晴撮雨読として先日買った書籍の中から、1冊読了しました。
震災関連の書籍で、書評やコラムでよく登場する本を選んで購入しました。
「東電帝国 その失敗の本質」は、元朝日新聞電力担当記者が、長年の取材資料を元に東京電力の実態を我々に教えてくれます。
政治家を、学界を、大新聞をつぎつぎに支配していく様子が描かれています。そんな事情をまったく知らない市民は、夢のような技術として原子力発電を見ていたのですが。
一民間企業である東京電力が作り上げた帝国の実態を知ることになりました。その周辺に集まった人間達の姿を知ると、まったく幻滅していきます。
こんなことを知らなければよかったと、無関心な市民は思ってしまいますが、コントロールできない怪物がまだ生きていると知らなければなりません。
キングコングやジェラシックパークではないですが、怪物を制圧する技術を持たずに、制圧するためのマニュアルを作らず、制圧したあとその身体をどこに埋めるかも考えず、日本国に運んできてしまったのです。54匹日本にいるそうです。
まったく気がめいる本です。他の電力会社も同様の会社でしょう。いまさらこんな事を知ってもどうにもならない無力感で一杯です。
震災関連の書籍で、書評やコラムでよく登場する本を選んで購入しました。
「東電帝国 その失敗の本質」は、元朝日新聞電力担当記者が、長年の取材資料を元に東京電力の実態を我々に教えてくれます。
政治家を、学界を、大新聞をつぎつぎに支配していく様子が描かれています。そんな事情をまったく知らない市民は、夢のような技術として原子力発電を見ていたのですが。
一民間企業である東京電力が作り上げた帝国の実態を知ることになりました。その周辺に集まった人間達の姿を知ると、まったく幻滅していきます。
こんなことを知らなければよかったと、無関心な市民は思ってしまいますが、コントロールできない怪物がまだ生きていると知らなければなりません。
キングコングやジェラシックパークではないですが、怪物を制圧する技術を持たずに、制圧するためのマニュアルを作らず、制圧したあとその身体をどこに埋めるかも考えず、日本国に運んできてしまったのです。54匹日本にいるそうです。
まったく気がめいる本です。他の電力会社も同様の会社でしょう。いまさらこんな事を知ってもどうにもならない無力感で一杯です。