9/4(日)、NHK Eテレの『クラシック音楽館』で
「N響ほっとコンサート」が放送された。
7月31日に行われた「N響ほっとコンサート」。
なんと、内容は「ヒーロー&ヒロイン大集合」!
当初コンサート予告で使われた写真は「サンダーバード」。
今回も番宣でも
「スーパーマン」「サンダーバード」「千と千尋の神隠し」
「魔女の宅急便」「ウルトラセブン」他
・・・なんて紹介されてましたが
改めて演奏曲を見て驚いた。そんなもんじゃなかったですよ!
そうとう凄い選曲でしたよ!
●NHK Eテレ『クラシック音楽館』
<N響ほっとコンサート〜ヒーロー&ヒロイン大集合〜>
1.「スーパーマン」から スーパーマン・マーチ(ジョン・ウィリアムズ)
2. SF交響ファンタジー 第1番から(伊福部 昭)
3.「サンダーバード」から(バリー・グレイ)
4. 大河ドラマ「真田丸」テーマ音楽(服部隆之)
5. カルメン幻想曲(ワックスマン)
6.「千と千尋の神隠し」から「あの夏へ」(久石 譲)
7.「魔女の宅急便」から「海の見える街」(久石 譲)
8. 交響詩「ウルトラセブン」から(冬木 透)
9. ワルツ「皇帝円舞曲」(ヨハン・シュトラウス)
管弦楽:NHK交響楽団
ピアノ:小林愛実 バイオリン:服部百音 指 揮:広上淳一
ナビゲーター:平井理央
(2016年7月31日 NHKホール)
1曲目から勇壮な「スーパマン・マーチ」。ジョン・ウィリアムズ作曲です!
「題名のない音楽会」スポーツテーマ会でも紹介された、スターウォーズや
ロス五輪のファンファーレなど、名曲を作りまくった方です。
さすがN響さん、安定感(特に管楽器)が素晴らしい。
そして伊福部昭先生の『SF交響ファンタジー』!!
「シン・ゴジラ」でも導入されていたオリジナル・ゴジラの曲です!
※今回の番組中でも紹介されてましたね
そもそも「SF交響ファンタジー」とは、
伊福部先生自身が自ら作曲した東宝特撮映画の音楽を1983年に演奏会用
管弦楽曲として編曲した作品で。
「ゴジラ」や「怪獣総進撃」「宇宙大戦争」といった超名曲が鳴り響く
演奏に、私は大満足。
※「キングコング対ゴジラ」は割愛されてたましたけどね…
ともあれ、「シン・ゴジラ」を見て伊福部昭に興味を持った方には
うってつけの楽曲。これを機に伊福部音楽の虜になる人が多数現れる事を
期待致します。
※しかし予告で「他」ってなってたのは気に入らないなぁ。
公共放送が現在上映中の映画を宣伝するような事は出来ないって事か?
そして海外の特撮モノ「サンダーバード」。
指揮の広上淳一氏が実に嬉しそう。
※プラモを買い集めるほど大ファンだったそうな
番組冒頭を再現する『オープニング』は、カウントダウンのナレーションに
合わせて楽器が鳴り響く!お見事!
そして「サンダーバード・マーチ」。やっぱり特撮にはマーチが良く似合う。
素晴らしい!
勇壮なだけでなく、優雅なムードもある所が特徴だな。
さすが英国特撮番組の楽曲です。
そして続いては
NHKとして入れたかったんだろうか。大河ドラマ「真田丸」のテーマ音楽。
服部隆之さん作曲のテーマは、クオリティ高し。
バイオリンは娘である服部百音さんが演奏。
指揮の広上さんは六文銭柄のベスト。色々と遊び心あって良いですねぇ。
続いて「カルメン幻想曲」。
映画音楽で知られるフランツ・ワックスマンの作曲。
こちらも服部百音さんのバイオリン演奏。華麗に弾いてらっしゃる。
この辺は「ヒーロー、ヒロイン」と言われても違和感ある。
クラシックをムリにでも盛り込んできたんだろうか。
「千と千尋の神隠し」から「あの夏へ」
「魔女の宅急便」から「海の見える街」
ピアノ演奏は小林愛美さん。
久石譲さんの音楽は、聴きやすいが何かを秘めているタイプか。
郷愁も覚えさせる音楽だ。
本編ラストは「交響詩ウルトラセブン」から
コンマスの篠崎史紀さんが大好きだったというので前に出て熱弁。
「史上最大の作戦」の告白シーンも再現!
そのバックにはシューマンのピアノ協奏曲。
そこからやっとオープニングタイトル~セブンの主題歌へ。
やっぱホルンの響きが素晴らしい。勇壮にして優雅!
そしてワルツ「皇帝円舞曲」。
ヨハン・シュトラウスの曲で、第47話の「あなたはだぁれ?」で
使われている縁で登場…とは、ワタクシまたしても不見識を晒して
しまいました。
普段はクラシックを聞かない(であろう)特撮ファンだが。
こういう機会に、もっとクラシックを触れ、もっと聴きたい…と
なって貰えば嬉しいでしょうね。
アンコールは
「ドラゴンクエストⅢ」から「そして伝説へ」
これが今回のラスト。
ゲーム曲だが壮大。作曲者は、すぎやまこういち氏。
85才でゲームの世界観を広げるイマジネーションは素晴らしい。
番組は一旦幕を下ろすも、すぐに始まったのが「広上淳一✕マロ」対談。
指揮者・広上氏とコンサートマスター篠崎史紀が大いに語り合う。
音楽家として、人を育てる者として…心構えを語るマロさん。
ちょっと精神世界入っててスゴイ。
でも、これくらいじゃ無いと神と人の世を繋ぐ演奏者にはなれないよね。
色んな意味で実り多い演奏会プログラムでした!
「N響ほっとコンサート」が放送された。
7月31日に行われた「N響ほっとコンサート」。
なんと、内容は「ヒーロー&ヒロイン大集合」!
当初コンサート予告で使われた写真は「サンダーバード」。
今回も番宣でも
「スーパーマン」「サンダーバード」「千と千尋の神隠し」
「魔女の宅急便」「ウルトラセブン」他
・・・なんて紹介されてましたが
改めて演奏曲を見て驚いた。そんなもんじゃなかったですよ!
そうとう凄い選曲でしたよ!
●NHK Eテレ『クラシック音楽館』
<N響ほっとコンサート〜ヒーロー&ヒロイン大集合〜>
1.「スーパーマン」から スーパーマン・マーチ(ジョン・ウィリアムズ)
2. SF交響ファンタジー 第1番から(伊福部 昭)
3.「サンダーバード」から(バリー・グレイ)
4. 大河ドラマ「真田丸」テーマ音楽(服部隆之)
5. カルメン幻想曲(ワックスマン)
6.「千と千尋の神隠し」から「あの夏へ」(久石 譲)
7.「魔女の宅急便」から「海の見える街」(久石 譲)
8. 交響詩「ウルトラセブン」から(冬木 透)
9. ワルツ「皇帝円舞曲」(ヨハン・シュトラウス)
管弦楽:NHK交響楽団
ピアノ:小林愛実 バイオリン:服部百音 指 揮:広上淳一
ナビゲーター:平井理央
(2016年7月31日 NHKホール)
1曲目から勇壮な「スーパマン・マーチ」。ジョン・ウィリアムズ作曲です!
「題名のない音楽会」スポーツテーマ会でも紹介された、スターウォーズや
ロス五輪のファンファーレなど、名曲を作りまくった方です。
さすがN響さん、安定感(特に管楽器)が素晴らしい。
そして伊福部昭先生の『SF交響ファンタジー』!!
「シン・ゴジラ」でも導入されていたオリジナル・ゴジラの曲です!
※今回の番組中でも紹介されてましたね
そもそも「SF交響ファンタジー」とは、
伊福部先生自身が自ら作曲した東宝特撮映画の音楽を1983年に演奏会用
管弦楽曲として編曲した作品で。
「ゴジラ」や「怪獣総進撃」「宇宙大戦争」といった超名曲が鳴り響く
演奏に、私は大満足。
※「キングコング対ゴジラ」は割愛されてたましたけどね…
ともあれ、「シン・ゴジラ」を見て伊福部昭に興味を持った方には
うってつけの楽曲。これを機に伊福部音楽の虜になる人が多数現れる事を
期待致します。
※しかし予告で「他」ってなってたのは気に入らないなぁ。
公共放送が現在上映中の映画を宣伝するような事は出来ないって事か?
そして海外の特撮モノ「サンダーバード」。
指揮の広上淳一氏が実に嬉しそう。
※プラモを買い集めるほど大ファンだったそうな
番組冒頭を再現する『オープニング』は、カウントダウンのナレーションに
合わせて楽器が鳴り響く!お見事!
そして「サンダーバード・マーチ」。やっぱり特撮にはマーチが良く似合う。
素晴らしい!
勇壮なだけでなく、優雅なムードもある所が特徴だな。
さすが英国特撮番組の楽曲です。
そして続いては
NHKとして入れたかったんだろうか。大河ドラマ「真田丸」のテーマ音楽。
服部隆之さん作曲のテーマは、クオリティ高し。
バイオリンは娘である服部百音さんが演奏。
指揮の広上さんは六文銭柄のベスト。色々と遊び心あって良いですねぇ。
続いて「カルメン幻想曲」。
映画音楽で知られるフランツ・ワックスマンの作曲。
こちらも服部百音さんのバイオリン演奏。華麗に弾いてらっしゃる。
この辺は「ヒーロー、ヒロイン」と言われても違和感ある。
クラシックをムリにでも盛り込んできたんだろうか。
「千と千尋の神隠し」から「あの夏へ」
「魔女の宅急便」から「海の見える街」
ピアノ演奏は小林愛美さん。
久石譲さんの音楽は、聴きやすいが何かを秘めているタイプか。
郷愁も覚えさせる音楽だ。
本編ラストは「交響詩ウルトラセブン」から
コンマスの篠崎史紀さんが大好きだったというので前に出て熱弁。
「史上最大の作戦」の告白シーンも再現!
そのバックにはシューマンのピアノ協奏曲。
そこからやっとオープニングタイトル~セブンの主題歌へ。
やっぱホルンの響きが素晴らしい。勇壮にして優雅!
そしてワルツ「皇帝円舞曲」。
ヨハン・シュトラウスの曲で、第47話の「あなたはだぁれ?」で
使われている縁で登場…とは、ワタクシまたしても不見識を晒して
しまいました。
普段はクラシックを聞かない(であろう)特撮ファンだが。
こういう機会に、もっとクラシックを触れ、もっと聴きたい…と
なって貰えば嬉しいでしょうね。
アンコールは
「ドラゴンクエストⅢ」から「そして伝説へ」
これが今回のラスト。
ゲーム曲だが壮大。作曲者は、すぎやまこういち氏。
85才でゲームの世界観を広げるイマジネーションは素晴らしい。
番組は一旦幕を下ろすも、すぐに始まったのが「広上淳一✕マロ」対談。
指揮者・広上氏とコンサートマスター篠崎史紀が大いに語り合う。
音楽家として、人を育てる者として…心構えを語るマロさん。
ちょっと精神世界入っててスゴイ。
でも、これくらいじゃ無いと神と人の世を繋ぐ演奏者にはなれないよね。
色んな意味で実り多い演奏会プログラムでした!
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