あるBOX(改)

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さよなら、たま

2003年08月02日 | 生活
「たま」が解散するそうだ。

「たまのランニング」として、ガキの使いにも度々登場した石川浩司リーダー(リーダーだったのかよ!)がHPで発表したってコトで。

本年の10月をもって「たま」は解散する事になったと。「たま」としてやるべき事はヤったって感じだと。
悲壮感は無く、19年やって来た充足感があるとか。
9月のファンクラブツアーと、10月に東京で行われる3日間のファイナル・ライブで終わりと。

今年、ホリプロ&ナイロン100℃合同公演「ドント・トラスト・オーヴァー30」(ユースケ・サンタマリア、奥菜恵、井上順さんなど出演)に「たま」のまんまで出演。要所で印象的な演奏・歌唱を見せ、独特の存在感を見せつけていただけに惜しい気もするが・・・。

バンド「たま」の歴史は意外に古く。ランニング姿でパーカッション、ボーカル(叫び声?)担当の石川リーダーは、もちろん創設メンバー。
84年、アンダーグラウンド集会的な演奏会で、組んだ一度きりのお遊びバンドの演奏が評判良かった為、そのまま「たま」という名前で活動開始。
88年、有頂天のケラが主宰するインディーズレーベルのナゴムレコードにて作品リリース開始(そして、03年に劇作家となったケラ演出の「Don't Trust~」に客演するのだから感慨深いもの有ったなぁ・・・)。
89年、TBSの「イカ天」(イカすバンド天国)に出場、5週勝ち抜き優勝。同年の「イカ天大賞」でも大賞を受賞。
90年、イカ天でも話題となった「さよなら人類」を発表、チャート1位獲得。レコード大賞新人賞、紅白歌合戦出場など、グループのピークとも言える年となった。
さらにナゴム時代のレコードも売れまくり、赤字経営だったケラは大いに助かったとか。
また、ガンに侵されたジャーナリスト・竹中労が遺作「たまの本」を上稿。「あの反骨の男が魅せられた『たま』とは?」と、中高年からの注目も浴びる事になった(ただし、硬派ジャーナリストは「芸能」もライフワークとする人が多く。「美空ひばり」や「テレサテン」など、「おや?」って人が評伝を出版していたりする)。

92年、自身のマネージメント会社「有限会社たま企画室」を、94年には同様のインディーズレーベル「地球レコード」設立。いよいよ独自の活動を開始。あらゆる場所に出没する「たまのどこでもツアー」も話題に。
95年、ニューヨーク公演実現。
96年、アニメ「ちびまる子ちゃん」主題歌を担当。パリ公演実現。
00年、ネパール公演実現。
03年、「Don't Trust~」に客演。
~そして、解散。

・・・日の当る場所に居なくとも「今日も、どこかで活動しているに違いない」と思わせる存在感があった「たま」。

その反面、「モット・サ・フープル物語」じゃないけど、独自の世界を築いた「たま」とて芸能界の浮き沈みとは無関係で居られなかった哀愁も感じさせ。

とりあえず、お疲れさん「たま」。

石川って人は、これからもランニング着てマイペースな活動続けるだろうが(笑)。
なんか、妙なモノ収集家としても有名らしいし。

◆7/31(後楽園ホール)の試合結果
○4R
中山伊智郎 TKO3R 佐藤幹典
岩渕政史 KO1R 堀場功一郎
小田将司 TKO4R 宮本彬光
国島隆弘 判定 遠藤修吾
時久 圭 判定 榊原祥明
四方浩介 負傷引分2R 山口博史
鈴木秀二 判定 河本充典
高橋和樹樹 判定 根間裕人
後藤信寛 判定 魚崎裕弥
関 洋昌 負傷判定3R 高野広道
山本 忍 判定 伊達拳人
萩原裕樹 判定 豊川陽樹
大沢佳夫 TKO2R 能登雄太