あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

最近の収穫(キューティーフィギュア・キュアミューズ)

2011年12月16日 | アニメ・特撮
プリキュアの食玩
キューティーフィギュア

スイートプリキュアのキュアミューズ

 

なんか、頭が小さいな 
ポーズもこんなもんか



ハートキャッチのキュアマリンと並べてみた
頭のデカさが全然ちがう(笑)
マリンの方を少し後ろに置いてるんだが



史上初の小学生プリキュア
本編の変身ポーズが「媚び過ぎ」って言われてるから



フィギュアまで媚び媚びだったら困っちゃうって事でしょうか

他メンバーのフィギュアも改めて出てるが
我が家の収納スペースを考慮して、そっちの購入は断念



メロディはクレッシェンド・ヴァージョンで、
リズムもポーズが変わってるから気になりますけどね

まだまだ続くMXテレビのプリキュアシリーズ

2011年12月15日 | プリキュア

有り難い話です

『ふたりはプリキュア・スプラッシュスター』が終了したと思ったら
今度は『Yes!プリキュア5』の放送中です

遡って放送し
今度は順繰りに放送です



『5』が終わったら『5GoGo』でしょうか
そんで『フレッシュ・プリキュア』でしょうか
そんで『ハートキャッチ・プリキュア』でしょうか
そんで『スイート・プリキュア』を再放送してくれるんでしょうか

なんというプリキュア啓蒙活動
素晴らしい事です

平行して『おジャ魔女どれみ』を放送して貰えると有り難いです

脚本家の市川森一さん死去

2011年12月14日 | アニメ・特撮
我々に大切な事を教えてくれた方々が亡くなっていく・・・

そんな年齢になったという事か

ネットニュースで「脚本家の市川森一さん死去」の報を知った

お亡くなりになったのは、10日午前
肺がんだったという



1966年に「快獣ブースカ」で脚本家デビューされた市川さん

「コメットさん」「ウルトラセブン」などの特撮番組や、「傷だらけの天使」などの人気ドラマを手掛け、NHK大河
ドラマの脚本で高く評価された

日本放送作家協会で理事長や会長を務め、テレビコメンテーターとしても活躍
(お笑い作家を目指した時期もあったそうだ)

少しオネエ掛かった語り口だが厳しいコメントには胸のすく思いだった

寂しいなぁ

こーじさんのブログによると、
ウルトラのコミカライズを担った内山まもる、主力ライターだった石堂淑朗も亡くなったばかり・・・・

私にとっては『快獣ブースカ』の最終回が印象深い

リアルタイム世代じゃないが、思い出しても泣いてしまうくらいだ
ブースカと主人公・大ちゃんの別れが描かれているんだが、悲しいだけの別れでなく「希望ある別れ」なのだ

地球の未来のため、宇宙に出向くブースカとチャメゴン
宇宙空間と地球の時間経過の差のため、ブースカたちが戻ってくるのは20年後

「すぐ戻るよ」と笑ってロケットに乗るブースカたち・・・



ウルトラシリーズの卒業作品となったウルトラマンエースでも印象的なセリフあり
本当に『心ある送り手』だったんだなぁ・・・と再認識

享年70才 
市川さん、ありがとう御座いました
やすらかにお休みください

我々は素晴らしい人たちに素晴らしい事をたくさん教わったが

それを次の世代に伝えられているのだろうか・・・

家元の思い出の品⑤

2011年12月12日 | 芸能

平成4年10月12日(月) 神奈川県民ホールで行われた 立川落語会
10周年 オールスター一門会パンフ



おなじみ山藤先生の家元イラスト

山下公園前か・・・
我ながら良く行ったなぁ

家元も10周年に感慨深げだ



一門総覧
Aコース、Bコース



顧問・名誉顧問の方々・・・

改めて錚々たるメンバーだ

名前こそ載ってないが協栄ジムの金平正紀会長とも交友あったし、
ミッキー・カーチスさんもミッキー亭カーチスとして入門なさっている

後にハイロウズ~クロマニヨンズへとバンド名を変えて活動を続ける甲本ヒロト、真島昌利も
家元を尊敬し、慕っていた



ワイドショーは「晩年は病との闘い」と、お涙頂戴にしようとするが

確かに90年代以降は「落語界のガンが本当のガンになっちゃったよ」とも言われたが

毒蝮さんにも
「最近ショックだったこと?友だちがガンになったって事だな・・・」
「でも、もっとショックだったのは、それが治っちゃったと言われた事な!(笑)」と
ネタにされてもいたが

やっぱり
家元は幸せ者でしたヨ・・・


家元の思い出の品④

2011年12月12日 | 芸能
平成5年3月8日(月) 
ひとり会パンフ



家元は当時の弟子の事を一人一人書いている
弟子への愛情を感じますよ

しっかり見て、しっかり語ってらっしゃるんだもん









この時点で本名の方もいるが、ネットで検索したら後の立川志遊さんや立川談慶さんの模様
だから、そのままUP

キウイさんは「何か陽気で変な奴だ。腹が立たない」と言われている

おかしいな、何度か怒らせている筈だが
怒らせる前の言葉か?

志雲さん、ブラックさん、よく池袋の文芸座に見に行った
改装される前の話だ

最近、行ってないなぁ、寄席や落語会

ちびスケも物心ついてきたし、連れてくか?

家元が御存命の内に連れてきたかったな
分かんなくたってイイんだ

将来「オマエは立川談志の高座を生で見たんだぞ!」と言ってやりたかった
それだけだ

親の自己満足だ
それも「業」だ

家元の思い出の品③

2011年12月11日 | 芸能

ひとり会のパンフ



中は、弟子でもある景山民夫氏と高田文夫氏の共著に対し立川談志師匠が
贈った解説、推薦文である

『あのころ君はバカだった―民夫くんと文夫くん』

そして、それに対する民夫ちゃんと文夫ちゃんからのお礼の文である









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家元には媒体が必要だったと痛感する

『こっちの世界との繋ぎ手』だ

ほっとくと『あっち(イリュージョン)の世界』に言っちゃうから、
世俗の感覚を持った理解者に
我々と家元の間を中継してもらう事が必要なのだ

それは
毒蝮三太夫であったり、野末陳平であったり、松尾貴史であったり・・・

彼等とて家元と絡むと面白さが倍増する

マムシさんが家元を語るコメントの面白さはどうだ?

追悼番組で家元との友情話になって「喧嘩もなさったんでしょう?」と
聞かれても
平然と「うん。殺そうと思った」



駅のホームで家元を突き飛ばし、「なにすんだよ!」と怒られても
平然と「シャレだよ」

「危ねぇだろう!死んだらどうんすだよ」と詰め寄られても
「そりゃ”シャレの分からないヤツ"って事だな」


家元が爆笑問題の太田に「田中を捨てるな」と言った意味が良く分かる
「こいつは日本の基準だ」と言い放ったそうです

『あっちの世界に行きそうな太田を、こちらの世界に繋ぎとめる基準」
ダウンタウンの松本と浜田の関係も同じ

一人芸の落語家・立川談志
彼を繋ぐのは並大抵ではなかったのかもしれない

だから落語立川流には錚々たる『名誉顧問』が幾人も
いらっしゃったんだろうな

家元の思い出の品②

2011年12月09日 | 芸能

やはりパンフ

第8回 立川流落語会 オールスター 一門会



平成2年12月13日(水)に有楽町マリオンで行われた一門会
有名人コースの弟子も続々登場

今となっては故人となられた方の名前もあるな



談春・志らくの両氏は立川ボーイズで登場

なぜか「アントニオ猪木を囲んで」、家元と上岡龍太郎さんが壇上に
そして横山ノックさん、景山民夫さん、野坂昭如さんも登場

景山氏は「ど~も、テッシーです」とか言って登場してたな(笑)
自身は幸福の科学の信者として世間を賑やかせていた時期

統一教会の勅使河原さんネタは爆笑を取ってました

文鮮明先生により新体操の山崎さんとペアリングされながら
逃げられたテッシー、今どうなさっているのやら・・・

※景山氏は小川知子さんに「デモはクセになるわよ~(笑)」と
 誘われてたとか、いろいろ語ってくれましたよ

その後、姿を現した家元は「ウチの弟子がお騒がせしまして・・・」と
高座で頭を下げ、また爆笑を取っていた

山城新伍さんも白浪五人男~忠臣蔵へと話を進めていた
「さすが立川流のお客さんレベルが高い」とか、客席をくすぐってたなぁ・・・

でも、
後にヤクザの結婚式に出席してたとして、ワイドショーに取り上げられ
そこで「芸能界は非常識の世界」と発言し、家元に「ありゃオレの受け売り
じゃねぇか」「しかもヤクザの結婚式と非常識に何の関係があるんだ」と
ソデにされ、以降は疎遠になったような・・・

家元との付き合いは難しかったのネェ・・・

そして立川流(?)ドレミファドンには
山藤章二さん、毒蝮さん、内田春菊さん、団鬼六さん、山本晋也カントク
・・・と錚々たるメンバー登場

そして
家元の親友ジミー時田さんはステージでカントリー&ウエスタンを披露

色々な方が登場されてました
そして多くの方は亡くなってしまいました

いい時代だったねぇ・・・

立川談志死去の報を聞いた山藤章二さんが凄い事を仰ってた

「日本がつまんなくなっちゃった」

本当ですネェ・・・

家元の思い出の品

2011年12月08日 | 芸能
さてさて、立川談志死去の寂しさから、我が持ち物を漁っていたら
色々と出てきましたよ、家元関連の物が

やはり『ひとり会』のパンフが多いな
雑誌も責任編集の『ええじゃないか!』が残ってるし
(息子の慎太郎氏がとりとめのないエッセイを書いてたなぁ)

 

中洲通信の「談志だ、童謡が好きで文句あっか!!」もあるが
まぁ、タイトル通り落語より童謡を語っているから珍しいといえば珍しい

やっぱ『ひとり会』パンフのコメントが印象深いな



家元のその時その時の心情が綴られてるからな

いずれ、どこかにまとめてUPしようと思うが
※あるBOXⅢのデータ取り込まなきゃなぁ・・・



試しにここへUPしてみました

まずかったら削除しますが、
『言いたい放題』のユーチューブUPも「ほっとけよ、抗議しなくたってイイよ」と
MXテレビさんに伝えてたという家元だから・・・ねぇ

しかし、マルチェロ・マストロヤンニさんにサイン頼むのにアステアさんの本を
差し出したエピソードは
「やっぱ凄いことをするね、コノ人」と改めて思いましたよ・・・

我が家に家元のサインはあったと思うが、直接対面して貰った物じゃなかったな

著作を購入し、「ひとり会」開演前に受付に預け、楽屋に入った家元が一気に
書き上げ、終演後に受付からファンが受け取る・・・そんな形で貰ったモノだ



直接貰えば良かったなぁ
銀座の行き着けバーに押しかければ良かったなぁ

まぁ、小心な私じゃ無理か
(そこのバーに居たのか知らないが)家元の飲み仲間にはヤクザさんも
居たらしいしな

※でも普通に飲んでるから、そこらの若者から
 「オジサンどいてよ、談志さんと話させてよ」と言われて隅に
 追いやられる事もあったとか・・・

まぁ、家元には生き辛い日本になってた気がするな
だからってビートたけしのように同情する気も、横山やっさんと一緒くたに
する気もないが

やっぱ当分は世間で何かある度に「家元だったら、どうコメントするだろう・・・」
「どう毒づいてくれるだろう・・・」なんて、考える日が続きそうだ

内山まもる氏、逝去

2011年12月07日 | 漫画

ああ、ここへ来て好きだった漫画家さんも死去された

内山まもる先生ですよ 

12月1日に亡くなっていたそうですよ
就寝中というから、和田慎二先生と同じだな

いま連載中の漫画が絶筆というのも同じ・・・

メディアでは「ザ・ウルトラマン」「リトル巨人くん」が代表作となってるが

私は少年サンデーで連載されてた『番外甲子園』(原作:やまさき十三)が
印象深いなぁ・・・

  

絵には池上遼一氏の影響が見られたが
独自のペンタッチは素晴らしかった

不良野球部が奮起して甲子園を目指すストーリー
華奢なキャッチャー「純ボー」が実は女の子・・・なんて設定が良かった

こう書くと「ありがち」な設定だが、内山先生のペンで描かれると独自の
世界になってたんだよな

純ボーが可愛くて、私の「ボクっ子」好きの原点はこんなトコロに
あったのかも・・・なんて
※いまアニメにするなら純ボーの声は桑原法子さんかな?

ドタ健の姉ちゃんが美人で、ドタ健が微妙にシスコンなのもグーでした
しかもノホホンとした監督と駆け落ちしちゃう展開がブッ飛んでいた

ああ、また読みたくなってきたな『番外甲子園』
今度帰省したら読もう

今回、内山先生の事をネットで調べたら、タツノコプロ御出身だったのな
全然知りませんでしたわ

実のお姉さんが内山少年の絵をタツノコに送り、それが通ってアニメ部
所属となって、でもコミカライズの部門に移って・・・と
漫画を描く方向へ運命に導びかれた感じだ

言われてみれば『番外甲子園』の主人公・ドタ健の正面顔は、
『ガッチャマン』の主人公・ケンに面影が似ている気もする

享年62才
心より御冥福を御祈り致します

風邪を引いた

2011年12月06日 | 生活

秋~冬はダメだなぁ 毎年カゼひいてるわ

腰も完全復活とはいかないし・・・

仕事で大トラブルあり

ウチが原因じゃないんだが 貰ったトラブルで私もチョンボをやらかして

も~メチャクチャ

一睡も出来ずに日報を作成



鼻の奥から喉に痛み、声はかすれて、南天のど飴なめながら
おとなしく休養

ああ、
ゆっくりウィンウッド・クラプトンの余韻に浸って年末を過ごしたかったのに

カゼ引いて仕事トラブルあってで散々な12月になってしまった

ちびスケの学童保育用に準備した書類も不充分で突っ返されるし、
談志さん死去のショックで歯医者の予約は忘れるし

・・・ボロボロだ

『ジュエルペット・サンシャイン』って何かヤバイ

2011年12月05日 | アニメ・特撮

ちびスケが見てるというので先日視聴したが

幼児アニメと思えないカオスっぷりだった

 

瞳が宝石なジュエルペットがいっぱいいて
ジュエルペットの学校に人間界からの通学生もいる

そしてイケメン男子を取り合ったりもする



先生はピンクのイルカだし、ヤギもいる

昭和ネタあり、名作アニメのパロディあり



時事ネタあり、不条理ネタあり・・・のギャグ路線?


なんなんでしょうか
製作の方々の悪乗りでしょうか?

不条理と言いつつなんか、「内に篭った小さなマニアのネタ」って感じだし
立川談志さんが言ってた「イリュージョン」とは違う気がするのよね

『少女革命ウテナ』的なスケールのメチャクチャさなら、
まだ「イリュージョン」と言えると思うが
なんか『ジュエルペット・サンシャイン』のメチャクチャさは違う気がする



まぁ、「スゲェ!」とか「こりゃないわ!」とか言いながら
笑ってはいるんですが

主題歌は、初代の「DANZEN!ふたりはプリキュア」を歌った五條真由美さんだし
女の子のキャラも可愛いしね

ただ、だからといって全面的に「ちびスケと一緒に見よう」と思えたかというと
そんな事もなく

「これだったら先日としまえんシアターで見た『おジャ魔女どれみ』のDVDを
借りて見た方がイイや」と思ったのでした



まぁ、最初『ハートキャッチ・プリキュア』のネタバレ絵を見たときにゃ
「なんじゃ、これ?どれみじゃん!」と思ったもんだが

別にどれみがダメって事じゃなく、歴代プリキュアのイメージとは違ったっ
て事なんですな

結局、話やノリが突き抜けてて面白かったし、
番クンやクモジャキーさんなどナイスなキャラも多かったし・・・

先日、『どれみ』をシアターで見て、
ギャグシーンのテンポとか「やっぱハートキャッチと同じだなぁ」なんて
思ったもんで

色々とシリアスなシーンもあるようだし、ちびスケに見せるなら『どれみ』
の方がイイんじゃん?・・・と思った次第です

レンタル探すかなぁ・・・

感激!ウィンウッド&クラプトン武道館公演⑤

2011年12月03日 | 洋楽
アコースティックセットになっても
ガットをバキバキならずクラプトンに対し
オーソドックスに弦を奏でるウィンウッド

客席はクラプトンの『Wonderful Tonight』が聴けて大喜びだが
私は続く『Can't Find My Way Home』 でのウィンウッドの歌唱に
感動してたし
ウィンウッドの生ギターサウンドにも感激してた

音が欧州的というか、『グリーンスリーブス』を思わせる音色なのよね
アメリカ志向のブラインドフェイスと思わせて、そういう部分が隠せない
・・・そんな生ギター演奏



クラプトンとの個性の違いを感じつつ
「完全に一方のソロ曲になっても、片方は引っ込んで休養しないで伴奏に
専念するんだな」と、このコンビの姿勢に感銘

そうしてアコースティックセットは終了し
ウィンウッドさんがキーボード席に戻る

なにを演ってくれるのかとワクワクしてたら
「あの」5連イントロ
それに被るキーボードサウンド



ロック史上に残る名曲『Gimme Some Lovin'』

バックコーラスの女性と一緒に私も「ヘイ!」
アレンジもオリジナルに近い
スティーヴも10代の頃のような爆発的歌唱・・・は無理としても
充分歌ってくれてます

サビの歌唱もお見事
私は「Gimme Gimme Some Lovin'♪」とコーラスに参加
(周辺で歌ってるのは私だけだったが・・・)

いやぁ、トラフィックのライヴ・アルバム『ウェルカム・トゥ・ザ・
キャンティーン』でも演奏している同曲だが
70年代的ダルなアレンジに少しガッカリした記憶あり
それに比べ、今回の演奏は60年代的でホント感無量



こんな曲を15分くらで書き上げた17才当時のウィンウッドは、まさに
神童だったんだな

※関係者が「これからは自分で書いた曲を歌う時代だ」と言ってスタジオに
 ウィンウッドたちをカンヅメにして、ちょいと一服して「さぁ、少しは
 進んでるかな」と戻ったらトンデモナイ曲が出来上がっててビックリ仰天
 ・・・なんて逸話あり

 ウィンウッドさんは後に「なんか、出来ちゃったんだよね」と平気な顔で
 回顧したのでした
 そして黒人ソウル歌手かと思わせるヴォーカル・・・やっぱり天才です、
 神童です
 しかも、ルックスも良かったんだから3拍子も4拍子も揃ってます
 それでいながら『Georgia On My Mind』の歌い出しが甲高い声で
 「ジョジャ♪」・・・だから、もう可愛くて堪りません(笑)

 当時観たクラプトンさんは別の意味でも惚れちゃったんじゃないか
 ・・・と疑いたくなる程です
 
 でも天才は成長速度も驚異的だから、サイケにアーシーにと目まぐるしく
 進化して、なかなか万人の理解は得られないのでした・・・

しかし、歌い出し前のカウベルが無いのが寂しかったな
大事だよ、『ギミサム・ラヴィン』にカウベルは大事なんだよ!

ああ、私の「幸せのカウベル」はどこに・・・

そんな事を考えつつも感激な私の耳に低音のオルガン・サウンドが
そしてクラプトンのブルージーなセッションギターが・・・



『Voodoo Chile』だ
ジミヘンの曲をクラプトンとウィンウッドで演奏だ

『ロック史そのもの』な曲が続く
すごい公演を見ているのだと再々々々認識した

 

演奏は圧巻だ
全盛のジミヘンとだって堂々と共演したウィンウッドさんだ

そしてジミヘンに「英国に行くなら彼に会いたい」と言わしめたという
クラプトンさんだ
そんな両者がジミヘンの曲を演るのだ

もうクラプトン&ウィンウッド+ワンだ
60年代後半のエネルギーが甦るのだ

ここでもウィンウッドさんの特性がクラプトンのギターと共に光る

バトルしないのだ
ジミヘン相手でもそうだった

ハモンドオルガンという楽器の特性もあるが、真っ向から衝突しない
~かといってバックに廻るワケでもなく、堂々と存在を主張している

実にウィンウッドさんらしい



パンクの台頭にも、閉塞した英国の状況への反抗として理解は示しつつ
「少し性急すぎるのではないか?」と苦言を呈した理性的な存在

さすが娘が英国王室系の青年と結婚するだけの事はある
(おめでとう御座います)

王室系の結婚相手なんて身内の素性まで調べられるでしょうに
ロックアーティストのウィンウッドさんは、その温厚さと理性的な人格ゆえ、
その査定を楽々クリアしてしまいました

楽曲の売り上げで爵位を得るより凄い事かも知れません

・・・そんな
理知的でありながら情熱的でもあるウィンウッドの演奏
そしてクラプトンの気合が入ったギターソロ

曲が一段落するたびに拍手・・・
そんな圧巻な『ブードゥー・チャイル』が終わって本編は終了

クラプトンとウィンウッドの共演といえば
薬中アル中で再起不能になりかけたクラプトンのカムバックを
助けようと、P・タウンゼンド他の有志がクラプトン復活を企画した
『Rainbow Concert』があるが



※その辺を考えるとクロスロード・フェスにピート・タウンゼンドさんが
 出ないのは不思議な気もするが
 ピートさんが「オレはギターをウン百本も叩き壊した人間だから」と
 辞退してるのかも知れませんねぇ

レインボウ・コンサートでのウィンウッドの演奏は少しぎこちなかった
気もするのよねぇ

やっぱ
まだ、わだかまりが解けてなかったのかもねぇ・・・

そして、本日の武道館
アンコールで再登場したクラプトン・ウィンウッド・グループは
『Dear Mr. Fantasy』を奏で始めた



ああ
トラフィックの1stアルバム『ミスター・ファンタジー』のタイトル・
ナンバーとも言えるウィンウッドさんの代表曲だ

『パーリークイーン』同様、AメロBメロが続き、サビらしいサビが無い名曲
強いてあげればコーラスがサビ

従来のポップソングのパターンを解体したかのような「まったりした」曲構成

曲間のギターソロをクラプトンと交換するウィンウッド
クロスロード・フェスで「ウィンウッドってこんなに良いギタリストだった
んだ!」と感銘受けた演奏が再現されている

2階席だから「目前で再現」ってワケにはいかないが・・・



ウィンウッドファンは皆こう思っただろう

「スティーヴ、あなたこそがミスター・ファンタジーだ」



歌詞は確かこんな感じだった

「ねぇ、ミスター・ファンタジー
 あなたがギターを爪弾けば皆はハッピーなんだ
 あなたが歌えば皆がハッピーになるんだ」

「ねぇ、ミスター・ファンタジー
 歌ってよ ギターを弾いてよ そうすれば皆はハッピーなんだ」


ああ、我等がミスター・ファンタジー=スティーヴ・ウィンウッド

あなたがギターをプレイして歌ってくれて、僕らはハッピーだ
そう感じながら私の頬には涙が伝っていた

最後はクラプトンの『Cocaine』
ここでやっと観客全員が起立

約2時間、20曲目を演奏してくれました

メンバー全員で肩組んで終演の御挨拶

ああ、ありがとう

ウィンウッドさんの来日公演は今後もあるかも知れないが
60年代~70年代の曲をこれほど高いテンションで再現してくれる事は
もう無いかも知れない・・・

それはクラプトンも同様だと思う。
二つの才能が刺激しあった素晴らしいステージだった



それを日本武道館で見れたという事は感動以外なにものでもない

ありがとう御両人
そしてメンバーの方々

帰りは武道館をバックに記念撮影する人々の山
もう50代を過ぎた男女4人が「卒業以来なんです」と言って、
通りがかりの人にシャッターを頼み、相手の人も快く応じていた

ああ、イイ光景だ
12月になって本当に良いものが観れた

そう思いながら九段下の駅へ向かった
大満足のコンサート鑑賞だった

感激!ウィンウッド&クラプトン武道館公演④

2011年12月03日 | 洋楽
この時点で私は覚悟してましてな

「もし、『Pearly Queen』が演奏されなかったら追加公演のチケットを
買おう!」・・・と

クラプトンのギターでウィンウッドが歌う事の凄さを再認識したのよね

しかも、スティーヴ・ガッドを始めとしたメンバーも素晴らしい
べテラン・メンバーなのでスリリングな印象こそないが

(パンフレットでチェックしました)

黒人ベーシストのウィーリー・ウィークスは、70年代にストーンズや
スティーヴィー・ワンダーらのアルバムに参加している腕利きだし

サポート・キーボードのクリス・ステイントンも、ジョー・コッカーの
バックとして印象的なサウンドを残している
※ウッドストックにも参加しているというから、あの『ウィズ・ア・
 リトル・ヘルプ・フロム・アワ・フレンズ』の素晴らしいイントロは
 彼によるものか



ブルース曲の『Key To The Highway』が終わり

ウィンウッドが ゆったりとハモンドオルガンで前奏を始めた

あれ?この敬謙そうで楽園的なメロディは・・・・?
そこにギターの音色が重なり、印象的なリフと歌のユニゾンが

・・・『Pearly Queen』だ (感無量)

ああ、良かった 演奏してくれました

間奏ではクラプトンのギターソロ
う~ん、贅沢だ

この曲を初めて聴くクラプトン・ファンも
ブルースを独自の解釈でロックさせたソウルフルな歌声の素晴らしさは分かって
貰えるんじゃなかろうか

つ~か、分かれよ
クラプトンが惚れた人材なんだからよ



曲はそのまま
『Crossroads』『Georgia On My Mind』へと続く

ブラインド・フェイス以前の楽曲
しかし、この2曲は両者の馴れ初めでもある

クラプトンは、『Georgia On My Mind』を歌う15才のウィンウッドを観て
「まるでレイ・チャールズそのままじゃないか!」と衝撃を受けたというし
クリーム結成前、レーベルのコンピレーションアルバムでクラプトンとウィンウッドは
セッションバンド・パワーハウスで『Crossroads』を演奏してるのよね


※画像は
 「ホワッツ・シェイキン / VA」随分と探したよ このアルバム・・・

エリック・クラプトン&パワーハウス名義でレコーディングしてる『Crossroads』は、
後のクリーム・ヴァージョンよりテンポを落とした「ブルース寄り」のアレンジで

今回のクラプトン&ウィンウッドは、その時のヴァージョンに近い演奏と感じた

感激!ウィンウッド&クラプトン武道館公演③

2011年12月03日 | 洋楽
・・・で
やっぱりウィンウッドさんですよ

さすがに風貌はトシを取られたが、声は若いねぇ
1曲目の『Had To Cry Today』から伸びやかなハイトーン・ヴォーカルが聴けた

歌い出しで拍手だもんね 観客も分かってるよね

 

オーロラビジョンもない、MCも少ないシンプルなステージ
クラプトンは最初に「コンバンワ」、曲ごとに「サンキュー」くらい、
ウィンウッドは喋らない(シャイだなぁ・・・)

観客は座って鑑賞 
イントロで「この曲やってくれるんだ」と拍手

静かに聴いて 曲が終われば拍手
クラプトンのギターソロで拍手 

70年代の会場って、こんなムードだったのかもな

「日本人はノリが悪い」とか言われたが
楽しんでないワケじゃないのだ

息を飲んで見つめているのだ 熱心に聴いているのだ

今回の会場には、そんなムードを感じた

年齢層も高かった
私の前の席には双眼鏡でクラプトンの手元を熱心に見る年配の男性



やっぱり『Presence Of The Lord』は感無量

ブラインドフェイスではウィンウッドがヴォーカル取っていた同曲
今回のプロジェクトでは当初クラプトンが1番を歌い、ウィンウッドが
2番を歌っていたが
来日ツアーではウィンウッドが先に歌った

やはりウィンウッドの歌い出しで会場の感激が伝わる
あの名曲が再現されている事を実感する

クラプトンが作った曲なのだが(私は余りにウィンウッドの声にハマってる
からウィンウッド作だと思っていた)
歌に自信が持てないクラプトンがヴォーカルをウィンウッドに委ねたそうで

委ねたものの自分の心境を綴った歌詞だからウィンウッドへの歌唱指導が執拗で
「だったらアンタが歌えよ!」と温厚なウィンウッドが怒ったとも言われる
(この辺りからグループに亀裂が入ってたのかもな)



天才ヴォーカリスト・ウィンウッドを擁しながら、自分の曲は自分で
歌った感のあるトラフィック
※グループの代表作『フィーリン・オールライト』はデイヴ・メイソン作
 ウィンウッドの声はサビのヴォーカルから聴ける
 ジム・キャパルティも明るい歌声でアルバムを彩ったものだ

クリームだって明らかに声質はジャック・ブルースが良かったけど
クラプトンの歌い出しが印象的な『クロスロード』が代表作になってたし

ウィンウッドもファンもブラインド・フェイスは同様の双頭ヴォーカルに
なるだろうと思ったが、クリームで前に出されすぎたクラプトンは
ウィンウッドの単独ヴォーカルを希望

ファンはクリーム発展型のハードロックバンドを望んだろうし、
レコード会社も売れる音楽を期待したが
グループはアーシーなロックを選んだ

思惑はズレまくり、ブラインドフェイスは空中分解
スーパーグループは未知の可能性を残して霧散した

そしてウィンウッドとクラプトンは別の道を歩み、それぞれ成功を収め

2000年代に入って再び同じステージに立ったワケだ

クラプトンも歌う事を厭わないし、ウィンウッドとヴォーカルを分け合う
『プレゼンス・オブ・ザ・ロード』

そりゃ、ファンは感激しますわな



そして、そんな感激も醒めぬ内に
ステージ上ではウィンウッドのピアノプレイが聴ける『Glad』が始まった

このプロジェクトでは少しシンコペさせたアレンジだが、
日本公演ではトラフィックのアレンジに近付いていた 
トラフィック・ファンの私は嬉しい

ドラムのガッドさんが、しっかりリズムを刻んでバックアップ
テクニシャンのガッドさんだが、今回の公演は土台固めに徹してます

ウィンウッドのヴォーカルは続く『Well Allright』でも聴けて、私は大満足
ただ、ツアーの疲れがあるのか高いサビで声のキーを下げるトコロもあり
その辺は「仕方ないか」とベテランへのいたわりを忘れぬ優しいワタクシ

80年代ソングの『While You See A Chance』も、すんなり聴けた
シンセの音も心地よい

ウィンウッドは、その場その場で最高の音色を奏でるのな
楽器の進歩で出せる音色は増え、それだけ音のチョイスにセンスが必要になったが

ウィンウッドさんは、その点でも天才なんだよなぁ・・・

感激!ウィンウッド&クラプトン武道館公演②

2011年12月03日 | 洋楽
生で観たクラプトンのベスト演奏としては
88年にエルトン・ジョンとのジョイント来日で演奏した、
『アイ・ショット・ザ・シェリフ』だったが
(そのギターソロが気合入りまくりで心から「スゲェ!」と思ったのよ)



しかし今回の公演がベストになりました
それくらいクラプトンのプレイは良かった

当然ウィンウッドと共演する事が御大を刺激させたワケだが

『Presence Of The Lord』ではワウペダル踏みまくり

『Hoochie Coochie Man』ではリズムがキレキレ

『Crossroads』もグッと腰を沈めたノリ

アコースティックセットでは二階席から「神様!」と声が掛かり(笑)

『Voodoo Chile』では、ミューズの息子状態なウィンウッドに
「とんでもねぇ、私だって神様だよ」とギター1本で対抗

アンコールの
『Dear Mr. Fantasy』では
ウィンウッドとギターソロを美しく交換



いや~、素晴らしかった

大満足でしたわ