じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

「ウイスキー酒場スターマン」

2012-09-25 | バー
札幌二条市場のれん横丁にある酒場。

その名の通り、ウイスキーを楽しむための酒場。

とあるシングルモルトウイスキーが入荷したとの報を聞き、さっそく足を運びました。

「グレンリヴェット」40年。

自分とほぼ同い年のウイスキーです。

大抵、シングルモルトウイスキーと言えば、よく飲まれるのは熟成年数が12年や10年のもの。

このウイスキーはひたすら40年、眠り続けたのです。

その年月を思うと、ロマンを感じずにはいられません。

全世界で260本しかないウイスキーの一本。それが創成川近くの酒場に佇んでいるわけです。

このウイスキーを飲みながら、自分の40年を思い返すと…

熟成の度合いでは、すっかりウイスキーに負けてしまいました。
(^_^;)
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「スターマン」四周年。

2012-04-21 | バー
札幌二条市場・のれん横丁のウイスキー酒場「スターマン」。

他の店ではまず見かけないような、個性的なウイスキーをひたすら提供し続けて、このたび四周年。

おめでとうございます。

で。

四周年記念メニュー。

酒はバーボン。「ファイティングコック」。

つまみは「赤ウインナー」。

どちらも以前、人気を博していたメニューです。

最強の組み合わせ。

めちゃくちゃ合います。

ファイティングコックが昔より飲みやすくなってましたね。

是非お試しあれ。

周年記念で今年もいただきました。

マスター厳選の音楽が詰め込まれたCDです。

毎年ながら、こちらも個性的な選曲。

二周年でいただいたものは、いまだに寝る前に聴いてたりします。

今回も個人的に嬉しくなる曲が入ってたりして、毎度ながらの逸品。

自分にとっての風物詩になりつつあります。

何せこの店、一見で入るにはかなりの勇気を必要とします。

でも、一度入るとハマる人も多く、女性が一人でウイスキーを傾けてる姿を今もよく見かけますね。

ウイスキー以外もあって、最近はブランデーがお勧め。とあるブランデーをいただいたら、「勝利の美酒」って、こう言うお酒のことを言うんだな~、と唸るような味でした。

日本中の他の店では中々お目にかかれないようなお酒が、あっさり置いてあります。

自分だけの「特別な一杯」を見つけに、ぜひ行ってみてください。

勇気を出して、この店に一歩その足を踏み入れた方にだけ、他の店にはない唯一無二の「酒場」の世界が待ってます。
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「AVANTI 1923」

2012-01-07 | バー
札幌のススキノ交差点からも程近い、駅前通り沿い。モスバーガーの南側にあるバー。

スタッフは女性のバーテンダーさんのみ。でも、決していわゆる「ガールズバー」ではありませんので、お間違えのなきように。
(^_^;)

ウイスキーやカクテル、ワインなどが楽しめる、気楽な雰囲気ながらも本格派のバーです。

何だか敷居が高くて…と思って、普段バーに行かない方にも入門編には最適かと。

店名を見てピンと来た方は、かなりのラジオ好き。

1992年からJFN系(北海道ではAIR-G')にて、毎週土曜の五時から流れている人気番組「Saturday Waiting Bar AVANTI」に出てくるバー(現在はバールですが)と同じ店名。

以下、ウィキペディアからの引用ですが…

『東京のとあるイタリアンレストラン「"AVANTI"(アヴァンティ)」のウェイティングバーで繰り広げられる客同士の会話を、常連客(番組の進行役)の紳士と一緒に聞き耳を立てる…というものであり、キャッチコピーにも「東京一の日常会話」と銘打たれ…』

つまりは、オシャレなバーで小粋な会話に聞き耳を立てつつお酒を楽しむ、と言う設定のラジオ番組なわけです。

自分もそうですが、古くからのファンも多い番組なんですよね。

で、ラジオの設定上は東京の元麻布に実在する店となってますが、当然架空の店。

…なんですが。

ラジオのファンの間では、札幌のススキノにAVANTIと言う名前のバーがあると言うことは、かなり有名だったりします。

店内の雰囲気も、AVANTIが実在するならこんな感じだろうなと、ラジオのファンなら誰もが思うようなものですし、使われているお店のマークも同じ。

これです。


なので、本州などから来たラジオのファンの方はかなりびっくりして、感動して店のマークがプリントされているコースターや箸袋を持ち帰る方も多いとか。

ススキノのさらに中心部には「1923」のつかない「AVANTI」も実はありまして。

同じ会社で経営してるんですが、そちらも含め長年のリスナーがこの店に来店して、感激してウットリしてる光景が時々見られるようです。

えーと。

前フリ長くてすみません。
(^_^;)

実はですね。

最近この「AVANTI1923」で、毎週土曜の五時からラジオの「AVANTI」をリアルタイムで店内で流し始めたんですよ。

元々開店は五時なんですが、それなら土曜にラジオを流したら良いのにね~、なんてスタッフの方と何気なく話してたりしてたら、本当に始めてしまった(笑)

まあ、かなり以前から店長さんはこのプランを考えていたようではありますが。

でもこれで、リスナーの長年の夢だった「ラジオのAVANTIを聴きながらバーでお酒を飲む」と言うシチュエーションが実現したわけです。

しかも「AVANTI」と言う名前のバーで。

まさにバーチャルAVANTIでして、先日の土曜に私も体験しましたが本当に感激しました。20年近くの夢が実現したわけですから。

一枚目の写真にあるのは「ジン・アンド・イット」のロックスタイル。ラジオのAVANTIで進行役の「紳士」がいつも頼むお酒と言われてまして、これを飲みながらラジオに耳を傾けると、自分が実際にラジオの世界に飛び込んだような気分に。

素晴らしい。

鳥肌モノの感激。

…えーと。

ラジオを聴かない方には、かなり伝わりづらいですね。すみません。
f(^_^;

論より証拠。

ラジオの「AVANTI」のファンの方はもちろん、どういうものか興味がある方は、一度土曜の五時にこの店を訪れてみてください。

まあ、当然ながら…

それ以外の時間でも楽しく過ごせるバーには変わりありません。

居酒屋などでワイワイ飲むのも良いですが、バーテンダーさんがシェーカーを振る音、グラスの氷の音などが響きわたる中、バーのカウンターでゆっくりお酒を飲むのも素敵ですよ。
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やまざき

2011-03-08 | バー
札幌の老舗のバー。

と言うか、言わずと知れたあの「やまざき」です。

ついに行きました。

以前、ドアの前までは行ったんです。

でも、そのドアの雰囲気にヤられて、引き返してしまいました(笑)

まあ、その時はTシャツだったので、このナリじゃまずいな~と思ったわけで…

今回はしっかりスーツを着て、知り合いにも一緒に来てもらい、ようやくそのドアを開ける決心がつきました。

ドアは意外と自動ドアだったりするんですけどね(笑)

いざ、中へ入ると…

これぞ、バー。

これが老舗の風格か、と。

一歩足を踏み入れれば、そこは贅沢な時間が流れる別空間。

カウンターに座ると、緊張感はありましたが、それ以上に、バーの心地よい雰囲気に包まれると言うか、安らぎの方が強く感じられましたね。

お店に包容力を感じたのは初めてでした。そのサービスに、絶対の自信がある余裕から来るものなんでしょうか。

カウンターには、立ち姿も凛々しいバーテンダーさんが数名。

そして…

いらっしゃいました。マスターが。

いやはや。

お会いできて光栄でしたね。

大体、午後八時以降にお店に出られるようです。

で、早速、トランプのマジックでおもてなしくださいました。これが見事な手さばきで。

カクテルはお弟子さんが作ってくれましたが、さすがに美味しい。

スタンダードなカクテルを頼んだのですが、まったくもって美味しい。

作る仕草も華麗でした。

勉強になりました。
m(__)m

で、程無くして…

切り絵をお願いしてしまいました。

マスターの切り絵は有名ですよね。客の横顔を切り続けて、その数は軽く四万を超えるとか。

自分ではなく、一緒に来てもらった方の横顔を切ってもらいました。

おもむろに道具一式をカウンターに並べ、紙を二枚重ねて黙々と切り始めるマスター。

一枚は客に、一枚は店の保存用なんですね。

切ってもらう間、客はカウンターでしばらく横を向くわけで、多少の緊張感が。

出来上がった切り絵は見事なもの。

黒い紙に張り付け、客用のは丁寧に包装して渡してくれ、保存用には客が名前を書いてマスターに。

これは記念になるなぁ。

日本のバーの歴史に触れたわけですから。

自分もやってもらいたかったのですが…

次回の楽しみにします。

マスターも90歳近いそうですが、そんな年齢には感じませんでした。

まだまだ現役ですね。

これからも、全国からやってくるお客さんを楽しませてくださることでしょう。

ススキノの顔として、どうか、変わらずお元気でいていただきたいです。



えーと。

写真はありません。

撮れませんって。
(^_^;)
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スターマン

2011-02-04 | バー
札幌二条市場のれん横丁にあるバー。

恐らく…

札幌でも非常に個性的なバーではないかと。

いきなり、一見で一人で入るにはかなりの勇気を必要とします。

カウンター六席のみ。

BGMにはマスター厳選の音楽が。普通のジャズなんてかかりません。坂本龍一なんかがふいにかかったりします。

この店の中だけ、周りとは違う時間が流れています。

バーと言うか、正確には「ウイスキー酒場」です。

基本、ウイスキーを楽しむための店。

「酒場」なのです。あくまでも。

この店に流れる時間、独特な雰囲気は、ウイスキーを楽しむためのあらゆる要素を揃えた結果だったりします。

世界で二百数本しか存在しないウイスキー、なんてものが普通に出てきます。

写真の左側は、世界の免税店でしか取り扱ってないマッカラン。真ん中は、数十年前にブレンド用にアメリカから輸入された、素性のよくわからない原酒を改めて樽詰したウイスキー。右端はブレンデッドながら60度、と言う代物。オジサンが踊ってるラベルが印象的。

逆にこの店で普通のウイスキーを見つける方が難しい。あ、スーパーニッカはあるか。

レアなウイスキーなどは、どうしても単価は高くなってしまいますが、提供する量を調整して一杯二千円いかないくらいの値段で出してくれるのもありがたい。

ここでは、ウイスキーの知識がなくても平気です。ざっくりと自分の味の好みを伝えて、後はマスターに全てを委ねましょう。それだけで美味しい一杯のウイスキーとの出会いが約束されます。

マスターも個性的な方です。話してみるとかなり印象は変わると思いますが。話せばゆっくり聞いてくれるし、黙ってグラスを傾けたいなら、そのひとときを大切に見守ってくれます。全ては、ウイスキーを楽しんでもらいたいという、ただその思いだけが伝わってきます。

女性が一人で訪れて、マスターと会話しながら静かにウイスキーを楽しんでる、なんて場面もよく見かけますね。

ここは大人が静かにウイスキーを味わう場所。

酔って大騒ぎするような客は来ないし、マスターも入れません。

願わくは、老舗になっていただきたい。

ウイスキーと同じように、のれん横丁の片隅でゆっくり熟成していただきたい。

数十年後に、そんな店の雰囲気に包まれて最高のウイスキーを味わいたい。

なんてことを考えてます。
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