだ僕らは、ワインや栗焼酎(地酒)を飲みながら、食べ、話し、頭上の星をながめた。

とても贅沢な秋の夜長。

 

 翌朝は、栗ごはんの朝食(我が家の庭先でとれた栗を使った)。

ゆっくりと朝の時間を過ごした後、キャンプを撤収。10:30分出発。

とろ場→小さな瀬→とろ場を漕いで、お昼。

昼食は、狭い国道沿い、川にせりだして建っている小さなうどん屋さん。

店下の川岸にカヌーをつけ、斜面を登り、あたたかなうどんをすすった(現在は廃業)。

 

 昼食後、さらに川を下り、勝間の沈下橋でお茶を飲み、15:00頃ゴール地点の川原に到着。

(スタート&ゴール地点は、季節、水量などにより変更もあり)

「ゲストのみんな、ツアーへの参加どうもありがとう!」

次回は、「焼きリンゴ」もっとおいしく焼きますね。

 

  

 


アユくだる晩夏の川を

2024-09-20 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「アユくだる晩夏の川を」2022年晩夏のツアーレポート再掲です

  最高気温30、1度。

 「今日は1日雨をカクゴしてましたが、雨に降られるどころか晴れてよかったですね。

早朝、準備してるときは、雨は降るわ、カミナリはなるわで、

どうなるコトやらと思いましたが、四万十の自然が、思いのほか良い表情を見せてくれましたね」

 

 ツアーゴール地点の川原で、ガイド佐野がそんな感想をのべると、

「佐野さん、Mさんのムスメさんが晴れオンナなんですよ」。

ゲストのOさんが、少し陽にやけた顔に笑顔をうかべていいました。

一同、四万十のマザーネイチャーとムスメさんに感謝です。

 

 9月13日(火)。

晩夏の四万十川を、カヤックでのんびりと下りました(江川崎スタート。R1A。プライベートツアー)。

天気予報は、雨ときどき曇り。降水確率80パーセント。

朝っぱらは、小雨まじりだった空。

でも、ツアー集合時には雨がやみ、スイスイとながれる雨雲のスキマから、陽がこぼれてきました。

「うーむ、蒸し暑い・・・」。

雨にそなえて着たレインウェアは、すかさず太陽にぬがされたのでした。

 スタート地点のトロ場で、すこし慣らしたあと、ツーリングスタート!(ゲストは経験者)。

(カヤックを漕ぐ)お尻のしたをゆっくりながれる四万十川の水量は、ほぼ平水。

 

 漕ぎ手をやすめてふれる川面の水温は、26度。

まだ泳いでたのしい水温です。まだ陽射しも夏だし。

Mさん親子は、ときおり、バシャバシャとパドルで水をかけあっています。

 岸辺に咲いた、コバギボウシ、ヒガンバナに見送られながら、スイスイとカヤックは下ってゆきます。

アユも下る晩夏~秋の川。ザラ瀬の入り口には、瀬張り漁のしかけがあり、

その手前の水面で、パシャパシャと何匹ものアユがはねています。今年は、なかなか魚影が濃いもよう。

*瀬張り漁:浅瀬に間隔をあけて杭を打ち、水中に白いロープを張る。

下って来たアユが、ロープにおどろいて止まったところを、手投げ網で獲る。

 川景色がスバラシイ岩間沈下橋の川原に上陸し、

遅い昼食をたべたあと、のんびりとコーヒータイム。

ブドウ、イチジク、ミレービスケットとともに。シャビシャビ氷のポンジュースも美味し。

 沈下橋からさらに下り、ゴール地点へ。

大きくひろがった青空を見ながら、ガイド佐野は、あるエッセイの一節を思い出して思う。

 

 『天候が悪く山などに入れないとき、アラスカの人はこのように言う。

「Mother nature runs a show in Alaska, not us.」アラスカでは人間ではなくマザーネイチャーがドラマを進めてゆく。

つまり自然は、自分が思うように物事がうまく進まない、ということを教えてくれる』

 

 ( アラスカと四万十では、自然のスケール、豊かさ、厳しさ、が大きく違うけど  )

今日は、四万十のマザーネイチャーが、思いがけない良いドラマの舞台を用意してくれた。

そのおかげで、僕らは思うように楽しくあそぶコトができて、ラッキーだった。と。

 

本日の漕行11キロ。

*Oさん、ツアー画像CDは、14日に発送(郵送)します。お楽しみに~。


真夏のような暑さの初秋の川を

2024-09-10 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「真夏のような暑さの初秋の川を」2023年初秋のツアーレポート再掲です

 最高気温34、2度。

 初秋の岸辺に咲く、ヒガンバナ、ギボウシの花、

そして、歩道におちたドングリが、もうすぐ秋ですよ!とつげてます。

でも、まだやる気マンマンの太陽、大きな岩のような白い雲、

元気に鳴くセミが、まだまだ夏をおわらせんけんね!といってます(ような気がした)。

 

 そんな、真夏のような暑さの初秋の川を、カヤックで下りました(R1A:江川崎スタート)。

残暑キビシー川をくだる今日のツアーは、真夏仕様。

ツーリング(漕行8キロ)&支流でシュノーケリング。

そして、延長戦は、沈下橋ダイブ(川下り終了後、車で上流の沈下橋へ)。

 雨がおおく、水位が高い日がつづいた8月の川は、笹濁りがちでした。

でも、今日の川は、ほぼ平水。水の透明度もなかなか良い。川面の水温は、25度。

アユもくだる川。水面では、パシャパシャとアユがさかんに跳ねています。

支流目黒川でシュノーケリング。

目黒川の川原で、のんびりとランチ&コーヒタイム。

ツガニ(モクズガニ)も下る季節です。

 本日のゲストは、当初8月半ばのツアーを予約していましたが、荒天&増水で中止に。

再チャレンジした今日のフィールド(川)のコンデションはサイコー!

ノリノリで「カヌー&川遊び」を楽しんだ2人は、沢山の笑顔の花を、初秋の川に咲かせたのでした。

*Fさん、画像CDは、9月19日に発送(郵送)します。お楽しみに~。

ツーリングは、岩間沈下橋でゴール。その後、車で上流の沈下橋へ。延長戦突入。

長生沈下橋。

エイヤ!!去りゆく夏をおしむかのように、2人は何度も飛びこんだ。


9月11日に考えたコト

2024-09-06 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「9月11日に考えたコト」2009年に書いた旅雑文です。期間限定公開中

  最高気温29度。

 「最近は、昔にくらべて、若い人の一人旅がずいぶんとへりましたねぇ・・・」

先日、ある地方で、若者むけの宿を経営するかたとそんなハナシをしました。

僕やその人が若かったころにくらべ、世の中不況で仕事や収入もへったし、遊びかたも多様化し、

わざわざ孤独な(お金もかかるし)一人旅にでかける若い人は少なくなったようです。

でも、世間の景気が良かったころだって、長い期間一人旅をしようと思ったら、

一大決心、会社をやめ、社会から転げおちたような悲壮な気持ちで、旅に出た人もおおかったと思います。

(まぁ、景気のよいときは、次の仕事はすぐに見つかったけど)

人生を長い目でみれば、たかだか1年とか2年のハナシなのですが・・・。

 

 僕が海外の旅先で出会った欧米系の連中は、肩のちからをぬいて、

それぞれが自分のペースで、キラクに旅を楽しんでいるように見えました。

彼らは、学校を卒業したあと長い旅をし、見聞をひろめたのち就職する。

就職してからも、長期休暇がとれるのも、なんともスバラシイ。

それがごくあたり前の社会が、僕にはなんともうらやましく思えたものです。

 

 おおざっぱな意見ですが・・・。

(海外でも国内の旅でも)一人で旅をすると、実にいろいろな物が見えてきます。

人種、文化、言葉、考え方、肌の色がちがう人々の中に一人身をおけば、

自然とコミニュケーションをとろうとするし、お互いを理解しようとつとめます。

良い出会い、砂をかむような出会い。失敗をしてたくさん恥をかいてみる。

自分を尊重してもらいたければ、相手を知り尊重するコトからハナシは始まる。

旅の出会いは、自分の国の文化、歴史、自然、

そして、なによりも、「自分てヤツ」をより客観的にながめるコトにもなります。

 

 ネットが発達し、海にかこまれた島国でも、瞬時に遠い国のニュースが見られる時代。

でも、実際に五感を通じた体験をしてこそ、ふかく知ることができるコトもおおいですよね。

 

 前置きがズイブンと長くなりました。

僕が提案したいのは、学生時代に1度、そして社会人になってからは2度、

長期のバックパック休暇、もしくはボランティア休暇がとれるような社会にしませんか、と言うことです。

(青年時と壮年時では、見えてくるものがちがいますよね)

その休暇期間中もあたりまえに、給与、手当て、保険などの社会保障がうけられ、

旅からもどった後も、学校や会社にフツーに復帰できる。

権利を行使するのは自分次第(僕自身が強制的にやらされるのが、大嫌いな人間なので・・・)

行使したくない人や個別の事情でムリな人には、何か別案を考えなければいけませんが。

 

 他所の国、自分の国、他者、自分、そんなコトも旅先の風に吹かれて考えれば、

世界は、今までより、広く、深く、スイート&ビターに見えるかもしれませんね。

政権もかわるコトだし・・・。どうっすか、こんなバラマキ提案は?

「若き日に旅をせずば、老いての日になにをか語る」ゲーテ。


9月4日(月)のつぶやき(リブログ)

2024-09-04 | ・最新のお知らせ・イベントなど

1年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、快晴。

さわやかな川風がわたる沈下橋の上で大きく深呼吸。ふぅ~。

そして、ぼおっと川景色をながめて、

ここは、空、空気、川(まだ笹濁ってるけど)がキレイなところだなぁ、とあらためて思う。

「大切なものはニキにある」。*ニキ:近く。側に。

今日の最低気温は、22、9度。

 

 最高気温37、3度(9月の観測史上最高)。午後は、晴れいっとき曇り。

今日の太陽も、やる気まんまん。ふぅ、あ・つ・い・・・。

蒸し暑さに、体が汗ばみ、頭がぼおっとしてくると、ザブザブと頭から水をかぶって、ふぅ、すっきり。

外は、そよ風が吹いて、木々の梢を小さく揺らしている。

庭におりた僕は、冷えたビール片手に、木陰のハンモックに寝転がり、本を開く。

熱がこもって、サウナと化した部屋にいるよりはマシだろう、と。

 

「カヌーで行く時は、他の乗り物と異なり、目に入るすべての風景は自分の腕で稼いだものだから、

それだけ感銘も深い。この山の向こうにどんな世界があるのか、とカーブを曲がる時は胸がときめく」

 

「江川崎を過ぎると、四万十川はおだやかになり、大河の風貌を帯びる。

しかし、流れは早く、深い流れにのって滑るように下っていくのは気持良かった。

山また山が折り重なり、そのすそを縫って川は流れた。人間の音が全くない。耳に入るのは山の音だけである。

今日は一日、漕がず、フネの中であぐらをかいて流されるままに下った。

黒尊川の流れこみで上陸。早々にテントを張る」

 

『川にかかった橋を渡って対岸の部落の小さな食堂に入った。

「アイスクリン50円」と張紙のある戸を開けて入ると、一人の酔漢が抱きついて来た。

良く来た、と僕の手をしっかり握る。酔っぱらうとやたらと人恋しくなる人らしい。

いっかな手を離さないので、片手でウドンを食っていると、奥さんが迎えに来た。

酒が入るととても楽しくなる人で、それはいいのだが、この間は部落の葬式で失敗した。

初めはシンミリ飲んでいたのだが、酒が回るにつれて幸福になり、つい酔った時の口癖がでた。

彼はいったのである。「今日は実にユカイである。こんなに楽しいことはない」

おまけに「ヨサコイ、ヨサコイ」と踊ってしまった。「ヨサコイ」とは今夜飲みに来い、という意味だ』。

 

「四万十川の美しさは日本随一であろう。

水質、魚の多さ、川をとりまく自然、川から見た眺めの美しさ、いずれも日本の川では最高だ。

日本人が汚し始める前の自然が、川がどんなものであったか知りたければ、四万十川を見に来るといい。

部落の人はいう。「山や川が好きな人にゃここは天国じゃ」

しかし、天国には若者は住めないのだろう。

彼等をより強く惹きつけるのは美しい自然より、ゴミゴミした都会の汚濁の巷だ」

「日本の川を旅する」四万十川編より 野田知佑著 1985年発行 


南の川から(気まぐれダイアリー)9月3日

2024-09-03 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

  おはようございます。四万十は、曇りときどき晴れ。

ん~ひやい・・・。裸族は、おもわず服をきて、雲がおおい早朝の空を見あげたでした。

(ひさしぶりの)あたたかいコーヒーを片手に。

ベランダで、ぼおっと朝風に吹かれる耳に、聞えてくるのは、虫の音、鳥の声。

南国の川の朝晩は、秋の気配も感じられるように。晴れた日中は、まだ真夏のように暑いけど。

四万十川の水位は、平水+約80cm(川登)。今日の最低気温は、21、3度。

 

  最高気温33、9度。午後は、晴れときどき曇り。

晩夏の青空には、ちいさなヒツジ雲とおおきな岩雲がみえます。

そんな、ゆきあいの空からとどく陽ざしは強く、自転車で沈下橋をめぐれば、汗ぐっしょりに。

ザブン!と川に飛びこみたいところ。でも、まだ濃い笹色の水では、気がすすまないのでした。

大きな増水がひいた川原は、ぼうぼうに生えていた水際の雑草もながされてサッパリとしています。

ひさしぶりに無精ひげをそった人の顔のように。

橋のへりから水面にのびた何本かのロープ。それは、川底にしかけたカニカゴのロープ。

9月にはいり、ツガニ漁がはじまったのです。

ツガニ(モクズガニ)は、四万十川の秋の味覚のひとつ。鍋にいれたり、焼いたりして食します。

*11月撮影

♪流れ星 流れ星 すぐに消えちゃう君が好きで♪

明日9月4日は、新月です。

人すくなく灯りすくない四万十川の川原は、星を見るにもよいところ。

お酒でも飲みながら、のんびり晩夏の満天の星空をながめてみるのはいかが。

ごろた石の川原キャンプは、コットを使うとカイテキですよ。

 

「新月の流れ星を沈下橋でみたものはユメがかなう」とこのあたりではいわれます。

ウソです。これは今、僕がかってに思いつきました。

でも —深緑のなかを青くながれる昼間の川とはまるでちがう表情をみせる —

神秘的な星空の川は、あなたのユメをみるチカラを、きっとぐっと高めてくれますよ。ぜひ。

 

あなたは、ごきげんよろしいほで、けつこです。

4日、かわらでほしみしますから、おいでんなさい。とびどぐもたないでくなさい。

さのねこ拝 


南の川から(気まぐれダイアリー)8月31日

2024-08-31 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、晴れ。

台風一過の朝、沈下橋からみあげるキレイな青空を雨雲の残党が、

足元の川を薄茶緑色の水が、われさきに速くながれていきます。スイスイ、ザァザァと。

カラダとココロになんとも心地よいのは、目にまぶしい朝日と少し強い北風。

ナンテキモチノイイアサナンダ。

いつまでもこの風に吹かれていたいけど、家にもどり、

家中の窓&ドアを開けはなち風をとおし、洗濯(たまったなぁ)をし、艇庫の荷物をかたづけなくては。

あ、でもそのまえに、最後のカレーライスを食べて、

(カレーではじまりカレーにおわる)この台風騒ぎをしめくくろう。しばらくカレーはイイや。

さよなら、カレーと台風、そして8月。ぐわし。

 

9:00現在。四万十川の水位は、平水+3、2メーター(川登)↓ ダムの放流量は419㌧↓

 

 最高気温32、8度。午後も晴れ。

サンサンと降る陽ざし、モクモクと岩のような雲、ジュワジュワと鳴くセミ。

四万十は、残暑が復活、裸族も復活です。

んーあちゅい(猛々しかった真夏の暑さよりマシですが)。

バシャバシャと水をあび、ベランダにでて(台風の名残りの)強い風に吹かれる。ん~気持ちE!!

水冷&風令でオーバーヒートをふせぐ裸族です。

 

風読。

「人生をちょこっと休みたいな、思うたら、ここへ来たらええよ。

自然のもんのいろんな姿が見える。自然のもんは長いこと見よっても、飽きることがないけん。

いろんなことがじこじこわかるいうことは、元気の素にもなるけん」

四万十 川がたり 野村春松

 

16:00現在。

四万十川の水位は、平水+2、6メーター(川登)↓ ダムの放流量は、319㌧↑

晩夏の花(葛)

晩夏夕景


南の川から(気まぐれダイアリー)8月30日

2024-08-30 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

おはようございます。

四万十は、ポチャポチャと静かな雨が降ってます。

(大増水を警戒していた)昨夜は、思ったよりも雨量が少なく、ひと安心。ほっ。

四万十川の水位は、平水+8メーター(川登)をピークに

—ダムの放流量が下がりはじめてから数時間後に— 水位がさがりはじめました。

8:30現在。四万十川の水位は、平水+約5メーター(川登)↓ ダムの放流量は、927㌧↓

 

台風10号は、今夜四国西北部を東にススム予報(遅っ)。

風速25m/s以上の暴風域がなくなった台風は、風の影響が小さくなったものの、

「雨台風」としての力は十分に維持しているため大雨に警戒が必要とのコト。

高知西部は、明日朝にかけて300㍉の雨量予報も(線状降水帯のおそれも)。

まだまだ、気をゆるめるコトができないのだ。

でもまぁ、ハラヘッタ。とりあえずカレー&パンで腹をみたしますか。

2020年初秋撮影

 

 

台風)交通影響まとめ(30日午前10時)|NHK 高知県のニュース

【NHK】台風10号の接近により、県内の多くの交通機関で影響が出ています。【鉄道】JR四国は高知県内を走る普通列車と特急列車のすべての列車につい…

NHK NEWS WEB

 

 

  最高気温28、3度。午後は、曇りときどき小雨。

薄暗い空が、ときおり明るくなると、セミの合唱がはじまります。待ってました!といわんばかりに。

「どうやら、もうこのまま天気は回復にむかいそうだ・・・雨上りの星空、カモン!」

避難させていた車をとりにいく、そして川へ。

大きく増水した四万十川は、ジワジワと水位をさげ、

近所の沈下橋は、もう波立つ水面にそのすがたを見せはじめています。

ザァザァと大きな音をたてて、スバヤクながれてゆく泥水。

いつもはおだやかにながれている川は、荒ぶった表情を見せてながれています。

 

16:00現在。

四万十川の水位は、平水+4、2メーター(川登)↓ ダムの放流量は、781㌧↓

 

台風の進路にあたるコトがよくある四万十は、雨量がおおいところ。

その年平均降雨量は、(流域のおおいところで)約3500㍉(年平均気温は19度:中村)。

四万十川は、年に3~4回沈下橋がつかるほど増水し、時に10メーター以上も増水します。

川が大きく増水すれば、カヌーツアーは中止に(平水+2メーター以上で中止)。

カヌーツアーを行えるようになるのは、増水のピークから3日~4日目以降となります。

*そのときの水の引きかたにもよる。

カヌーツアーにはザンネンな大きな増水ですが、水が引いたあとには良い面も。

・魚や手長エビなど、川の生き物が大きく移動するので、川漁がふたたび活発に。

(増水時の魚は、水中の流れがゆるい場所にヒナンしたり、中には一旦海まで下ってしまう魚も)

・コケがついてた川底の石が、ゴロゴロと大水に転がされ、古いコケが落ちる。

 その後、新しくついたコケを食べたアユは、香りがよくなる。

・大水に川底まで洗われた川は、水の透明度がグンと高くなる。などなど。

 

そんな、ときどきあばれる四万十川は、淡水魚の種類も多い川です。

190種以上(最新の調査では)の魚種が確認されてます。

・アユ・コイ・ゴリ・フナ・ナマズ・サツキマス・雑魚(ハヤ、カワムツ、オイカワなど)

ブラックバス、ブルーギル(外来魚)なども生息してます。

 

以前、夏の中流域の深場にもぐったとき、とてもビックリしたことがあります。

それはそこに、タイのような魚の群れをみたから、あれれ?

「ああっ、それはキチヌやろ~」と教えてくれたのは近所の川漁師のおんちゃん。

四万十川は・キチヌ・イサキ・ボラ・エバ・スズキなどが

(海や汽水域に生息する魚たちが)川の中上流域でも見られるユニークな川なのです。

*これらの魚は、春に川をのぼり秋に川をくだります。

2018年夏撮影


南の川から(気まぐれダイアリー)8月29日

2024-08-29 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。

四万十は、強い雨が降ったり止んだり。

ときどき強い風も吹いて、庭の木々をワラワラと大きく揺らしています。

ふぁぁ・・・。昨夜は、断続的に降る激しい雨音に何度もおこされました。寝不足っす。

 

四万十川は、大きく増水しています。

8:10現在。水位は、平水+約5メーター(川登)↑ ダムの放流量は1489㌧↑

雨戸を閉めた薄暗い部屋からじっと雨空を見る。今日の避難作戦を考えながら。

でも、まぁ、腹がへっては戦はできぬ、ですね。

カレーうどんを食べてからまた考えよう。

2019年秋撮影

 

 最高気温30、1度。午後も雨。ときどき強雨。

昼前から、強風雨はひと休み、あたりはいっとき静かに。ほっ。

しかし、上流の山域では、強い雨が降りつづいていて、ダムの放流量、川の水量は、グングンと増えてます。

「1階の艇庫がつかるほど川が増水するかも・・・」

空がおとなしい隙に、艇庫の荷物を満載した車を高い場所に移動する。

歩いて家にもどる、と滝雨が・・・滝行かよ!なまねこ、なまねこ。

 

荒天は、明日の夜半までか。強風雨にココロもたない、我がボロ屋。

それでも、旅先の土漠、山頂、海辺で嵐にもてあそばれた(テントはあっけなくつぶれた)

ときにくらべれば、まぁ、マシなほうか・・・。

さぁ、艇庫まで水がくるか、どうか? 長い夜がはじまる。夜食は、カレースパで。

 

16:00現在。四万十川の水位は、平水+7メーター(川登)↑ ダムの放流量は、2623㌧↓

(上流の雨量が多い地点の)累加雨量は、560㍉。

2020年秋撮影

四万十川氾濫 2005年 晩夏


南の川から(気まぐれダイアリー)8月28日

2024-08-28 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、雨。

降ったり止んだりときどき陽がさしたりと今朝の空も不安定です。

猫の目のようにクルクル変わる空は、3日目。

九州に向かいつつある台風10号の影響です。

 

不安定な右足首(捻挫中)、PC(速度が急に遅くなる)、ツアー(荒天中止)

をかかえたデラシネガイドは、ただただ虚ろな目で、湿って暗い空を見あげるのでした。

台風の備えをしなくては、と思いつつ。まったくなぁ、と思いつつ。

四万十川の水位は、平水+80センチ(川登)↑ 今日の最低気温は、24、2度。

台風10号 本州付近で迷走の恐れ - Yahoo!ニュース

台風10号 本州付近で迷走の恐れ - Yahoo!ニュース

台風10号は、予報円の中心を通った場合、北陸地方より南側を通る進路に変わってきています。また、北陸地方への最接近も31日午後以降と、遅くなる傾向ですが、台風が本州付...

Yahoo!ニュース

 

 最高気温29、0度。午後も雨。

雨は、ときどきガシャガシャと激しく降ってます。

雨読にもあきたので、ダッジオーブンでカレーをたくさんにつくるコトに。

「カレーと台風」。つくっているときに、そんなコトバが頭にうかぶ。

だからなんだ、と言われてもこまりますが。

時間をつぶすのに、料理は、なかなかよい方法ですね。

さて、お味のほうは?不味いと、これからしばらくは、

カレーライス→カレーうどん→ひと休み→カレーパン→カレースパ→カレーライス、

悲しみのカレーサイクルとなるのでマズいのです。

(冷凍庫がいっぱいなのをすっかり忘れていた・・・アホですね)

 

16:00現在。四万十川の水位は、平水+1、3メーター(川登)↑

家地川ダム、津賀ダムあわせてのダム放流量は、693㌧↑

じこじこ水位が上がっている川は、明朝には、今年初、近所の沈下橋が濁流に沈みそうです(平水+5メーター)。

足がおそく勢力がつよい台風10号が、幡多地方をぬけるのは(予報では)31日の朝。

げっ、まだ2日半もかかるのか、もうすぐ沈下橋が沈むほどの水がでてるのに・・・。

これから、どれくらい雨が降るのか?やばいかも・・・。いやん。

 

川のほとりに住むということは、川はときに大増水するというコトを知らないとこわい。           

我が家のベランダから見おろす緑の苗の田圃(村の低いところ)は、

2005年の晩夏に四万十川が大増水(洪水)したとき、泥の湖になりました(平水+13メーター)。

この村は、川が大きく増水すると、水につかりやすいところで、古くからの家は、少し小高い場所に。 

2階家にして、一階を倉庫や車庫している家もけっこう見られます。                     

洪水のときは、わりに小高いところにある2階だての我が家(つかることはないと言われていた)も

一階倉庫(艇庫)の中ほどまで泥水につかり、いくつもの荷物が流されてしまいました。哀号。

そして、川の流域の村々は、浸水による大きな被害がでました。

*そのときの様子は、カテゴリー ・大増水・足摺の海・その他でご覧になれます。 

 

今回の台風の大雨で四万十川は、2005年晩夏の大増水に匹敵するほどの水位となるかも?

うーむ、車や艇庫のカヤック&装備などを避難させるコトも考えておかねば・・・。なまねこ、なまねこ。

                                               


ユクナツカヌー

2024-08-25 | ・最新のお知らせ・イベントなど

  「ユクナツカヌー」2018年晩夏のツアーレポート再掲です

 また、夏がおわる。

8月のおわりの川を、僕らはカヤックでのんびりと下りました。

 

 陽ざしは、まだ真夏。残暑きびしい岸べで、

サルスベリの花(夏の花)が、ギボウシの花(初秋の花)が、南風にゆれています。

川も、まだ夏。水あたたかい水中で、

バシャバシャ水遊びをするゲストの笑顔が、笑い声が、風にとけてゆきます。

涼しさも少し混じるようになった晩夏の風に。

 

 最高気温35度。川面の水温は、27度~28度ほど(水温計がこわれていた・・・悲)。

暑さも水も心地よい川を、カヤックは軽やかにスイスイと下ってゆく。

 

 「橋の下をたくさんの水が流れた。あと何年、夏の川を漕げるのだろうか・・・」。

モクモク雲とペラペラ雲がゆきあう空を、少しせつないキブンで

カヤックからながめていると、記憶のなかの川を、いくつもの夏の思い出がながれていきました。

また、秋がはじまる。

二人の夏。バシャバシャ川遊びが気持イイね。

初っ端の瀬。ドキドキ・・・。

目黒川。

のんびりゆったりプライベートツアー。

沈下橋で昼食を。シチューが焦げたってしっちゅう。

岩間沈下橋。壊れた橋の物語。

風も動かない。

ゴール。漕行12キロ。

長生沈下橋。

 跳んだ!