新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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DVD「BONS」におけるアメリカ

2008-10-08 18:11:20 | 芸術鑑賞
今、BONESの2シーズンを借りています。まだ全巻レンタルされていませんので、内容についてはまた後日。

今日はその中で表現されている設定についてちょっと考えてみます。
主人公の女性人類学者の相棒であるFBI捜査官の話です。彼が町中で携帯電話で連絡を取るシーンです。町中の騒音の中、さらに彼の近くに街頭販売車が近づきました。あまりにもスピーカがうるさく携帯の会話が聞き取れません。頭に来た捜査官は、その車のピエロの型をしたスピーカーを、拳銃で数発打ち抜いてしまいました。ダウンタウンの人の多いところでです。

このあとの彼に対する処理が、これがアメリカなのかと感じたところです。

①拳銃を持った捜査官が、理由もなく町中で拳銃を発砲する事があること。異常者、犯罪者、変質者以外にも所有を許可された人でも発砲するかもしれないのです。

②捜査官に対するFBIの処分です。とりあえず休職です。そしてカウンセラーの自宅にカウンセリングに行きます。その自宅でレンガでバーベキュー台を作りながら、カウンセリングをしてもらい復職願いに署名してもらい、一件落着です。一般市民も同じ処置でしょうか。勿論街頭販売車の修理代を弁償したというセリフはありました。

その後は普段どうりの捜査活動が続いていきます。犯罪捜査のドラマの場合、犯人側はいくら非合法な活動をしても、多分現実はもっとすごい犯罪があるでしょう。でも主人公側である捜査官が非合法な行動をしたら、これはドラマが成り立ちません。ですからこの「BONES」のFBIの上層部の捜査官に対する処分は、アメリカでは一般的なのでしょう。製作スタッフが不思議に思っていないからです。

中南米やアジア系の移民に対する捜査も、行き過ぎのないように良く描かれていますが、ときどき《えー》と思える社会制度があります。
アメリカの別の顔が見えるような気がします。

アメリカの金融安定化法の可決された修正案の中身を先日報道されていましたが、そのあきれた内容に驚いていたところです。
コメント
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