三軒茶屋で「洋服の並木」モッズスーツ展が開催されている
・・・ってんで。
行ってきましたキャロットタワー3階の生活工房ギャラリー。
ギャラリーと言いつつ、
区役所出張所みたいな所の脇にある狭いスペースだったが
そこは「並木」展。濃密な空間が展開されておりました。
ミュージシャンや芸人も愛用~「洋服の並木」モッズスーツ展
~「洋服の並木」が仕立てたモッズスーツ~と謳う展示は
写真や説明文パネル、現物のスーツ、生地などが並べられ、
並木40年の歴史がうかがえる。
※「撮影禁止」とはなっていなかったから、
デジカメで撮らせていただきました。
「洋服の並木」は、ミッシェル・ガン・エレファントやスカパラ、
がーまるちょば、氣志団など、多くのアーティストや芸人などに
支持されてきた、東京・梅が丘の羽根木公園の近くにあるスーツの
オーダーメイド店。
先代の並木祐三さんが30年近く前、一人の若者の要望に応えるため、
試行錯誤の上で作ったモッズスーツは、大き目のソフトスーツ全盛の
時代に大きなインパクトを残し、ネオモッズ・ムーヴメントの中心
ミュージシャンや若者から絶大な信頼を得たそうな。
※今となっては、その「一人の若者」の事も知りたいなぁ。
そもそもモッズスーツは、
60年代半ばイギリスで音楽とファッションとクラブ遊びに明け暮れて
独自のスタイルを築いた「モダーンズ=モッズ」と呼ばれた若者たちが
好んで着た3つボタンの細身のスーツの事で。
※元はイタリアン・スーツの模倣だったとか
そのモッズ・スタイルに憧れた日本の若者が、スーツを仕立てに
訪れたのが「並木」だった。
それがバブルの時代だったと聞いて、「あれ?案外新しいんだな」
「スパイダースのマチャアキ達だって細身のスーツ着てたけどな」と
思ったが、あちらは立派な芸能人。
銀座の仕立て屋さん等でオーダーメイドしてたんでしょう。
または本場で購入してたとか。
「並木」は3万円台から安価で仕立ててくれるんだよな。
若者の味方だったんだよな。
しかも凝ったオーダーでも並木祐三さんは面白がって
作ってくれたんだそうな。
※ただし、職人肌で少し怖かった並木先代は「年取って体型が
変わらないように細身の物を作っておこう」と言って
どんどんサイズを詰めていったんだとか。スーツに体を
合わせろとばかりに・・・。
まぁ、遊び心もありましてな
襟裏の名前刺繍部分にあつらえてある、好き勝手な文言の
展示には笑ってしまいましたよ。
「日本ロンドン化計画」とか刺繍されますか。
面白すぎますがね。
パネルにはモッズ~ネオモッズの説明から、ミュージシャンの
紹介まである。
一般の愛用者も写真付で紹介され、「自分と並木」的なコメントを
述べられている。
主催サイドも「モッズスーツで知られる『洋服の並木』の
顧客には、ミュージシャンやお笑い芸人なども名を連ねる。
ライブや舞台で映える個性的なスーツを、職人かたぎの先代が
相手の要望に細かく応えて来たのが『並木』の物づくりの
原点とも言える。観覧者にも自分で生地を選ぶ楽しさ、
サイズに合った着心地の良さなど、自分だけのスーツを作る魅力を
発見してほしい」とコメントされている。
ミュージシャンや芸人さんの写真パネルもあり。
サンドイッチマン、スクービードゥー、中島卓偉、U字工事などが
コメントを寄せてている。
つ~か、在日ファンクの浜野謙太のスーツが飾ってある!
ハマケンも並木でスーツ仕立ててたのかよ!
サンドイッチマンもスーツにこだわってる雰囲気があったが、
並木さんでオーダーしてたのかよ!
羨ましいなぁ。
私なんて若い頃に既製の細身スーツ(ストライプ柄)を着て
帰郷したら、母親に「チンドン屋か!」と言われたもんなぁ・・。
※上の画像は今回の展示物だが、
ババアに理解されなかったスーツ君に柄が似てて、色々と
思い出してしまいましたよ。
その「並木」は今も健在。
先代は2011年に亡くなられたが、現在は息子さんが跡を
継がれている。
※一時は同じ梅が丘に片仮名の「ナミキ」があったというが。
そちらで間違って買った人も多かったそうな。
写真で見る限り「並木」の方は古びた仕立て屋の店構えだから
そりゃ「モッズ・スーツ」を手掛けてるとは思わないよなぁ。
店頭のユニオンジャックは別として・・・。
先代の並木祐三さんが病に倒れた時、当初は公表されて
いなかったそうだが、
休業が続いた事を心配したファンがツイッターなどで広め、
とうとう店舗側も亡くなられた際に告別式会場を公開したところ、
並木さんの仕立てたスーツに身を包んだ多数の若者が参列に
加わったたんだそうな。
そのスーツは色とりどりだったが、
「それこそが並木さんへの最大の供養」と皆が納得したとの事。
イイ話です。
なお、本展示会は会期中の12月13日に「ビームス」のクリエーティブ
ディレクター青野賢一さんによるトークショーも行われる。
「ポピュラーミュージックの中のスーツ」と題し、60年代の
モッズたちが、なぜスーツを着用したのか、その時代の音楽や
ミュージシャンを中心に検証する・・・というもの。
参加費は500円。定員50人(申し込み先着順)。
企画展示「モッズスーツと洋服の並木」は、11月14日から
12月23日まで開催される。
開催時間は9時~20時。入場無料。
興味ある人はゼヒどうぞ。
私は・・・やっぱ並木さんでスーツ作りたくなったなぁ。
晩年のジョン・エントウィッスル(The Whoのベーシスト)が
着てたモノトーンのユニオンジャック柄スーツ。
オーダー受けてくれるかなぁ・・・。
20代より身体はデカくなってしまったが、勇気を出して
行ってみるか。
・・・ってんで。
行ってきましたキャロットタワー3階の生活工房ギャラリー。
ギャラリーと言いつつ、
区役所出張所みたいな所の脇にある狭いスペースだったが
そこは「並木」展。濃密な空間が展開されておりました。
ミュージシャンや芸人も愛用~「洋服の並木」モッズスーツ展
~「洋服の並木」が仕立てたモッズスーツ~と謳う展示は
写真や説明文パネル、現物のスーツ、生地などが並べられ、
並木40年の歴史がうかがえる。
※「撮影禁止」とはなっていなかったから、
デジカメで撮らせていただきました。
「洋服の並木」は、ミッシェル・ガン・エレファントやスカパラ、
がーまるちょば、氣志団など、多くのアーティストや芸人などに
支持されてきた、東京・梅が丘の羽根木公園の近くにあるスーツの
オーダーメイド店。
先代の並木祐三さんが30年近く前、一人の若者の要望に応えるため、
試行錯誤の上で作ったモッズスーツは、大き目のソフトスーツ全盛の
時代に大きなインパクトを残し、ネオモッズ・ムーヴメントの中心
ミュージシャンや若者から絶大な信頼を得たそうな。
※今となっては、その「一人の若者」の事も知りたいなぁ。
そもそもモッズスーツは、
60年代半ばイギリスで音楽とファッションとクラブ遊びに明け暮れて
独自のスタイルを築いた「モダーンズ=モッズ」と呼ばれた若者たちが
好んで着た3つボタンの細身のスーツの事で。
※元はイタリアン・スーツの模倣だったとか
そのモッズ・スタイルに憧れた日本の若者が、スーツを仕立てに
訪れたのが「並木」だった。
それがバブルの時代だったと聞いて、「あれ?案外新しいんだな」
「スパイダースのマチャアキ達だって細身のスーツ着てたけどな」と
思ったが、あちらは立派な芸能人。
銀座の仕立て屋さん等でオーダーメイドしてたんでしょう。
または本場で購入してたとか。
「並木」は3万円台から安価で仕立ててくれるんだよな。
若者の味方だったんだよな。
しかも凝ったオーダーでも並木祐三さんは面白がって
作ってくれたんだそうな。
※ただし、職人肌で少し怖かった並木先代は「年取って体型が
変わらないように細身の物を作っておこう」と言って
どんどんサイズを詰めていったんだとか。スーツに体を
合わせろとばかりに・・・。
まぁ、遊び心もありましてな
襟裏の名前刺繍部分にあつらえてある、好き勝手な文言の
展示には笑ってしまいましたよ。
「日本ロンドン化計画」とか刺繍されますか。
面白すぎますがね。
パネルにはモッズ~ネオモッズの説明から、ミュージシャンの
紹介まである。
一般の愛用者も写真付で紹介され、「自分と並木」的なコメントを
述べられている。
主催サイドも「モッズスーツで知られる『洋服の並木』の
顧客には、ミュージシャンやお笑い芸人なども名を連ねる。
ライブや舞台で映える個性的なスーツを、職人かたぎの先代が
相手の要望に細かく応えて来たのが『並木』の物づくりの
原点とも言える。観覧者にも自分で生地を選ぶ楽しさ、
サイズに合った着心地の良さなど、自分だけのスーツを作る魅力を
発見してほしい」とコメントされている。
ミュージシャンや芸人さんの写真パネルもあり。
サンドイッチマン、スクービードゥー、中島卓偉、U字工事などが
コメントを寄せてている。
つ~か、在日ファンクの浜野謙太のスーツが飾ってある!
ハマケンも並木でスーツ仕立ててたのかよ!
サンドイッチマンもスーツにこだわってる雰囲気があったが、
並木さんでオーダーしてたのかよ!
羨ましいなぁ。
私なんて若い頃に既製の細身スーツ(ストライプ柄)を着て
帰郷したら、母親に「チンドン屋か!」と言われたもんなぁ・・。
※上の画像は今回の展示物だが、
ババアに理解されなかったスーツ君に柄が似てて、色々と
思い出してしまいましたよ。
その「並木」は今も健在。
先代は2011年に亡くなられたが、現在は息子さんが跡を
継がれている。
※一時は同じ梅が丘に片仮名の「ナミキ」があったというが。
そちらで間違って買った人も多かったそうな。
写真で見る限り「並木」の方は古びた仕立て屋の店構えだから
そりゃ「モッズ・スーツ」を手掛けてるとは思わないよなぁ。
店頭のユニオンジャックは別として・・・。
先代の並木祐三さんが病に倒れた時、当初は公表されて
いなかったそうだが、
休業が続いた事を心配したファンがツイッターなどで広め、
とうとう店舗側も亡くなられた際に告別式会場を公開したところ、
並木さんの仕立てたスーツに身を包んだ多数の若者が参列に
加わったたんだそうな。
そのスーツは色とりどりだったが、
「それこそが並木さんへの最大の供養」と皆が納得したとの事。
イイ話です。
なお、本展示会は会期中の12月13日に「ビームス」のクリエーティブ
ディレクター青野賢一さんによるトークショーも行われる。
「ポピュラーミュージックの中のスーツ」と題し、60年代の
モッズたちが、なぜスーツを着用したのか、その時代の音楽や
ミュージシャンを中心に検証する・・・というもの。
参加費は500円。定員50人(申し込み先着順)。
企画展示「モッズスーツと洋服の並木」は、11月14日から
12月23日まで開催される。
開催時間は9時~20時。入場無料。
興味ある人はゼヒどうぞ。
私は・・・やっぱ並木さんでスーツ作りたくなったなぁ。
晩年のジョン・エントウィッスル(The Whoのベーシスト)が
着てたモノトーンのユニオンジャック柄スーツ。
オーダー受けてくれるかなぁ・・・。
20代より身体はデカくなってしまったが、勇気を出して
行ってみるか。
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