新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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伊豆急行全線ウオーク09-1②報告

2009-10-29 18:02:22 | ウオーキング
仕事が入ったのと天候不順で、ついつい延ばしていた伊豆急行全線ウオークの2日目を昨日実施しました。
写真にもあるとおり、最高のウオーキング日和でTシャツ1枚で歩けるほどでした。
今回の行程は、全行程の二番目の行程で伊豆高原駅から伊豆稲取駅までです。
簡単に距離を書きますと、
⑥伊豆高原駅~伊豆大川駅   公称10.0キロ
⑦伊豆大川駅~伊豆北川駅   公称2.7キロ
⑧伊豆北川駅~伊豆熱川駅   公称2.4キロ
⑨伊豆熱川駅~片瀬白田駅   公称2.5キロ
⑩片瀬白田駅~伊豆稲取駅   公称7.7キロ  合計25.3キロ
本区間は⑥と⑩区間が全行程で3位、2位の長距離区間です。特に⑩区は海抜5メートルの片瀬白田駅から、真っ直ぐ310メールの峠まで上るとてもきつい難所です。一昨年は途中の墓場でサルの群れに囲まれ、ヒヤリとさせられた区間です。
一方峠からすぐに伊豆稲取港まで、今度は急坂の下りです。

色々道中ありました。毎回私を迎えてくれる「イソヒヨドリ」、中指ほどもある黄緑色の蛾の幼虫と遭遇、アルビノかと思われる「マガモ」等ありますが、追々紹介いたします。

それでは一つだけ。
最終区間、峠を過ぎて急坂を下ってきました。あと駅まで2キロ弱でしょうか。稲取高校前を下るとそろそろ人家が出てきます。国道脇の歩道を、足のつま先が長い下り坂で痛くなり、ただゴールすることだけで頭の中は空っぽです。殆んど山中を25キロも歩いてきますと、何も考えなくなります。ただ歩くだけです。
比叡山の千日回峰行の気持ちとはこんなものかと、後から考えるのです。大阿闍梨さんは偉い、それを生涯に2度達成される方もいらっしゃると感心するのです。

国道沿いに消防署があり、その脇から港に降りる小道があります。ここは国道よりもっと急ですが、港に下りれば平坦です。クネクネ曲がりながら鹿島神社の脇を通りさらに下ります。
次の急カーブの曲がり角で下から昇ってくる人に気が付きました。
中年の女性が日傘を差して登ってきます。品のよさそうな女性です。私は左側を歩いていました。女性は右側を歩いてきます。このままではぶつかります。こんなとき相手が男なら、私はめったに道を譲らないのですが、ふと目があってどちらからとも無く会釈しました。で、私は道を譲りました。とても良い感じの女性です。着物が似合いそうだなと思った瞬間、歩いているところを思い出しました。

此処は伊豆稲取です。伊豆半島東海岸でもっとも有名な温泉地です。金目鯛でも有名ですが。夜はひょっとして着物をお召しになるのか、それとも旅館の女将がちょっとお出かけなのか、まだ時間は午後2時過ぎですから。

すれ違ってまた左側を歩き出しました。気のせいか女性の着けていた香水の香りがまだそこのに残っていた様な気がしました。
伊豆高原全線ウオーク今回で10回目です。にやりと良い気持ちにさせて頂いたのは、初めてです。


伊豆高原駅~伊豆大川駅間でいつも一服する箇所での撮影。旧道135号線で海抜100メートルのところで伊豆高原や浮間温泉郷の別荘地帯を眺めます。
コメント
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