皆が席を立ってガラガラになった客席で、アンケートを記入する。
今日の感想。→「最高でした」。
2017年の「日本カトリック映画賞推薦作」。→まだ見れてません。
※いや、8月も上映されるから今年も「この世界の…」を挙げても
イイかも知れないな。だったら2年連続受賞だ! ←ダメだろっ!!
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ああ…。
微妙に頭がボーっとしている。
そもそも私にとって「この世界の片隅に」は、そんな映画だ。
すずさんの住むところと地続き…と言いつつ、何か夢うつつな
印象がある。
そう、オープニングから126分、私の目は私の体を離れ、この世界の
片隅を漂ったのです…。
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そんで
感情移入しやすい私は「すずさんが現実にいるような」どころか
周作さんや、すみちゃんも居る、その世界をウロついて、ちょっと
すみちゃんにも恋しちゃったりしているのだ。
はははは。
ダテに「メーテルが理想の女性」とか言って、2次元の対象に淡い
恋心抱いてたワケじゃねぇぞ!
※「この世界の…」を見るたびに少し落ち込んだりしていた私だが。
高山市民文化会館で真木太郎プロデューサーが、すみちゃんの
将来の光明を語られていたと聞いて、ビックリするほど精神的に
盛り返しているのです。
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だから、ホントに「現世」に帰ってこれなくなったら困るのだ。
だから、作品に入って出て来るキッカケとして「バケモノ」が登場する
…そう勝手に理解しているのだ。
故・立川談志師匠は「落語はイリュージョン」と言っていたが。
広く考えれば「芸術は」「作品は」と言い換えることも出来る。
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「この世界の片隅に」も、(暗喩が含まれてるかもしれないが)
ナンダカワカラナイ場面がある。
傑作に欠かせない、一種のイリュージョン。
宗教体験にも似ている。
かのジョージ・フォアマンは、モハメド・アリに敗れた後に神通力を
失い、並のランカー相手に苦戦するようになった。
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その挙句、試合後に「ハレルヤ!神を見た!」と叫び、引退を決意。
神父になった時期がある。
※後に「教会のため」カムバック。40才を過ぎて世界ヘビー級王者に
返り咲いた!
「神の姿?ダメージと脱水症状で幻覚を見たのだろう」
そうとも言われた。しかしジョージは本気だったのだ。
日本で言えば、フライ級で名王者ミゲル・カントの世界王座に挑んだ
触沢公男さん。
日本ランカー時代、「コンディション作りに悩み、拳の慢性的負傷に
苦しんで」、まさに神にすがる思いで教会に祈りを捧げていたところ、
「神の声を聞いた」と言う。
「本当に聴こえたんです!」
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そして触沢の快進撃が始まった。元世界王者の大熊正二に大番狂わせの
KO勝ち!世界ランカーのホセ・ルイス・クルス(メキシコ)をもKO。
宗教を甘く見ては行けない。本当に力を与えるのだ。
5月20日、そんな空間に私も居た気がする。
ポツポツと大ホールを出て、JR中野駅に向かう。
小ホールのイベント看板ポスターがあった。
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「おお、今日はザ・ニュースペーパーの公演があったのか!」
当日券あったら見たいなぁ…と思いつつ。
「いやいや、今日は他にも寄るところあるじゃん!」
「あと、夜は村田諒太の世界戦をTV観戦せにゃあかんやん!」
そんな事を考えていたら、すっかり現世に戻ってました。
まぁ、「お笑いイベント」も「ボクシング」も、私にとっては
聖なるモノですけどね。
今日の感想。→「最高でした」。
2017年の「日本カトリック映画賞推薦作」。→まだ見れてません。
※いや、8月も上映されるから今年も「この世界の…」を挙げても
イイかも知れないな。だったら2年連続受賞だ! ←ダメだろっ!!
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ああ…。
微妙に頭がボーっとしている。
そもそも私にとって「この世界の片隅に」は、そんな映画だ。
すずさんの住むところと地続き…と言いつつ、何か夢うつつな
印象がある。
そう、オープニングから126分、私の目は私の体を離れ、この世界の
片隅を漂ったのです…。
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そんで
感情移入しやすい私は「すずさんが現実にいるような」どころか
周作さんや、すみちゃんも居る、その世界をウロついて、ちょっと
すみちゃんにも恋しちゃったりしているのだ。
はははは。
ダテに「メーテルが理想の女性」とか言って、2次元の対象に淡い
恋心抱いてたワケじゃねぇぞ!
※「この世界の…」を見るたびに少し落ち込んだりしていた私だが。
高山市民文化会館で真木太郎プロデューサーが、すみちゃんの
将来の光明を語られていたと聞いて、ビックリするほど精神的に
盛り返しているのです。
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だから、ホントに「現世」に帰ってこれなくなったら困るのだ。
だから、作品に入って出て来るキッカケとして「バケモノ」が登場する
…そう勝手に理解しているのだ。
故・立川談志師匠は「落語はイリュージョン」と言っていたが。
広く考えれば「芸術は」「作品は」と言い換えることも出来る。
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「この世界の片隅に」も、(暗喩が含まれてるかもしれないが)
ナンダカワカラナイ場面がある。
傑作に欠かせない、一種のイリュージョン。
宗教体験にも似ている。
かのジョージ・フォアマンは、モハメド・アリに敗れた後に神通力を
失い、並のランカー相手に苦戦するようになった。
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その挙句、試合後に「ハレルヤ!神を見た!」と叫び、引退を決意。
神父になった時期がある。
※後に「教会のため」カムバック。40才を過ぎて世界ヘビー級王者に
返り咲いた!
「神の姿?ダメージと脱水症状で幻覚を見たのだろう」
そうとも言われた。しかしジョージは本気だったのだ。
日本で言えば、フライ級で名王者ミゲル・カントの世界王座に挑んだ
触沢公男さん。
日本ランカー時代、「コンディション作りに悩み、拳の慢性的負傷に
苦しんで」、まさに神にすがる思いで教会に祈りを捧げていたところ、
「神の声を聞いた」と言う。
「本当に聴こえたんです!」
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そして触沢の快進撃が始まった。元世界王者の大熊正二に大番狂わせの
KO勝ち!世界ランカーのホセ・ルイス・クルス(メキシコ)をもKO。
宗教を甘く見ては行けない。本当に力を与えるのだ。
5月20日、そんな空間に私も居た気がする。
ポツポツと大ホールを出て、JR中野駅に向かう。
小ホールのイベント看板ポスターがあった。
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「おお、今日はザ・ニュースペーパーの公演があったのか!」
当日券あったら見たいなぁ…と思いつつ。
「いやいや、今日は他にも寄るところあるじゃん!」
「あと、夜は村田諒太の世界戦をTV観戦せにゃあかんやん!」
そんな事を考えていたら、すっかり現世に戻ってました。
まぁ、「お笑いイベント」も「ボクシング」も、私にとっては
聖なるモノですけどね。
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