札幌ススキノのど真中。
「ANAホリデイ・イン札幌すすきの」と言うホテルの一階にあるバーです。先週、オープン。おめでとうございます。
実は、以前からお世話になっていたバーテンダーさんがこちらで勤務なさると聞き、早速お伺いしてきました。
ホテルのバーと言うことで、その店内の雰囲気には華やかさが溢れます。
カウンターはもちろん、居心地の良さそうなソファ席や個室もあり、入り口付近には気楽に使えそうなテーブル席も。
まず、メニューを拝見して驚いたのは、そのお酒の種類の多さ。
無いお酒は無いんじゃないか、と言うくらい。バックバーは圧巻。
ウイスキー、各種のスピリッツ、ワイン、シャンパンはもちろん、ビールも北海道限定の「クラシック」や「ハートランド」まである充実のラインアップ。
日本のベンチャーウイスキーの、あの「イチローズモルト」もしっかりありましたね。
ウイスキーに関しては、例えばスコッチウイスキーの産地である「スペイサイド」を、さらに細かな地域に分類してメニューに掲載していたりして、選ぶ楽しさのための心遣いを感じます。
でも。
僕がいつも愛する、とある日本のメーカーの、あちこち角ばった瓶のウイスキーがメニューには見当たらず。
まぁ、この雰囲気ならさすがに無いよなぁ…と、思い、「アレはやっぱり無いんですね~」と、そのバーテンダーさんにお伺いしたら…
「ありますよ。」と、あっさり(笑)。
ドラマ「HERO」のマスターかと思いました。
(^_^;)
しかも、常温とフリーザーに入れてあるものがしっかり用意されていました。
早速、そちらでハイボールをお願いしたら…
重厚なロックグラスで登場。
ジェームズ・ボンドが映画の中で使ってそうな感じ。
それで飲む、庶民派のウイスキーで作ったハイボールは格別(笑)。
こちらのお店、まだあらゆる所にこだわりが隠れていそうです。
グラス類はもちろん、食器類、"シルバー"と呼ばれるナイフ・フォーク類も、何やらひと味もふた味も違う雰囲気が。
氷を入れておくアイスペールは木製。いわゆる日本古来の「木桶」ですね。金属製のものに比べて、氷に優しいそうで。
最高の一杯を出すための細やかな配慮を感じますが、それをあまり前面に出さない慎ましさも素敵。
カクテルには、フレッシュフルーツを使ったカクテルも豊富にありまして、カウンターの木箱には、様々な果物が山積みに。
以前、系列のお店で僕も何度かいただいてますが、例えばメロンを使ったカクテルなどは、道外からお越しのお客様などにも最高のおもてなしになるんじゃないかと。
そして、お酒以外のお楽しみも。
金曜にはアコースティックギターのライブが数回あるそうで、運良くたまたま金曜に伺っていたので観ることができました。
演奏するのはあの山木将平さん。「サッポロシティジャズ」で何度かステージを拝見しましたが、かなりの至近距離で演奏を楽しめます。ギター好きの僕には嬉しいですね。
ちなみに最後になりましたが、一枚目の写真のカクテルは「スカイダイビング」。(スタッフの方に了承をいただいてから撮影しました。)
いつもは、ロックグラスに氷とともに入れていただくのですが…
さすがに今回は、これで。これも素敵なグラスですよね。
綺麗な色合いがカウンターにも映えていて、お隣にいたお客さんから「あまりに綺麗なんで写真撮らせてください」と言われたほどでした(笑)。
お店は五時から営業してますので、ススキノでの飲み会前の一杯、いわゆる「ゼロ次会」なんてこともできますね。
新たに、立ち寄るのが楽しみなバーができました。