年が明けて一月二日。
気がつけば、いつものカウンターに座っておりました。
そしてふと横を見れば、いつものお客さんが並んでおりました。
元日も賑わったようです。ススキノも、年明け早々に営業してるお店は少ないですからね。
マスターは、三ヶ日が明けてようやく年を越した気分になるそうです。
(^_^;)
そんな年明け早々、年末までの勢いそのままにトップギアで営業する、札幌ススキノ「本気食聡咲(まじしょく・そうさく)」であります。
今年も、こちらでいただいたお料理の数々をご紹介していきたいと思います。
…最近、聡咲の記事をアップしていなかったのは、胃痙攣(※ひとつ前の記事参照)でなかなか普段通りに食べられなかったからです(笑)。ご容赦を。
さて。
一枚目の写真は今年の初オーダー、ビーフストロガノフ。
一般的に他のお店で頼むと、多くはビーフシチューのようなものが出されるのでは。最後に生クリームを垂らした、煮込み料理的なビジュアルのものです。
でもマスター曰く、ビーフストロガノフは本来「炒めもの」だと。デミグラスと生クリームで炒めたその味わいは、まさに濃厚。口にすれば、グイグイと責め込まれるように、心地よい濃さで舌が全て支配されます。
凍てつく寒さに包まれる、彼の国の皆さんが愛していたのはこの味なのか、と確かに納得。
「絶対、オーダーすると思ってましたよ」と、マスターはカウンターの中でニヤリ。解りやすい客なんです(笑)。勉強させていただきました。
クラムチャウダー。
お節に飽きた頃には、こんな優しいメニューがありがたい。ホッとするような、滋養に溢れるスープ。
椎茸肉詰め。
美しい揚がり具合。椎茸と挽き肉が揚げ油の中で泳ぐうちに、お互いの旨味と風味を交換しあった結果、素敵な味わいに。思えば理にかなった料理ですね。
大間のマグロ。
何故か噴火湾のタコが寄り添ってました。正月と言えばマグロ。あの「すし○んまい」の社長が、築地で競り落としたマグロの横を泳いでいたかもしれません。
ジンギスカン。
未年ですから。まずは食べておかなくては。タレ漬け込みタイプのジンギスカンは、道民のソウルフード。生ラムなんて、本当に最近の食べ物です。
五目揚げかまぼこ。
渋いです。軽い炙りが入ってます。パリッとなった表面には、うっすらと油が汗をかいたように浮かんでます。これこそ、酒肴。
豚ローススタミナ焼き丼。
タレごと、あますことなくスタミナを摂りたかったので、一品メニューを丼にしていただきました。海苔の風味がこれまた嬉しい。
季節の野菜たっぷりの湯豆腐。
見た目の通り、優しい一皿。恐らくは、年末年始で暴飲暴食を繰り返したであろう客を気遣ってのメニューかと(笑)。実際、ポン酢の味わいもありがたい、あっさり温かなメニューでした。
ローストビーフサラダ。
むしろ、そっちがメインかと言うくらいたっぷり盛られた野菜。ビールやワインのおつまみには、この上ないですね。
最後に…
雑炊。
完全に裏メニューと言いますか、件の胃痙攣の関係で「胃に優しい炭水化物」ということでお願いした訳でして。
しかし当然、普通の雑炊は出ません(笑)。数えてませんが、十種類以上の具材が入ってたような。それも、良い出汁と栄養が出そうな山海の食材の数々が。
そりゃもう。
あまりの激痛に疲弊した胃と心に、しみじみ優しく滋味が染み渡りました。
日々、色々荒んだ客にも(笑)、心尽くしの一皿を出してくださるのが聡咲であります。
今は、遥か彼方の外国で頑張っていらっしゃる、とあるお客様もSNSで仰っていましたが、人間は食べ物が心の支えだったりします。
早くて安い食べ物も良いですが…
しっかり心がこもった料理だから、食べた人間の心も支えることができるのではないかと。
そんなことを、聡咲のカウンターに座りながら考えた新年でありました。
気がつけば、いつものカウンターに座っておりました。
そしてふと横を見れば、いつものお客さんが並んでおりました。
元日も賑わったようです。ススキノも、年明け早々に営業してるお店は少ないですからね。
マスターは、三ヶ日が明けてようやく年を越した気分になるそうです。
(^_^;)
そんな年明け早々、年末までの勢いそのままにトップギアで営業する、札幌ススキノ「本気食聡咲(まじしょく・そうさく)」であります。
今年も、こちらでいただいたお料理の数々をご紹介していきたいと思います。
…最近、聡咲の記事をアップしていなかったのは、胃痙攣(※ひとつ前の記事参照)でなかなか普段通りに食べられなかったからです(笑)。ご容赦を。
さて。
一枚目の写真は今年の初オーダー、ビーフストロガノフ。
一般的に他のお店で頼むと、多くはビーフシチューのようなものが出されるのでは。最後に生クリームを垂らした、煮込み料理的なビジュアルのものです。
でもマスター曰く、ビーフストロガノフは本来「炒めもの」だと。デミグラスと生クリームで炒めたその味わいは、まさに濃厚。口にすれば、グイグイと責め込まれるように、心地よい濃さで舌が全て支配されます。
凍てつく寒さに包まれる、彼の国の皆さんが愛していたのはこの味なのか、と確かに納得。
「絶対、オーダーすると思ってましたよ」と、マスターはカウンターの中でニヤリ。解りやすい客なんです(笑)。勉強させていただきました。
クラムチャウダー。
お節に飽きた頃には、こんな優しいメニューがありがたい。ホッとするような、滋養に溢れるスープ。
椎茸肉詰め。
美しい揚がり具合。椎茸と挽き肉が揚げ油の中で泳ぐうちに、お互いの旨味と風味を交換しあった結果、素敵な味わいに。思えば理にかなった料理ですね。
大間のマグロ。
何故か噴火湾のタコが寄り添ってました。正月と言えばマグロ。あの「すし○んまい」の社長が、築地で競り落としたマグロの横を泳いでいたかもしれません。
ジンギスカン。
未年ですから。まずは食べておかなくては。タレ漬け込みタイプのジンギスカンは、道民のソウルフード。生ラムなんて、本当に最近の食べ物です。
五目揚げかまぼこ。
渋いです。軽い炙りが入ってます。パリッとなった表面には、うっすらと油が汗をかいたように浮かんでます。これこそ、酒肴。
豚ローススタミナ焼き丼。
タレごと、あますことなくスタミナを摂りたかったので、一品メニューを丼にしていただきました。海苔の風味がこれまた嬉しい。
季節の野菜たっぷりの湯豆腐。
見た目の通り、優しい一皿。恐らくは、年末年始で暴飲暴食を繰り返したであろう客を気遣ってのメニューかと(笑)。実際、ポン酢の味わいもありがたい、あっさり温かなメニューでした。
ローストビーフサラダ。
むしろ、そっちがメインかと言うくらいたっぷり盛られた野菜。ビールやワインのおつまみには、この上ないですね。
最後に…
雑炊。
完全に裏メニューと言いますか、件の胃痙攣の関係で「胃に優しい炭水化物」ということでお願いした訳でして。
しかし当然、普通の雑炊は出ません(笑)。数えてませんが、十種類以上の具材が入ってたような。それも、良い出汁と栄養が出そうな山海の食材の数々が。
そりゃもう。
あまりの激痛に疲弊した胃と心に、しみじみ優しく滋味が染み渡りました。
日々、色々荒んだ客にも(笑)、心尽くしの一皿を出してくださるのが聡咲であります。
今は、遥か彼方の外国で頑張っていらっしゃる、とあるお客様もSNSで仰っていましたが、人間は食べ物が心の支えだったりします。
早くて安い食べ物も良いですが…
しっかり心がこもった料理だから、食べた人間の心も支えることができるのではないかと。
そんなことを、聡咲のカウンターに座りながら考えた新年でありました。