国道300号線を身延町から東京方面に向かって走っていたのは、昼を過ぎていました。
本栖のTの字の交差点を左折、国道139号線を樹海に沿ってだらだら登りです。昼過ぎの穏やかな国道で車も空いており車間は各々100m位は開いていたでしょうか。まだまだ帰り車には早い時刻です。
富嶽風穴を右手に見るころには登りが一段落、上がり切ったところで平坦な道にわずかに左に方向が振れます。
がらがらの車間が急に詰まってきました。減速して停車すると、3台前の車がユーターンして戻っていきます。前の2台は路肩の砂利道に車を停めてあります。私も左側に停車しました。
前方を見ますと、大型タンクローリーが対向車線からこちらの走行車線をまたぐように頭を向けて、路肩にフロントを突っ込んで停車。秋の陽にきらきら光る大型タンクの脇に対向車線をふさぐように車の前部を走行車線側に向けて乗用車が停車しています。
前の2台の運転手を含み五六人の男の人が、左側の後部ドアをこじ開けるように開け、なかから老人を二人を運び出しました。女性の方は体を動かすのを嫌がりそのまま車道に倒れ込んで動きません。男性の方はそれでも歩道まで運んだのですがやはりそこで倒れてしまいました。
そのまま道路に寝ている人に座布団を頭に当てようと座席から出した人がいましたが、誰かが『ガラスが付いているかもしれないから叩いて!』と声が飛び、よく叩いてから老女の方のあたまに下に入れようとしましたが、頭をあげるのも辛そうで断られました。歩道の老人の頭には座布団を敷くことが出来ましたが、『どこか痛いところはありますか?』と聞かれ『腹が痛い』とうめいていました。シートベルトが当たったのかもしれません。
多分ワンボックスカーだと思うのですが、フロント部分は大破しておりエンジンの形さえありませんでした。ラジエターオイルなど路上にかなり流れ出ています。勿論フロントガラスも粉みじんでエアバックも膨らんでいたのですが、なんとまだ助手席に老人がいるではありませんか。こちらは腰かけたままで意識はしっかりされているようでした。助手席のドアだすぐに開かないようです。
タンクローリーのフロントは一見破損した個所は見受けられませんでした。こちらをしっかり見たわけではありませんが。
『救急車は呼んだか』『警察は呼んだか』と飛び交いましただそれは手配済みだったようです。地元の人によりますと、この場所の前後に消防署関係が2か所あるようでした。
衝突した場所は、乗用車の前部が無くなるほどの事故です。きれいに掃除しなければとても車が通れる状態ではありません。
地元の人を含め大勢に方が救護に当たっておりましたので、それでは私も現場を離れるかと思いましたが、この場所から山中湖方面に行く道路がありません。
すぐに思いつくのは、富士市方面方に南下東名で帰ることです。あるいは十里木高原から御殿場とも考えました。(昔抜けたことがあります)
そんなことを話していますと大型トラックの運転手が、本栖の交差点の南に下がると、鳴沢の方に戻る道があると言い出しました。
後をついて行くと話してUターン始めますと、やっと救急車が本栖方面から来ました。救急車を通してからと思っていると、トラックは先に向きを変え走り出してしまいました。その時一緒に行きたいと言っていた大学生グループもすでにいません。
その後は省略しますが、経路だけ書きますと、国道139号本栖交差点~道の駅「朝霧高原」猪之頭口で県道75号線~「人穴富士講遺跡」で県道71号線に左折。ここの標識に「鳴沢まで32㎞」とありました。結局往復64㎞の迂回になります。
私は一路北上ですが、どうも鳴沢から迂回させられてくるトラックの台数がとても多かったです。
富士山の西側を北上ですから、右手には夕陽に染まる綺麗な富士山が見えます。いつもの139号線に戻るまでは安心できませんので無視して北上です。
鳴沢の交差点に戻りますと、交差点でパトカーが西進を道路封鎖です。西進車はすべて今私が走ってきた県道に回されていました。この区間では2時間半くらい閉鎖されていたようです。
ネットで事故を検索してみましたが、3人がドクターヘリで搬送、その他3人が軽傷だったそうです。
さて私の独断での印象ですが、長いだらだら坂の登りで、登り切ったところで緩やかな左カーブの現場です。
うっかりでしょうか登りのままそのまま対向車線にはみ出したような感じです。
私はその4台後を同じ様に、だらだらと適当なスピードで登っておりました。私が起こした事故かも知れません。
亡くなった方がいないようでよかったです。
もし私しかいない所で事故に遭遇した時、適切な対応が取れるか考えてしまいました。
事故直後の目撃でしたので、聞いて頂きたく長々と書きました。
本栖のTの字の交差点を左折、国道139号線を樹海に沿ってだらだら登りです。昼過ぎの穏やかな国道で車も空いており車間は各々100m位は開いていたでしょうか。まだまだ帰り車には早い時刻です。
富嶽風穴を右手に見るころには登りが一段落、上がり切ったところで平坦な道にわずかに左に方向が振れます。
がらがらの車間が急に詰まってきました。減速して停車すると、3台前の車がユーターンして戻っていきます。前の2台は路肩の砂利道に車を停めてあります。私も左側に停車しました。
前方を見ますと、大型タンクローリーが対向車線からこちらの走行車線をまたぐように頭を向けて、路肩にフロントを突っ込んで停車。秋の陽にきらきら光る大型タンクの脇に対向車線をふさぐように車の前部を走行車線側に向けて乗用車が停車しています。
前の2台の運転手を含み五六人の男の人が、左側の後部ドアをこじ開けるように開け、なかから老人を二人を運び出しました。女性の方は体を動かすのを嫌がりそのまま車道に倒れ込んで動きません。男性の方はそれでも歩道まで運んだのですがやはりそこで倒れてしまいました。
そのまま道路に寝ている人に座布団を頭に当てようと座席から出した人がいましたが、誰かが『ガラスが付いているかもしれないから叩いて!』と声が飛び、よく叩いてから老女の方のあたまに下に入れようとしましたが、頭をあげるのも辛そうで断られました。歩道の老人の頭には座布団を敷くことが出来ましたが、『どこか痛いところはありますか?』と聞かれ『腹が痛い』とうめいていました。シートベルトが当たったのかもしれません。
多分ワンボックスカーだと思うのですが、フロント部分は大破しておりエンジンの形さえありませんでした。ラジエターオイルなど路上にかなり流れ出ています。勿論フロントガラスも粉みじんでエアバックも膨らんでいたのですが、なんとまだ助手席に老人がいるではありませんか。こちらは腰かけたままで意識はしっかりされているようでした。助手席のドアだすぐに開かないようです。
タンクローリーのフロントは一見破損した個所は見受けられませんでした。こちらをしっかり見たわけではありませんが。
『救急車は呼んだか』『警察は呼んだか』と飛び交いましただそれは手配済みだったようです。地元の人によりますと、この場所の前後に消防署関係が2か所あるようでした。
衝突した場所は、乗用車の前部が無くなるほどの事故です。きれいに掃除しなければとても車が通れる状態ではありません。
地元の人を含め大勢に方が救護に当たっておりましたので、それでは私も現場を離れるかと思いましたが、この場所から山中湖方面に行く道路がありません。
すぐに思いつくのは、富士市方面方に南下東名で帰ることです。あるいは十里木高原から御殿場とも考えました。(昔抜けたことがあります)
そんなことを話していますと大型トラックの運転手が、本栖の交差点の南に下がると、鳴沢の方に戻る道があると言い出しました。
後をついて行くと話してUターン始めますと、やっと救急車が本栖方面から来ました。救急車を通してからと思っていると、トラックは先に向きを変え走り出してしまいました。その時一緒に行きたいと言っていた大学生グループもすでにいません。
その後は省略しますが、経路だけ書きますと、国道139号本栖交差点~道の駅「朝霧高原」猪之頭口で県道75号線~「人穴富士講遺跡」で県道71号線に左折。ここの標識に「鳴沢まで32㎞」とありました。結局往復64㎞の迂回になります。
私は一路北上ですが、どうも鳴沢から迂回させられてくるトラックの台数がとても多かったです。
富士山の西側を北上ですから、右手には夕陽に染まる綺麗な富士山が見えます。いつもの139号線に戻るまでは安心できませんので無視して北上です。
鳴沢の交差点に戻りますと、交差点でパトカーが西進を道路封鎖です。西進車はすべて今私が走ってきた県道に回されていました。この区間では2時間半くらい閉鎖されていたようです。
ネットで事故を検索してみましたが、3人がドクターヘリで搬送、その他3人が軽傷だったそうです。
さて私の独断での印象ですが、長いだらだら坂の登りで、登り切ったところで緩やかな左カーブの現場です。
うっかりでしょうか登りのままそのまま対向車線にはみ出したような感じです。
私はその4台後を同じ様に、だらだらと適当なスピードで登っておりました。私が起こした事故かも知れません。
亡くなった方がいないようでよかったです。
もし私しかいない所で事故に遭遇した時、適切な対応が取れるか考えてしまいました。
事故直後の目撃でしたので、聞いて頂きたく長々と書きました。