あるBOX(改)

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キース・エマーソン逝去(1)

2016年03月12日 | 洋楽
Twitterトップにキース・エマーソンの写真があがってた。
「来日が近いからメッセージを寄せてくれたのかな」と思ったら
・・・・訃報でした。



来日公演で彼の勇姿をみる事を楽しみにしていたのに、もう
力が抜けて・・・
彼の作り上げたエマーソン、レイク&パーマーの名盤群が
頭の中でリピートされています。



1992年のELP来日公演は「記念で行っとくか」と
あまり期待せずに見たら、これが予想以上の演奏で。



特にキースの元気さは素晴らしく、キーボードに乗っての
ロデオや逆さ弾き、ナイフ突き立て・・・と。その全盛に近い
パフォーマンスには大いに感激させられたものでした。



オープニングもね。
「悪の教典#9 第一印象Part2」のシーケンスが聴こえてきて、
あの「WelcomeBack My Friends…」の歌詞、そこからキースの
鍵盤音、カールのドラムとグレグのベースが重なって・・・・
一気にクライマックスの様相。



「恐怖の頭脳改革」好きの私を大いに感激させてくれたものでした。
「タルカス」や「展覧会の絵」(ハイライト)も演奏され、やや速度を
落としたシーンがあったとはいえ、70年代の名演が再現されるという
夢のような時間・・・。



つい先日のような感覚でいたら、もう20年。
それでも一時は「引退」の噂もあり、今回の来日は「今のキース」を
見ようと思ってチケットを購入したのだが。

さすがに「全盛」は求めるべきでは無いと分かっていたし、ギタリスト
参加と知り“任せるところは任せた”現状で可能な演奏を見せてくれると
思っていたのです。

HRバンドのドラマーを帯同させたり、Moog特製の「モンスター・
モジュラー・システム」も持参を公言したりと、そりゃ期待は大きく
膨らんだけど



2014年のイエス来日公演みたいに「無理をしないプログレ・ライヴ」
だってあるんだから、自身の負担を減らしたライヴを見せてくれれば、
それで充分だったのだ。

こう言っちゃなんだけど、デカイ機材を前に彼が鍵盤弾いてる姿を見れる
だけで良かったのに!


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