新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

Eテレ友達

2012-02-21 18:02:22 | その他
十数年来の知人がいます。私より10歳くらい年下でしょうか。
いろいろな点で話が合います。たとえば対象は違いますが同じジャンルの趣味が多くあります。植物や動物に同じように関心があります。
絵画とか宇宙とか同じように興味があります。
ひっくるめると、好奇心の多さで自慢しあったり、相手の趣味の情報を吸収する好奇心をお互いに持っているようです。
会うと半日は盛り上がります。

さて最近NHKのEテレに関して知人と立て続けに連絡を取り合った事があり、不思議な感覚を持ったのでお話します。

①2月11日Eテレ  19:00 「地球ドラマチック ”色”は脳で作られる!」
面白そうなので放映情報をメールで流しました。
この番組は、あなたと私は同じ色を見ているか、が副題です。たとえばアフリカの少数民族は色に関する言葉が5つしかなくて、パターンを区別できないのだが、逆に文明人の区別できない色を明確に区別できたりするのです。色は脳で判断していることになります。ですからそこに差異が生じてくるのです。
そんなことを見ていて、「利休鼠」などで代表される日本人の色の感性はすごいものだと感心もしました。(「色の手帖」を参考にしてください)

彼からの返事はその日なかったのですが、後日別件で電話した時やはり見ていたそうです。

②2月19日Eテレ 9:00  「日曜美術館 記憶に辿りつく絵画」
観てますかとメールしたら、今見ていると返事がありました。
この放送は、写実絵画作家が事故で娘さんを亡くした両親から娘の肖像画を依頼され、その制作過程を紹介したものです。
単なる残された写真からの写す写実絵画ではなく、そこのは生きているなら娘さんが今こんな気持ちでいるように思える、と思わせる肖像画になっています。両親もその肖像画を見て、今日から新しい日々が始まりますと語っていました。残された写真にはない別のポーズをとっていたような気がします。実は以前NHKで同じ内容の、日曜美術館ではない別の特集で見た記憶があります。

番組が終了すると、「内容もさることながらとても美しい絵ですね」とメールがありました。
で、すぐに電話して、以前確かに別の番組で見たこと、千葉に写実絵画の美術館ができた事などひとしきり盛り上がったのでした。

③同日20:00Eテレ  「ETV特集 見狼記~幻想の獣王を探す」
いまなおニホンオオカミは生きていると信じて探している人や、山の神としてオオカミを信仰している人たちをルポした番組です。
秩父地方を中心に関東地方に点在するオオカミ信仰の神社の紹介や、代々受け継がれ秘蔵されている各地に残るニホンオオカミの頭蓋骨を紹介します。また登山途中でオオカミの姿を目撃した情報や遠吠えの情報から、無人カメラでの撮影の挑戦も紹介します。

放送終了後、知人から「観てました?」と入電しました。もちろんと答えてしばらく話で盛り上がりました。知人は依然、甲斐犬を飼っていまして、私も何度か会っているのですが、犬が大好きな私にも全くなついてくれなかった記憶があります。
いま日本狼の標本がどこにあるかとか、放送された場所のいくつかは私とか知人のよく知っているフィールドで盛り上がったのでした。

知人は山梨県に近い山中に住んでいますので、冬の間は凍結が心配で訪問できませんがメールと電話で連絡を取っています。
そのうえ知人はパソコンをしないので伝達できる情報量が限られるのが問題だと思っています。

先日撮影行で大収穫があり、調子に乗って600枚を超える撮影をしてしまい整理に困っています。片付き次第紹介させていただきます。
コメント
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