「宝石箱や!」
…と叫びそうになりました。
様々なサンドイッチを楽しめる喫茶店、札幌大通「さえら」さんの「フルーツサンド」と「シャインマスカットサンド」。
フルーツサンドは最近流行り出してはいますが、「さえら」さんではずっと昔からメニューに載ってる、不動の人気のサンドイッチ。
そして、シャインマスカットのサンドイッチは、今時期の期間限定メニュー。楽しみにしてるお客さんも多数。
昨年も頂きましたが、今年もこのエメラルドのような美しさ。
噛むと果汁が弾け、上品な甘さと香りが拡がります。
葡萄ならではの瑞々しさ。
その甘さと香りを優しく受け止める、滑らかなクリームと、しっとりした食パン。
甘さ控えめのクリームは、シャインマスカットの良さをグッと引き立ててくれます。
本当にバランスが良い。
サンドイッチはこのバランスの良さが肝だと、「さえら」さんで食べる度に思います。
以前、SNSで「さえら」のスタッフさんが、「食べ比べてみて下さい」と勧めていたので、今回はこの二つをチョイスした訳でして。
確かに違いがある…ような気がします。スタッフさんが「食べ比べてみて」と仰ってたから、そう感じるのかも知れませんが(笑)。
でも、それぞれ素材の甘さから逆計算して、クリームの甘さを別個に調整してる可能性はありますよね。
実は、とある人気ケーキ店の、シャインマスカットのケーキを食べる機会がありましたが…
残念ながら、スポンジケーキやクリームの甘さが、圧倒的にシャインマスカットの甘さを殺してましたからね。
σ(^_^;)
素材を活かす、という視点に立てば、「さえら」さんの仕事には勝てない。
むしろ、フルーツを味わうなら、フルーツサンドにするのが一番かも、とまで思わせてくれます。
ちなみに。
切り口には三つ、マスカットが並んでますが、その下側にもスライスされたものがしっかり挟まれてます。
お値段から考えても、「さえら」さんの心意気を感じます。
それにしても、何か食材同士が仲良く寄り添ってるような、そんなサンドイッチなんですよね。
人間関係もこうありたいもんだな…
と、このサンドイッチを食べつつ、唐突に思ってしまいました(笑)。
同時に、コロナに感染する事もなく健康で一年過ごせたから、再びこうして味わう事ができた訳で、その事にも感謝しつつ噛み締めておりました。